前回も書いたことですが、残された持ち物の整理で、一番最後まで手が付けられなかった事。
今回春にこの家が空くことになって、再び私物の撤去作業が必要となった。このままにしておく訳にいかないから。しかし、秋までには片付くようにと祈っていた。夏にはここで休暇を過ごしたいなどとのんきなことも考えながら・・・・
そして今週片付けはすべて終了した。と同時に、これまで思い入れのあるものが、数多く棄てることが出来ずにあったことに気づかされた。
気に入ったので増えていった食器類。いつのまにかお茶の稽古で増えていった和服。せっせと植物で染めた毛糸の山と、編み込んだ作品を記録したアルバム。もうすでにいない愛犬愛猫のアルバム。この家の新築中を記録したアルバム。手入れをし育てたハーブや薔薇などのアルバム。そして子どもの頃からの私。と、特にアルバムのその数々が処分できずにあった。
でも祈ったら、私には過去を振り返り、そのことに浸っている必要はもうないと示された。ではその整理をとはじめると、ページをめくる手が中々止められない。どれ取っておこうか。なんて探している。
しかし中座している間にケパさんがこれは保存しておくと良いね。と3冊のアルバムをよけておいて、後はどんどん処分の山にしてくれてた・・・ ううぅ ・・・と感謝した。
そのアルバムは、幼年期から小中学生の私。そして20歳前後の私と、私にとっても、老いた母や兄たちにとっても、ケパさんと二人で和やかにのぞき込めるアルバムでした。
今はデジタルの時代でパソコンには沢山の写真があるけれど、実際にアルバムで見る写真は懐かしく、その時代を知るものだけの楽しみなのだな。
自分で処分しておく必要があった事がすべて出来て、神さまありがとうございます。ドルカス