なちゅらる Hi !

かっぱの心をうるおす、山・川・岩・海などの小さな自然。主に北海道の話。

こんな大晦日があってもいいね

2022-12-31 | 
だいぶ前から、大晦日アヨロに行きましょう、と誘われていた。
「+気温ならね」と返事をしてあった。
そして+気温。

この場所だけは近隣予報より気温が上がったのでは?! と思わせるポカポカ陽気。

2人で一番乗りして、誰かの噂をすると酔狂なその方が現れて、この日いたクライマーは7名。
やはり、外れか当たりかはともかく、やってくることが大事なものです。

とりあえずこれまでやっていなかった「スケソウトラバース」

1人で来るとマットがないので、あまり真剣にやってこなかった。
手間取ったが、5回目くらいでクリア。

アヨロにはたくさんラインが引かれているが、隙間もたくさんある。
誘ってくれたTassy&たまたまやってきたKGさんは隙間開拓のベテランなので教えを乞いつつ隙間を巡る。

この隙間はこわくてできなかったけど、別の隙間を2本片付ける。

途中「ちょっと触ってきまーす」と言い、「マントライザー」に励むも、やはり登れず。もう少し柔軟性かカチでひっかかる力が必要だ。

でも、おもしろい写真がとれたからいいや…。


なんて素敵な年末…。

つげ山935m&小舎上山787m こんな山あるのね

2022-12-29 | 雪の山
つげ山は2回目。
前回(2016年)適当に登ったら、細尾根ヤブヤブで苦労した。みなさん別のルートで登っていることを調べたけど、今回は滑り斜面の偵察を兼ねて、なるべく広い尾根を選んだ。

地図は大きくなります。

積雪量は上々。

しかし、天気が悪い。シーズン始めはいつも晴れに当たらない。
だから、こんなところに来ているのではあるけど…。


でも森は好き。大きな針葉樹に見守られて進む。

渡渉点。

危なげなし。
普通のルートも同じ渡渉点を使うはず。

しばしトラバース気味に登り、尾根に取り付く。

美しいし、歩きやすいではないか!
今回は単独なので、タイマー撮影を楽しんでいます。

Peak稜線が近づいてくる。

広々していい感じだけど、白い!
風は大したことないのが幸い。

なんかいい斜面を登ってPeak。

とてもよさげな眺めなのに、風雪が強まる。

これがPeak横の斜面。
西側はヤブだが、東側は開けている。
本当は、ユートピアまで歩いてあちこち斜面を眺めようと思ったのだけど、風雪がひどいので下りる。


この写真Peak直下の沢型に向かう斜面。
雪はいいんだけど前が見えない。

ウロコ板なので、危なげなところはトラバースしながらあっという間に林道に戻る。沢内はちょいちょい穴が開いてます。

ものたりないので、先日聞いたばかりの小舎上山を目指す。

林道から外れてすぐに安定したスノーブリッジがあった。

ゆるやかな斜面だから楽勝だと思ったが、なぜかこっちは雪が重い。
まだシーズン始めで体ができていないので、ヒーヒー言いながら高度を上げる。

で、Peak。

スノーシューにはいい山な気がする。
短いし、適度に快適な休憩ポイントがあるのでね。

でもスキーは走らない緩斜面。

少し晴れ間が出てよかった。
今シーズン3回目で、過去2回もヤブ山だけど初Peakを踏んでいるので今回も新しいとこ増やしたかった。無事知らないPeakを踏めたのでよしとしよう。

しかし小さい山たくさんあるものですね。
看板付きで…。





天気が悪いうろうろシリーズ2 ~銀山641m~

2022-12-25 | 雪の山
雪の多そうな近場はどこも天気が悪そう。
でもまだシーズン始めだから、遠くへ行って外れるのはいや。
で、近場未踏の銀山へ。

登り始めはPeakが見える。

すぐにざわざわと降りだす。
でも針葉樹地帯は安心。

カンバ帯に入ると体に水滴がつく感じの降雪。

だからこそ、樹林内で終始しそうな場所を選んでいるので、時々晴れることを願いつつ進む。

銀山の西に608mポコがある。
最初にそこへ行くつもりで、銀山と608mのコルに上がる。

稜線は広く開けていて歩きやすい。
でも視界は悪い。


608mのPeak。
この北側の沢型斜面はいい。
視界がよければ滑りたい。

視界は悪いけど快適稜線をたどり、銀山へ向かう。

広々して気持ちいい。天気がよければどんな世界が広がっていることだろう…。

銀山Peakは、広々していて反射板がある。
北風なので南側は穏やか。
その南側が広く抜けていて素敵なので、少し南寄りに滑り降りる。

この辺の雪はゲレンデでは絶対に味わえないパフパフではないけどクリーミーな滑り感。なんて表現すれば人に伝わるのでしょうね。

登ってきた尾根の西側の沢型を滑り下りた。


赤井川周辺は山々に囲まれていて距離が短いので、天候が見込めない時に来てしまう。
でも、雪もいいし、滑れそうな斜面も多いので晴れているときにうろうろしたいものだと感じいる。

雪の森うろうろ始め ~胡桃沢山751m、奥胡桃沢山891m~

2022-12-18 | 雪の山
雪の森へ。
シーズン始めは忘れ物にドキドキ。
車で出ようとしたら板に貼るシールを忘れてて大笑い。
すぐ取りに戻り無事出発。

雪の安定感を求めて無意根元山周辺へ。
天気も良くはなさそうなので、風にさらされにくい樹林コース。

地図は、大きくなります。

気持ちのよい森を行く。

同行Uと、雪の量に驚き、満足。
急斜面は、ちときついひざ下ラッセルが続く。

2時間弱で胡桃沢山。

ここは初ピーク。
ふと南東斜面を見ると、なかなか素敵な斜面があった。

ここら辺、沢型を含む開けた斜面が時々出てくる。
今回はここは下らずに、広い稜線をたどり891m峰へ向かう。


だんだん風も雪も強くなるけど、樹林だから大丈夫。
ピークでの視界を期待して進むと、すぐに891m峰。

2年前はなかった看板があった。
しかも「奥胡桃沢山」と名前までついている。

視界が広がるのをしばし待って、お楽しみの滑り。

ピーク北側の沢へ突入。

いい感じの深雪。
板が走るギリギリ。これ以上深いと止まっちゃう。

ところどころ開けた斜面を見つけて突入。

いい感じでしょう。

知らずにはまったギャップ越え。

人の上にもギャップがあり、2段連続ギャップ。
うまく越えられたけど、その後転ぶ。
雪が深いので安全です。

744mに向かって入る林道に下りる斜面がいい感じに見えたので、上部林道へ一度出る。
良い斜面だったけど、下りて林道を進むとさらに良い斜面があった。

地図で水色に表示している辺りです。
来年はここを滑れるライン取りをしたい。

上部林道終点は広い土場になっている。
そこから適当に進んで好きなところで下りれば、湯ノ沢川林道に出る。
木もさほど密ではなく、斜面の続きを注意深く見れば登り返しはない。
そもそもうろうろ板なので、多少の登り返しはなんともない。

深雪にはずむ、よいスタートをきれた。

遠方クライマーとFan!

2022-12-10 | 
先週の「マントライザー」、惜しいところまでいったと思っている。
天気予報に気を取られる平日を過ごし、前日にピカピカマークを確認。

そして、これだ!
気温も高い。

土曜だからか、クライマーは少ない。
先週もお会いしたOoさんが、お友達とすでに活動開始。
しばしおしゃべりして奥へ。

先週目をつけておいたここは、立ち上がることができず、アップにはならないと思い、「いのちのファイヤー」へ。

これは、体をつかえて指がいたくないのでいい。短いけど…。

2,3回やっては休憩というペースでマントライザーに取り組んでいると、苫小牧にフェリーで到着したという関東クライマーOさんが、自分に合うラインを探している。
「チイサイダーはどれですか?」と聞かれたので、教えてしばし見守る。

ボルダーチックは得意そうで、数回で完登。

「スケソウトラバース」も数回で終えたOさん、「スペシャルライト」がお目当てという。さすがに1dayは…、と思っていたが、なんとなくムーブを解決、上部ポケットをとらえてリップへ…、
しかし少し前から舞い散る雪によって、手が滑り落ちる。

しばし休憩後、晴れ間をねらって見事完登。
初めて見たムーブに感動した。

途中何度もマントラに戻ったが、舞い散る雪がマットと靴を濡らしてしまう。
拭きながら登るも、靴の湿り気が抜けないし、強度の強いムーブを強いられる左手薬指がジンジンしてきてやる気をなくす。

最終ホールド手前のホールドまでは何度か手が届いている。
でも、これがとまりきらない。
そんなものなのか、とらえる場所が悪いのか…。
今シーズンは終わりかなあ。

もう一方いた関東クライマーさんとも楽しくお話できた。
よいものですね。岩を通して縁。