なちゅらる Hi !

かっぱの心をうるおす、山・川・岩・海などの小さな自然。主に北海道の話。

様茶平、漁岳 ようやく春の稜線歩き

2019-03-30 | 雪の山

ハードワークの疲れとストレスを、春の雪の世界に吸収してもらわねばならない。
それには幸せな稜線を歩くに限る。

先週行った様茶平。漁岳までめぐる旅の始まり。


やはり先週はピークにたどり着いていなかった。〝平"を歩いて、朽ち果てそうなPeak看板に到達。

ルート全容は以下の通り。


樹林の稜線から、白い稜線を目指す。


風のない台地に感謝し、浮かぶ雲に心をうばわれながら歩く。

漁岳から、北西に派生する尾根が白く輝く。

漁岳Peakでは、昨年も山であった方と一緒に旧知の方との出会いもあった。

風のないPeakで、ひと時。

お別れのとき。


下山してもずっと見え続ける幸せ稜線DAY。






サマチャンペ?!

2019-03-24 | 雪の山

せっかく雪が降ったのに天気が悪い。
荒れが少なく、風を受けず、スキーが使えるところはないかと考えていると、浮かんでくるのは支笏湖周辺。
おやこの三角点は?、と選んだのが様茶平。
けっこう人が入っているようですね。

視界200mでツルツル路面の南区に不安を覚えながらも、到着するとまあまあの天気。


回復傾向のはずだから『様茶~漁岳』ならスキーも楽しめるて、未知との遭遇も…、と考えた。
でも漁は見えないし、稜線の風は強そう。

時々晴れ間も見える。


あっという間にPeak。


しばらく風が弱くなるのを待ったが、その気配なく見えていた奥の稜線まで見えなくなる。
下山して、イチャンコッペとかタップコップとか登るのもいいな、などと考えてシールを外し下り始める。
これがまた、予想に反してなかなかよい斜面が続く。
雪質のせいもあったが、メローな感じで樹間も広く、地形の変化も程よくて滑りやすい。
幸せな滑りに満足しながら、ほとんど止まらず林道に出る。

一応、イチャンとかタップとか見に行ったけど、雪が少ない。
もうスキーは難しいですね。


岩崖峰

2019-03-10 | 雪の山

「行きましょう。」と言われて、「いいですね」と答えた。
よくわからないけど、名前が名前だけにロープ等も持っていきましょう、的な雰囲気で出発。

一般的ではないPeakに行くのに、さらに一般的でなさそうなルートを選んだので最初から苦労を強いられる。


近いところをわざと遠くして行くようなライン取りの上、稜線に出るとたどり着いた途中の雪付き岩峰にロープを出して登る。

これが、今年初のロープ登攀。

手稲山をバックに細い稜線を登る。どんどん細くなって…。



「岩」を終えると「崖」が出るってことですね。



さて、ここからが面白かった。
GPSもちのしょうたろさん、「ここは三角点ではない。」らしい。

細い稜線はずっと続いている。
とりあえずまだ高いところがあるから、どうにかしていきましょう、ということになり…。


上がったはいいが、ほんとに細い稜線。
詳しく言えない支点で懸垂。

降りてなお、三角点に情熱を傾けさらに探索。
「あっちがまだ高い。」ということで、またもやアックスを使って上がる。
そこで岩に絡まった針金を目ざとく見つけるしょうたろ氏。
「近くに三角点があるはずだ!」

雪を掘り返すこと30分。
一度は「消失」で片付けようとしたその時!


「お宝はふり返った時に見つかる。」がしばらく教示になりそうです。

最後は、微妙な雪の斜面をピューっと滑って下山。


春だわ~。


柳沢、長尾山、無意根山 春の日差しと冬の風

2019-03-02 | 雪の山

春の始まりを予感させるロングツーリング。
幸せ稜線歩きを求めて、薄別~1023P(三角点名、柳沢)~長尾山~無意根山というルート。


宝来沼の雪木のこ。
途中何もないので、柳沢Peak。

人の後があるのですね。テープが2本。そして烏帽子岳がかっこいい。

広々した稜線から、まっすぐ長尾山を目指す。


長尾山。わざわざ来ることがないのでまだ2回目。ここで4人パーティーと巡り合い。


次は、無意根を目指す。

ここいらから、冬の風。稜線で春の幸せを感じる天気ではなかった。無言で歩く。



無風だと幸せなPeak稜線も、落ちついていられずそそくさと下山。


平らが終わる辺りでシールを外し、GO!


雪はだめ、固く風でたたかれた雪。

オロチが原に到着。


あとは林道でたらめ一気下山。

急斜面の登りがほとんどない歩きやすいルートでした。