Happyday of LUCKY

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寒いけど暖かい写真

2014年10月26日 | Photography
朝5時に目が覚める。
寝床で1時間ほど本を読み、アルタの散歩のあと、バナナ1本と野菜ジュースを摂り、早朝練習に出る。
日曜の朝のランニングは人も車もすくなくて気持ちがいい。
自分の足音が聞こえると、その日の調子が手に取るようにわかる。
調子のいいときは「タッタッタッ」と軽くて短い音がする。着地がうまくいってる証拠。
逆にわるいときは「バタバタ」とか「ズサッズサッ」というような地面を擦るような音がする。まえに進む力を殺して、エネルギーを無駄にしている感じ。

シャワーを浴びたあと、先週撮った2つの修学旅行の撮影データと請求書をクライアントに速達で送る。
そのあと今週の撮影の打ち合わせにX写真館へ。メディカードを預かり、ギャラまでいただく。
先にもらってしまうと、当日がんばるしかないわけで、いやが上にも気合いが入る。
帰宅して、遅れに遅れているアルバムの編集作業を再開する。
いや、本当はまだ編集のまえのデータづくりの段階で、ひたすらトリミングとリサイズとeps保存に時間を費やす。



午後から写真茶話会RR。
きょうは特別に写真家のYさんが来る。わたしが無理をいって、昔のスライド作品を見せてほしいとお願いしたのだ。
すると、きのう「あたらしいスライドもつくりました」とメールが入ったので、きょうはとても楽しみなのである。
参加者の写真を見おわって、さあ、いよいよYさんのスライドショー。
あたらしい MacBook Pro の画面に、つぎつぎとなつかしい写真があらわれた。

この作品は5つか6つの小作品が大きく1つにまとまっているのだが、2つめに出てきた彼女のデビュー作「向かうところ」は、いつ見てもいい写真だ。
彼女のやさしくも力強いまなざし、写真に愛をこめる力、写真家としての決意、などが伝わってくる。

つづいてあたらしいスライドショー「白を巡る」が上映される。
今年の3月にアイスランドを旅したときに撮ったという写真は、いままでのYさんの写真よりもさらに繊細で、かつ力強さが増していた。母なる大地、なんてことばが浮かんでくる。
じっさいの現地は氷点下でものすごく寒いのだろうが、その写真群から寒さはあまり伝わってこない。むしろ暖かさのような、ほっこりとしたものが感じられる。
上映後、わたしは無性にアイスランドへ行きたくなった。

アイスランドの広大な雪原のスケール感を大きなプリントで味わいたい。
わたしはそう思って、Yさんに「これで写真展しないのですか?」と聞くと、そのつもりはないらしい。ぜんぜん撮りきれていないからだという。
「撮りきれた」という感覚のない写真は作品にはならない。彼女はどこまでも自分の写真に正直だと思う。
それにしても残念。もう一度アイスランドへ行って、つづきを撮ってきてほしい。わたしの勝手なおねがいです。

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2 コメント

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Unknown (電気屋)
2014-11-03 17:30:28
アイスランド私も一度は行きたいですね。

何でもバイキングがその島を発見した時に
あまりに素晴らしい所なので、出来れば独り占めしたいので

「アイスランド」

と命名
次にとても寒くて暮らしにくい島を発見した時に
付けた名が

「グリーンランド」らしいです。
人って面白いです。
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Unknown (ラッキー)
2014-11-04 08:17:13
Yさんが旅行したとき、ものすごい雪と風で、滞在中の半分はホテルに缶詰めだったそうです。

日本にいては想像もできない景色が、まだ世界中にいっぱいあるのだと思うと、いろいろ行ってみたいなあと思います。

グリーンランドってどんなところでしょうね。
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