なちゅらる Hi !

かっぱの心をうるおす、山・川・岩・海などの小さな自然。主に北海道の話。

夜の雨がどれだけ影響するのか確かめなければ…

2024-07-28 | 
夜の間ずっと雨が降っていた。
というか、車を走らせている間もずっと雨。
こんなときに行きたがってくれるEさんがありがたい。
岩内に入ると雨は上がったが、路面はしっかり濡れている。
セバチに到着。
濡れて真っ黒。
だけど染み出している感じではない。
今まで見てきた濡れ方と違う。
「夕日10bは登れそうね」と話しながら、しばし待つ。
待っている間に、こんな状況でも来たがりそうな方々に情報を流す。

小一時間待つと、道路が乾いてきたのが見えて、岩も少し白くなってきた。
もともと砂でじゃりじゃりしているから、ちゃんと持てるホールドなら、さほど変わらない。
という訳で「夕日」を登り、遊べるようにTR化。

昨日も一緒だったお2人は、到着早々キャスティング練習を始めた。

この感じなら「ビックママ」も行けるね、ということでヌン掛け便。
無理せずテンションかけたけど、ガバ主体なので登れた。
足が滑るような岩じゃないし…。

午前中にニセコのMamさんとS-さんもやってきて、TR遊びと新発売ビレイ機Neox談義。
聞いているだけだけど、勉強になるわ。

海は珍しく凪いでいるので、ご飯を食べて少し泳ぐ。
振り向くと、後から来たKMBさんが「ビックママ」をやっている。
下から見ると大迫力。
たまたま気付いた人は驚くでしょうね。

こんな日に「夕日」RPねらいのONさん。
見事に達成。
からからの日にも登ってみてね。
途中から「ウドの花」と「スペアリブ」も乾いたので、「スペアリブ」を登った。
アスファルトが乾けば、登れるところが出てくることがわかった。
左端の3本は、乾かない。
濡れた量の多さと上部の草木が近いことからの染み出しのせいだろうか…。
この3本以外は、取り付きは雨の中でも濡れないから、それも関係しているのか…。
いろいろ考えて、16時過ぎまで岩の取り付きにいた。
楽しいね。

とりあえず赤岩

2024-07-27 | 
家に居ても仕方がない。
相手をしてくれる人がいるなら、と赤岩に向かう。
エゾゼミが迎えてくれた。
コーヒー色の背中に髭の王様模様が好きだな。

4人でクリスタルフェースに終結。
「石狩湾低気圧」が湿り気味だからと、S-さんがTRにすると言う。
じゃあ触らせてもらうかな、と思いつつ「サバイバル」でアップ。
登ると暑い。
が、下にいるとそれなりに涼しい。
セミはうるさい。
カラスもうるさい。
でもここで過ごすのはよい。

S-さんに続いて、TR石狩湾をやってみた。
写真はS-さん。
核心は越えられない。
解決ムーブも強度が強すぎて解明に至らない。
せっかくのチャンスだから、と、上部のムーブを探る。
核心後の上部だけで十分おもしろい。
が、核心をこなしてつなげられる気は全くしない。
そもそも核心を越えるムーブを組み立てられる気がしない。
パワーが足りないのだ。
ヌンチャク掴んで上まで抜けただけで、疲労大。
結果、「石狩湾低気圧」は、あきらめることにする。
また、そのうちにね。

石狩湾の途中で、ONさんのサバイバルを撮ってみた

おもしろい角度。

N道さんがサバイバルを登る。

年齢は言い訳というセリフを思い出しつつ、自分はいくつまで登れるか考えてみたりする。

その後、パリ五輪開会したところなのにフランス人の2人組がやってきたり、北大山スキー部の2人組がやってきたりした。
国際的な談笑。
いろいろあってサバイバルをもう一度登る。

みなで44に移動。
「ベルボトム」を登ってみる。

かっこいい写真を撮ってもらったが、核心で落ちた。
ベルボトムで落ちたのは久しぶりなので、悔しい。

途中で来たDzさんがベルボトムの後に、「コーラスライン」を登る。
かなり昔に苦手感をもち、ほとんどやっていないルート。
やはり難しそうだ。
でも、やってみてもいいかな、という気持ちになる。
それだけでも収穫か。


これこそ、真夏のセバチ

2024-07-21 | 
雨でも登れるのがセバチだ。
天気予報にめげずにセバチバナに行くと、いい天気だった。

すぐに快適空間づくりに入る。

リビングが完成すると、登る。
セバチトレーニングは「ビックママ」。
長くてレスト技術を要するが、ホールドは全体的にガバなので、11bということに勝手に決めている。

出だしメンバーは3名。
それぞれ、アップで登る。
なんていい感じの雲と天気だろう。

夏場にこんな明るい色の「ビックママ」かつて見たことがあるか?
という話をしつつ、Eさんはトライを重ねる。
見栄えのする好ルートだと思う。

かっぱは「海へ来なさい」をやる。
この終了点を共有する陽水3部作と言われるルートは、トポにはない。
少しいやいや気分での1便目。
とりあえずヌン掛けした感じ。

KGさんは、「トビー」をやっている。

これもトポになし。
ビックママから派生の直上ライン。
ビックママより難しいので、勝手に11cと決めている。
とてもおもしろいルートだと思う。

昼を過ぎても天気が崩れない。
暑いがここはずっと日陰。
しかもいい風が吹き続けている。
爽やかで過ごしやすい。

途中でやってきたKMBさんがあちこち登っている間に、2便目。
下部で力を吸われないよう意識して右に左に体の向きを変えながら登った。
最終ピンの傾斜のきつい部分に入る前にたっぷり休んだ。
そしてRP。

最終ピンのボルトは緩んでいる。
あまり登られていないので砂だらけ。
海側を向いた終了点をもつこのラインの終了点は、すぐにゲートが開かなくなる。いろいろ悪条件はあるものの、今回も案の定片方のカラビナゲートは開かなかった。
幾多の苦難を乗り越え、3年越しのRP。
(夏場しかやっていないから…?)
何とも言えないルートだったが、素直に喜んだ。

トビーとビックママの終了点ビナを、それぞれ1個ずつ交換。

写真は、収穫品。

最後にトビーをKMBさんにトップロープにしてもらい、KGさんと核心合戦。
やっぱりきついなあ、このルート。

気付けば16時近くになっていた。
今日のセバチは終日晴れ。

セバチらしい爽やかな夏の日。

街にいるよりは涼しいはず…

2024-07-15 | 
海の翌日は、岩。
暑さを想像しながら、三社神社にたどり着く。

朝は涼しい。
ゆっくり歩けば汗をかかない。

「意志を継ぐ者」をトライするために岩の上に回り込む。

この日は日差しがあるのに積丹方面は白く包まれた不思議な日。

状況を整えると、KGさんがやってきた。
写真の見かけよりずっと暑いし、天気も良い。
もちろん暑いが、日陰でじっとしていると漂う湿気が眠気を誘う。

ネットオークションで見つけた靴のデビュー日。
底面がセパレートの靴は初めて履いた。
繊細なことはわからないから、よしあしもわからないが、サイズはぴったりなので嬉しい。
「陽当たり良好」を登って、「意志を継ぐ者」3回。

昨年は、割とスムーズに行けていた3ピンまでをこなすのに3回要した。
核心部での戸惑いは大きい。
こなす手立てが見つけられず。
最後に陽当たり抜群の「Mr.ナカミチ」を登って終了。

暑い中我々以外に3名。
休日を過ごす庭のような感覚になりつつある修験の壁での暑い日。

ジュウボウ&シシャモナイ

2024-07-14 | カヌー・水遊び
久しぶりの海だ!
HYさんの新艇進水式を兼ねた積丹日帰りツアー。
船がバラバラの愉快な仲間と積丹半島西側を漕ぐ。

それぞれ理由もバラバラだが、どれも海でのツアーには適さない要素があるような…。

青い空と海の世界をまずはジュウボウ岬を目指す。

この岬は形がおもしろい。
岬自体は崩れつつある細い岩山。
上から見るとバナナ型、中央部は縦にも横にもえぐれている。
えぐれているところから、シシャモナイの岩壁を眺める。
圧巻の眺めだ。
ジュウボウ岬を後にして進む。左に船が3艇浮いているのだが景観が大きすぎて見えない。
イッテQでイモトが登ったシシャモナイ滝も一旦通り過ぎる。
この先の窓岩に行くためだ。

道路が見えてしまうので、この先は少し物足りないが、窓岩はおもしろい。
窓岩というよりミミズク岩の方が合っている気がする。
あの目のように見える穴は、海側からしか見えない。
空いているのに、陸からは見えないのだ。
その答えは、回り込むと分かる。
南側が大きくえぐれていて、写真の左側面に穴が空いている。
真横から見るとこんな感じ。
船が浮いている陸側は切り立った崖、穴はない。
ミミズクの後ろ姿です。

シシャモナイ滝前に上陸。
当然のように焚き火。

お昼を食べて、滝に打たれる2人を眺めたり、コーヒーを飲んだり、泳いだりして、素晴らしい世界を楽しんだ。

すぐ後ろに、「への字ハングダイレクト」というルートがある。

あのハングを越えるのかあ…、とため息混じりに眺める。

地形や岩の様子など、岩への興味が尽きないメンバーだ。
なので、そのまま西の河原ボルダーにも寄る。
ここは2016年に一度歩いて来ている。
相変わらず圧巻の景観に惚れ惚れする。
写真を取るためだけのボルダーごっこで楽しんだ。

ジュウボウ岬の裏湾は穏やかだ。

バナナの付け根の陸地は30m程度しかない。
帰路はジュウボウを巡らず、付け根を歩いて越えた。

短い距離の中になかなか見られない眺めが満載のこのルート。
以前歩いてきたときは、人もいなかったし、手漕ぎ系の船は全く見なかった。
しかし今回はシーカヤックの集団やサップのツアーと釣りの集団、歩いて釣りの方々など、様々な方が遊んでいた。
皆、都市生活のストレスが溜まっているのかしら…。