なちゅらる Hi !

かっぱの心をうるおす、山・川・岩・海などの小さな自然。主に北海道の話。

灼熱の赤岩

2010-08-22 | 
若者2名を連れて、赤岩へ。
昨日の時点では、曇り予報だったが、ずっといい天気。
泳ぎたい気持ちを抑えて、100m下の美しい海を眺めて過ごすのが辛い1日。

東のチムニー岩で、若者技術確認。
懸垂と登りでかなり時間がかかる。

その後、暑くてしょうがないにもかかわらず、「今日は修行だ!」と、東の大壁に下りる。


3人でいろいろ確認しながら、登っているとあっという間に時間が過ぎ、一般的に暑い時間はずっと大壁にいた。
しかも一番上のビレイは、もう体中じりじりしてくる感じ。
暑かった。


水遊びチャンスを逃したか…。

赤とんぼ

2010-08-15 | 身近な自然
赤とんぼといえば、「あのねのね」。

冗談はさておき、赤とんぼについては、「あのね・・・、」と説明されたい今日この頃。
気付けば、○○アカネという名のトンボが数種類いる。
で、そこにノシメトンボ、というのがいる。
そして、コノシメもいるらしい。
気付いてしまうと、「あー、赤とんぼだー。」と単純にいかなくなるではないか。
気になる…。


左がノシメで、右が多分アキアカネ。
ノシメとアカネは、羽根の先っちょで見分けがつくけど、どっちがどっちか忘れちゃう。
どちらも、きれいな「赤」はオス。
だから黄色っぽいのはメス。

秋に向かってきましたね。

豊似川撤退

2010-08-12 | 沢登り
8月11日、トヨニ岳を目指して、右股沢を遡行。
しかし不安定な気象条件のため撤退。
元はと言えば、左股を上がって、春別川に抜け、春別川トヨニ岳北峰南西面直登沢をやろうという話。でも天気が不安定なため怖くて今回の計画に。

8月10日
20:00頃、翠明橋公園着。公園内のトイレの建物に宿泊。快適なり。
宿泊不可かもしれませんが、夜付いて早朝立ちということで許していただく。
4:00起床。
この段階では、星がはっきり見える空に安心。自転車を左股沢から上がってくる辺りにデポ、下山に備える。

5:00、二股橋発。二股橋を歩いて渡り、50m行くと、林道ゲート。
車はもう通れない感じの荒れた林道を歩き、474m二股まで行く。
6:00、474m二股、ガレガレの二股。
すぐにへつりが多くなり、楽しい。


この滝の下の淵に、ザクティを入れてみた。こっちは水面から見ているので撮っているときは分からなかったけど、帰って動画を確認すると、魚がうじゃうじゃ写っていた。
矢印は全て魚。ピンクの矢印には巨大な影が・・・。


1時間ほどで函状地形が始まる。
小滝と淵が続き、微妙なへつりを楽しめる。全体に明るく開けていて、雰囲気が良い。
7:30、590m二股
小雨が振り出す。
700m付近からは、常に小滝といった感じ。次々と滝を越えていく。



9:30、800m二股。
雨足が強まり、進退窮まる。
南峰に抜けようかという話もしたけど、このまま続いては明日の下山ができないということで、撤退を決意。

10:00、下山開始。
増水のせいで、懸垂下降や高巻を数回強いられたり、胸までの渡渉を何度かしたりして、林道あとにたどり着く。

そのあと、温泉に行ったりして帰りましたが、ずっと雨。
夜も全道的に降り続いたようだったので、撤退は正解でした。
よかった、よかった。

積丹岳大滝沢 積丹岳1255m

2010-08-02 | 沢登り
若者3人を含む5人パーティーで、大滝沢から積丹岳ピークを目指す。
30日、車を1台、積丹岳の小屋前にデポ。
北尾根の取り付き林道の最深部へ行き、そこが結構快適なテン場。
ビールとソーセージを堪能。夜の闇は酔いを深めますね~。

31日、やぶこぎを案じて、3:00起床。
若者2人は、起きた瞬間からテンションが高くて、会話がはずむ。
こちらは3:00起きでは、心も体も何もはずまない。

4:00テン場初。草ぼうぼうの林道を歩き、15分で入渓地点。水門跡がある。
前日まで、大雨警報など出ていたので、多少水量が多いかな。

5:30大滝着。

噂通りの迫力。圧巻ですね。
右岸の草付急登を上がり、3mほどのハングを越えて登る。上り口から2mのところにランニング用の支点有り。

大滝の上に出るとすぐに美しい小さなナメ滝が連続。


F3、20m。どこでも登れそうな階段状の滝。水流の右を、若者がトップで突破。


8:30、F6、25m。3段テラス風の滝。水量が少なければ、真ん中も行けそうだが、水流の左から登る。


8:50、500mの二股。
本流である左股にはF7があり、左岸を直登。
ここまでで滝も終わりかあ、などと言っていたけど、小滝が続くのであきない。
750m地点の、地図で左岸にがけマークの場所は急なナメ上地形。

フリクションが効いていて登りやすい。視界も開けてきていてとてもいい感じ。

ナメ地帯を越えると、またまた小滝が表れ始めてうれしい。

意味もなくシャワークライミング。

11:50、藪に突入。

20分で、狭いお花畑に出る。そこから別の沢型に入り、詰めていく。
沢型は、すぐ切れて笹&潅木、時々ハイマツの藪に再突入。

1時間くらいのヤブ漕ぎで、積丹岳ピーク。


もっと、やぶが大変かと思っていたので、得した気分。
日高がつぶれて積丹になったので、盛り上がりに欠けていたのだけど、沢には満足できました。