ゆんのひとり言

~お酒とお芝居と歌とスイーツをこよなく愛するゆんの日記~

「夏の夜の夢」(Studio Life)@シアターサンモール

2006-09-14 09:56:20 | 観劇記&鑑賞記
なんか最近ライブばっかで、何気に芝居は久しぶりでしたかね。
ライフがついにシェイクスピアです!
結構前にやった「桜の園」が好きだったので、
古典物やらないかな~と思っていたのです。
念願の古典物!というわけで、今回は久しぶりに
トーク付の日だーの千秋楽だーの、のチケットを取ってみました

昨日は遅ればせながらMy初日。
開演前にパンフレットを読むと、洋楽の音楽に
この作品に合わせた日本語の歌詞を付けた楽譜が載っていて、
それも結構な数あるから、本当に歌うんや~と(笑)
で、オープニングから歌ってました。
歌に関しては寛大な心で観るつもりでいたのですが、
まずまずの出だし。

     

その後も上手い人、そうでもない人いましたけど
ハイテンションの芝居の中での歌なので、
それはそれ、みたいな感じで。

いやー、ほんとにハイテンションでした(笑)
あれはWキャストで良かったかも、と。
あの運動量で1日2ステやった日にゃ~、
帰る頃には廃人ですね
それくらい、皆さん舞台を所狭しと駆け回ってました。

メインの4人は、何ていうんでしょう。
ややデフォルメされた人物というか、
お笑いちっく(特に男2人)なキャラクターで、
こういうのも面白いかも、と
対するハーミアとヘレナ、昨日は
客演の坂本さん&大ちゃんのデカ女コンビだったのですが、
こちらもまた、後半のドタバタぶりはまぁ見事とゆーか(笑)

             

大ちゃんは身のこなしも軽くて、
高々と飛び降りるは飛び上がるわ、パック並でした(爆)
のぼり棒からススッ!と現れる身軽さはパック以上ですね。
坂本さんはキモ可愛くて、魅力的でした。
顔はちょっと藤原さんに似てらっしゃる・・・?

   

パンフレットの翻訳者と演出家との対談にもあったのですが、
今回クローズアップされていたのは、
メイン4人ではなく、ティターニアとヒポリタの2人でした。
個人的なこれまでの「夏の夜の夢」体験は、
福田恆存訳を読んだのと、ガラスの仮面の劇中劇(爆)と
リンゼイ・ケンプ・カンパニー公演を観たくらいなのですが、
正直、ティターニアとオーベロンは仲が悪い夫婦なのね~、
くらいにしか思ってなかったし、
ヒポリタにいたっては、公爵の横に黙って立ってる人、
ぐらいの認識しかありませんでした。

が、翻訳者の松岡さんは女性ならではの視点で新たな翻訳をし、
演出の倉田さんもそこを更に深めた演出で
これまでのこの2人に対するイメージを
ガラッと変える作品になっていました。
ラスト、美味しいところを持っていくのは
シーシアス&ヒポリタなんですもん。
ヒポリタ演じる舟見君の涙のキレイなこと・・・
いやー、そこらの女よりキレイだわ(爆)

      

一幕があっという間に終わったのに対して、
二幕は劇中劇がやや冗長に感じられたのだけど、
それでもあっという間の3時間でした。

来週、2回目行きます
アドリブとかどんどん変わってそうだし、
楽しみだ~
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