なちゅらる Hi !

かっぱの心をうるおす、山・川・岩・海などの小さな自然。主に北海道の話。

からから義経岩

2019-05-25 | 
札幌周辺の気温が上がる予報の中、太平洋側は比較的気温が低めだったので義経岩へ。
これが大当たり。

葉っぱが太陽を遮り、取り付きと岩のみ日陰。
新緑の中、さわやかな風が通り抜ける。
岩は乾き、しかも貸切。


Eさんは「ブラックホール」をねらい、懸命にムーブをイメージする。
そんな姿に感銘を受け、とりあえず「ブラックホール」。
今年は雪の外遊びが終わって、岩の外遊びへの移行がスムーズだったので、どのように体が疲労していくか試したくなり「弁慶」トライ。
何度もテンションをかけながらも、何とかトップアウト。
しっかりムーブを思い出す。

2回目のトライ。
「オレンジつぶつぶ」は危なげなし。「弁慶」セクションに入ってもスムーズに進む。
しかし最後の縦ホールド~アンダーの次の一手が出ない。
足が悪いか、ムーブが悪いか、パワーが足りないか、気持ちが足りないか、仕方ないので考えた。
そして、いつも同じことを考えて終わることを思い出した。


最後は「ならの木」をやって、「あ~こんなだったなあ。」と思い出して終了。
同行Eさんは、最後見事なリードトライで「ブラックホール」終了。

途中すてきな2人のクライマーも登場し、木漏れ日の中でエゾハルゼミ大合唱を聞きながらさわやかな1日を過ごすことができた。



新緑の木漏れ日岩

2019-05-18 | 
暑い日だった。
1人で木漏れ日岩。
適当にアップした後、できそうなラインを考える。

3回ほどやって、完登。6bくらいでしょう。
上の使いたかったホールド使えてよかった。

気持ちいいなあ、と思いながら伐採作業をしていると、Nさんが現れて、アップと言いながらものすごいムーブで新しい可能性を探り始めた。

恐るべし。
ポリンキーをやったり、ちょっと上の岩の整地作業をやったりして汗だくになる。
ポリンキー、一手進んだけど登れず。
鳥とエゾアカガエルとエゾハルゼミの声に包まれた暑い日。


出羽三山のたもとで…

2019-05-11 | 
かっぱ岩の様子を確認してこようと思って行ったら、なんとまあよい天気だこと。
先週は空に感じたブルーが海に移ったみたい。

かっぱ岩の横の崖から崩れてくる土砂を防ぐために昨年暮れに並べた小岩が効をそうしたのか、地盤が埋められることもなく安定している。

「なみ」と「クラック」を触ってまったり。

岩間から見える波がかっこよかったので、しばしよい波の写真をねらってみる。


お昼を食べるなら「木漏れ日岩」の方が気持ちいいだろうと思い、海岸から来たので車で移動して、まずは出羽三山にお参り。
神主さん(山伏さん)としばしお話。
・クライマーは大歓迎。
・みなさんも山岳信仰なので私たちと同じです。
・どんどん使ってください。
・広まったらあなた方が開祖です。
などと、軽快に話してくださる神主さん。
みなさん、クライマーはマナーがよいと思ってくださっている神主さんです。
お賽銭もお忘れなく。

誰もいないと思っていくと、知り合いの知り合いUさんがいて小話をしながら幸せな食事。

「独歩」再登で調子を戻そうとするが、まだ無理。

しゃべっているうちに時間切れ。

空の青、波音、波が石を転がす音、海の青、鳥の声、出会う人とそして岩。
信仰の対象がたくさんあります。


狩場の三山 ~東狩場山1319m、フモンナイ岳1338m、狩場山1520m

2019-05-05 | 雪の山
春のウロウロ最終章は、狩場の山塊。

「賀老高原まで行けないかな?」とどきどきしながら上がっていくと、手前の365m脇林道地点。眺めのよいところにテントを貼りたいが担ぐ気のない3人組は、その辺を住処とする。


4日、3時に風がビュービュー言っている。「うーん」とうなってシュラフから出ずにいると30分後に風がやむ。そそくさと起きて出発。
雪、アスファルト、のくり返し車道を経由して、雪に埋もれた賀老高原キャンプ場へ。
林道に入り、沢型を詰めて東狩場の東の台地を目指す。


おやつの「かきザラメ」

イチゴ味もあります。

東狩場への登りと、東狩場Peakでフモンナイまで歩く覚悟を決めるかっぱ。

北や東の空は、宇宙に届く濃いブルー、西や南の空は春の柔かいブルー、全天をブルーに包まれて変化にとんだ景色を行くのが楽しい。

東狩場の東の台地に到達する頃から、冬に修行していないT嬢が遅れ始める。
昼寝の似合うTはコルで待つことにして、Uくんと2人でフモンナイを目指す。

道南のハーフドーム!? フモンナイ岳が見えてくる。

Peak直前。斜面はどこも素晴らしい斜面ですね。
そしてフモンナイPeak。次は狩場へ…。


お昼ねT嬢と再会を果たし、イチゴ味を味わって狩場へ。

振り向けば歩いてきた稜線。

お椀上のふちを歩く感じなので、どちらからもよく見えるのがいい。最後に大物がでんと構えているのもいい。
最後に滑る斜面を物色しながら、けっこうヨレヨレしながら登っていく。
狩場Peak。

Peakでは、親子2人連れの方と重たいカメラをもったソロの方と出会い、しばし歓談。

そして東の沢型へ。

もう言うことなしですね。






雪から岩と桜

2019-05-01 | 
白井岳の翌日、義経岩に行った。


自宅付近の桜は咲いたが義経はまだだった。

Eさんの粘り。
熟練の方との何気ない会話。
青空を突き抜ける初岩の方の瑞々しい勢い。
どれも、よきものですな。

半年ぶりの岩…。
「南中央」うむ。
「看板ルート」うむ。
「ブラックホール」うむ。
「いちご農園」ならぬ、「植木鉢いちご」(中間チェーンで敗退!)う~ん。
「回収南中央」人口登攀。

これから、全く登っていない体がどういう反応を見せるか楽しみ…。

あ、桜は多分5月3日ごろが満開ではないでしょうか…。