ゆんのひとり言

~iLYsゆんの推し事とスイーツを語るブログ~

「ナツひとり 届かなかった手紙」@新橋演舞場

2007-11-08 11:52:12 | 観劇記&鑑賞記
初めての新橋演舞場!
横長の長方形の劇場ですねぇ。
舞台の間口もかなり広くて、恐らく本多劇場が横に2つ入りそうなサイズ。

今回のお目当ては仲間由紀恵でも、橋田壽賀子でもなくて
福士君(笑)
オペグラで福士君観てればいいや~、と
3Fの1列目をゲット

しかし、行く前に上演時間を調べて愕然。
30分と15分の休憩を挟んで3時間45分
(夜の部は休憩が5分短縮されてました)
休憩カットしてくれたら3時間で収まるのに・・・
行く前に気力が萎えてしまいました

劇場前では「客席で召し上がれるお弁当を販売していま~す」
とお弁当などを売っていて、
開演前から客席内のあちこちでガサゴソ。
開演してもガサゴソガサゴソガサゴソガサゴソ・・・
うるさいわっ!!!
まぁ、こういう劇場は仕方ないですね。。。

              

さて、肝心の作品なのですが、期待してなかった分
結構楽しめました(笑)
特に1・2幕は良い感じに引っ張ってくれる感じで、
これだけの空間をうまく埋めてるな~と感心しました。
まぁベタベタな内容ではあるのですが、
こういう空間では少々ベタなくらいじゃないとねぇ。
3幕は少々かったるかったですけど。
大半が仲間由紀恵と森光子のナレーションとの掛け合いだったもので。

一つ気になったのは、ナツがしきりに「みんなが私を捨てる」
と言うこと。
捨ててるわけじゃないと思うんですけど・・・

仲間由紀恵は10代~70代まで1人で演じるのですが、
若い頃は一本調子(棒読みとはまた違うんだけど)なのが気になりましたが、
年を取ってからはなかなか好演していたように思います。
で、やっぱり生瀬さん、いいですね~。
こういう作品で観る生瀬さんというのも、なかなか新鮮でした。

        

福士君はちょっとバカっぽい男の子、でした。
最初は少年だからかな~と思ったのですが、
最後まで結構バカっぽかったです
もうちょっと‘素朴な青年’というアプローチでも良かったような・・・
という気もしました。
可愛かったですけどね(笑)

で、一番びっくりしたのがお客さんが号泣、だったこと。
ラストはまぁ分かるとして、
2幕ラストは・・・泣けますか、そーですか・・・

簡単に説明すると、ナツが初恋の相手の金太兄ちゃん(生瀬さん)と
20年ぶりに再会して、お互いに一人身なこともあって、
どうやら良い雰囲気なのです。
が、ある日家を訪ねて来た金太兄ちゃんが
「実は今日はお別れを言いに来ました。
 胃癌で明日から入院するんです。医者にはもう治らないと言われました。
 出征する前、ナツさんにきちんとプロポーズしておけば良かった・・・」
と今生の別れを言うのです。
それに対して
「プロポーズしてっ!謹んでお受けしますからっ!!」
と、プロポーズを迫るナツ。

死ぬって分かってる方としては、安易にプロポーズなんかできないですよねぇ。 
最初は首を振っていた金太兄ちゃん。
尚も迫るナツ。
で、最後にプロポーズするんですよ 
客席号泣。
えええ~?!
そーですか?号泣ですか???
私はちょっと可笑し・・・(自粛)

                

いやいやいや。
これぞ商業演劇!という世界を、久々に味わってきました。
花道での芝居は全く見えませんでしたが、
4200円で観られたので良しとします。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする