Happyday of LUCKY

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バライタ紙でやりなおし

2013年06月01日 | Photography
きょうから6月。そしてきょうは写真の日である。
9月の写真展まであと3ヶ月。プリントをどのように仕上げて、どんなふうに展示するか思案中だ。
あまり迷っている時間はない。

以前、大阪写真月間に出品した作品で、107×160センチという巨大なプリントをつくったことがある。
引伸し機のヘッドを90度回転させて、風呂場の壁に貼ったロール状の印画紙に画像を焼き付けた。
たいへんな作業だったけど、たのしかったなあ。
いま住んでいる家の風呂場はそんなに広くないので、同じ方法ではもうプリントできない。
なので、11×14インチのプリントをスキャンしてデジタルのデータをつくり、インクジェットプリンターで出力する方法が現実的だ。
スキャンもプリント出力もプロラボに頼もうと考えていた。

だが、きのう、サードギャラリー・アヤで見た上村明子さんのプリントに触発されて、やっぱりバライタ紙で焼いてみようかと思いなおしている。
とりあえずRCペーパーで焼いたスキャン用の原稿プリント38枚を、全部バライタ紙で焼きなおすことにした。
印画紙はオリエンタルのニューシーガルVC-FBというマルチグレード紙だ。
以前使っていたニューシーガルの号数紙はいい印画紙だったが、知らぬ間にもう製造中止になっている。
マルチグレード紙はコントラストのコントロールがしやすいが、号数紙より黒の締まりがよくない気がする。乳剤に含まれる銀の量が少ないのかもしれない。
なので、マルチグレード紙で黒を締めるにはちょっとしたコツが必要。それはまた次回にでも紹介します。
ちなみにRC紙もオリエンタルのニューシーガルVC-RP紙。こちらもマルチグレード紙で、この印画紙の白の抜けがわたしは好きである。
モノクロプリントの印画紙がどんどん製造中止になるなか、この印画紙をつくっているサイバーグラフィックス社にはがんばってほしいと思っている。



それはともかく、9時半から暗室を開始。
VC-FB紙はVC-RP紙より0.5号くらい軟調なので、ちょっと焼き込みに手間どったカットもあるが、きょう一日で8枚もプリントができた。
このペースならあと4日で完成するだろう。

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