当然、新しいヒュッテは初泊まり。
前と比べて山小屋感満載でとてもいい。
太陽光で明かりがつく。
入らなかったけど五右衛門風呂もある。
管理の皆様に感謝です。
暖炉もとても暖かい。
しかし、山はガスガス。
ガスガスのピークに山仲間と立って帰ってきた。
小屋もいいし、道もいい。
晴れている高原を歩きたかった。
10年程前から、銭天「中央カンテ」をリードしようと企んでいる。
そのため、終了点ロープを交換したり、残置ビナを変えたり、ピッチを切る方法がないか考えたりしている。
昨日も午前中の数時間、そんなことをしようと銭天に登った。
ところが、ピークに着くと雨。
40分ほど岩陰に隠れて過ごすが、なかなか晴れてこない。
やんでもすぐには岩に取り付けないなあ、と思い、あきらめて下山。
そんなこともあり、今まで考えてきたことを簡単にまとめてみる。
写真左は白水社日本登山大系、右は北海道クライム2のトポ。
最初は、「中央カンテ」と「リインカーネーション」は、同じルートだと考えていた。
が、何度か触り図を眺めるうちに少し違うような気がしてきた。
その根拠は、
①「リインカーネーション」は、2p目の途中が左側に寄っている。
②終了点付近にリングボルトが3本あるが、そのうち2つは左に寄っている。その2つで一つの終了点を形作っているように感じられる。
③「中央カンテ」をまっすぐ登ると、ハーケンが連打されている箇所がある。これは人工で超えると書いてある。
④「リインカーネーション」はTRで10a~bとなっている、これは図のように少し左のフェースに出ることで得られる数値だと感じられる。中央カンテを直上すると、体感だが11bかcはある。
以上のことから、直上する「中央カンテ」は「リインカーネーション」ではないのではないか…、と考えている。
写真だと、
「リインカーネーション」は、写真オレンジラインの中間部を左のフェース面に入って越えているのでは、ということ。
下から見上げると、
真ん中の出っ張っている部分の左が傾斜のないフェースになっていることがなんとなくわかると思う。真ん中を行くのが自然に思われるので、少し不思議ではあるが、トポの「リインカーネーション」ラインは、左に入っていると思われる。
ここまでの考えについて、どなたか情報をもっている方はいませんか?
だから、何を考えているかというと、
①てっぺんの終了点を今よりは信頼できるものにする。
②ハーケン連打部分に、ボールナッツが決まるか確かめる。(エイリアンは×)だめならハーケン整理で対応。
③中間部にレッジがあるので、カムなどの多用で、そこでピッチを切れないか考える。
以上の考えが完全にはまると…、
ウルトラセブン1P目(5.9)~中央カンテ直上①(11b?)~中央カンテ直上②(10b)のすっきりした3Pルートが出来上がります。
別に初登にこだわっているとかではなく、おもしろそうだからやっているだけです。
みんなの岩場なので興味のある方はご自由に。
もちろん、諸々気を付けて。