どうでもいいことを考えながら、また魔人岩を訪れる。
緑がだいぶ増えた。
ここはテーブルリッジを登る人から丸見えで、体内巡りを巡る人を見下ろすことができる場所。
目の前の岩塔はエビス岩だ。
緑で覆われる前の今頃は、意外と眺めがよく幸せだ。
付き合いの気持ちで、体を岩になじませることを目的に来ているので気楽だが、同行の皆様はそうではない。
皆様が目的としている「閃光に向かって走れ」は、故吉田和正氏の晩年の作。
写真の右手ホールドは、かっぱもなかなか決まらなかった。
左手の握り方、左足の位置と置き方、右足の位置をあれこれ試して、今日は決まった。
登りたいという気持ちが薄い分、ムーブを試すのを楽しめているのかもしれない。
いろいろ考えたいことはあるが、1テンで抜けた。
今日は2回も上まで抜けた。
上出来すぎるので、3トライほどでやめる。
回数を重ねているKMBさんは、最後のトライで見事にRP。
こだわりのライン取りで、考え抜いたムーブにこだわってのRPは、喜びと示唆を与えてくれる。
ありがたい。
御大N道さんのトライもいろいろと感慨深い。
岩の谷間でおじさん4人でワイワイ楽しんだ。
緑の芽吹きと鳥の声、クライマーのコールとハイカーの談笑…。
休日をのんびり過ごすのはやはり岩場がよきかな。
峠は車でいっぱいだったけど、人とは行き帰りしか直接対面せず。
赤岩が混み合うシーズンですね。