なちゅらる Hi !

かっぱの心をうるおす、山・川・岩・海などの小さな自然。主に北海道の話。

敷島内山997m

2021-02-28 | 雪の山

休みが、岩内の晴れの日に当たったら行こうと思っていた敷島内山(三角点名、敷島内)。

あわよくば未踏の前雷電も、と思いながら単独で向かう。

出だしは細い広葉樹林。

思ったほど天気がよくない。上空から風の音が聞こえる。天気は回復傾向のはず、回復に期待。

一定の斜度が続き気持ちのよい安定した有酸素運動。忠実に尾根をたどる。400mを越えると気持ちのよい樹林が広がる。

そして、天気は期待通り。

800mを越えると、背の高い木がなくなり見晴らしがよくなる。岩内岳方面がよく見える。いい天気。風も大したことない。

そしてPeak方面が見えてくる。

見えているとんがりは、まだPではない。ここから結構長い。木がなくなると雪がしまっていたがシール登行できた。ときどきでこぼこに凍っているところがあり、それを避けると自然に尾根の東寄りを登ることになる。完全に東の沢型に入っても登れる斜面なので、下りは沢型から尾根に滑った。

少し風が強い場面もあったが、無事Peak到着。周囲は全てよい眺め。雷電山が呼んでいる。

Peakの南側のコルまで行ってみる。風もないのでしばし思案。雷電山台地に上がるところは恐らくシールが効かない。アイゼンは持ってきているが、台地に上がったら埋まるだろうから板を背負うことになる。下りは滑れなくはないだろうが、灌木がたがた、硬雪斜面をガリガリ言わせて戻ることになる。「う~ん、やめとこ。」と考え、のんびり過ごす。

Peakをコル側から見ると岩が露出。その西面は適度に難しいハイボル風。岩の近くでのんびりした。

Peakからすぐ滑る。沢型寄りは滑りやすくよかった。

広い尾根は斜度は緩いが、どこでも好きなように滑れるので、時々出てくる急傾斜を楽しみながらノンストップで下山。

登り始めたところに、「鳴神の滝」というのがある。時間もあるので間近に見ようとあちこちからアプローチ。真下には行けなかったが、かなり近付けた。

なかなかの迫力。右の氷柱は大人5人分くらいの高さがある。その上の岩が上部ならミックスルートになりそうだが、上は平たい岩が積み重なっていて隙間だらけ。左の写真に写っていないところは固そうなハングだったが、こんなところにラインを引こうという人はいないでしょうな。

下山後、ハンター2人組が「途中で銃声が響いて脅かせてすいません。」と言ってきた。遠くからだったので全く気にしていなかったが親切な若いハンターの一言。この方、「敷島内山に行ってこられたんですか。」と言ってきたので驚いた。三角点の名前など知らないでしょうに、地元では普通に「敷島内山」と言っている?!


大曲山802m 定山湖にも潜入

2021-02-21 | 雪の山

聞いたこともない大曲山、林道アプローチで軽めなので今後の腰痛付き合いの第一歩としてはよいかと思い誘いに乗った。

札幌南区の雪が増えていて、昨日の暖気がうそのようにフワフワクリーミーパウダー。こういう日は滑りがうまくなったと錯覚できるので、うろうろだけではもったいない。いきなり林道を外すしてすったもんだした3人組であったが、滑る斜面を物色しながら歩を進める。

定山湖に下りる方向には、大きな木が程よい感覚で並ぶ素敵な斜面があちこちにある。

朝のいい雪のうちに、パウダー満喫。

大きな木の間をパフパフ雪が舞い散らせ、満足増大。

そして、沢型から広々とした定山湖上へ。

広々としたダム湖の上を満喫。

下りた沢型と、湖上を示すGPS画像。

滑りと湖でかなり満足、ここから別の沢型を通って大曲山Pを目指す。

天気もよくなってきたので、のんびりまったりお昼ご飯。深い森で大きな木に囲まれて食べる物はなんでもうまい。

適当に林道に戻ると、けっこう存在感のある大曲山が見えた。

帰りも適当な斜面で、まだまだクリーミーな滑りを満喫。

行動時間5時間ちょっと。さて腰痛はどうなることか…。