ゆんのひとり言

~iLYsゆんの推し事とスイーツを語るブログ~

「カリギュラ」@シアターコクーン

2007-11-23 11:15:43 | 観劇記&鑑賞記
幸運にもチケットを譲っていただけることになり、
観に行ってきました。
いや~、スゴイですね、小栗君人気。
立ち見もビッシリ出てました。
あの作品を3時間立って観るのは、なかなか辛そう・・・

内容はと言いますと、フランス版マクベス、って感じでしょうか。
残忍度アップしたマクベス(笑)
やりたい放題のカリギュラを、小栗君が頑張ってました。
ただ、セリフとか仕草とかが時々藤原君とかぶっていて、
そのせいで‘藤原君だったら・・・’との妄想の世界が
頭の中で繰り広げられてしまいました
う~ん。
正直、藤原君で観てみたかったな、と。。。
彼ならもっとゾクゾクするような色気&狂気を
見せてくれたんじゃないかな、なんて。

          

対勝地君(シピオン)、対長谷川君(ケレア)との関係は良く見えたのですが、
若村さん(セゾニア)との場面に
もっと説得力&色気が欲しかったかなぁ、とも。
プログラムを良く読まずに観たのですが、
冒頭の場面で、愛する(近親相姦の関係にあった)妹の死を嘆いて
行方不明になってたんですよね。
で、戻ってきて若村さんとも男女の仲である、と。
そこらへんがなんかよく分からなかったんですよね~。
セゾニアの想いの方が強いのは分かるんですけど、
カリギュラはどうなの?と。
戯曲のせいもあるかもしれませんが。

セゾニア演じる若村さんは素敵でした~
カリギュラを愛するがゆえに冷徹な女に変じ、
どんなにひどい行いをしようとも一途に愛し続け、
最後に殺されていくセゾニアを、とても魅力的に演じてらっしゃいました。
シピオンの勝地君も線は細いけど、純粋さ、瑞々しさがあって
今後が楽しみな役者さんだな~と思いました。

                  

気になったことをいくつか。
芝居の切り替わりなんかの場面で、
ドォン、という大きな音が何度か使われていたんです。
あの音と照明がもっとリンクすると、
もーっとカッコ良かった気がするんですけど。
時々は微妙にリンクしてたんですけどね。
音だけだと、少々間が抜けてるな~、と思ってしまいました。

そして、食事の場面でのセットね。
席がちょうど上手パネルの端の前だったせいもあって、
パネルと大黒(でいいのかな?)の隙間から
人の動きが見えちゃうんですよ。
バッチリ見えるわけではないのですが、
‘あぁ、今早替してるな’とか、‘誰かスタンバってるな’とか、
分かっちゃう程度に見えるものだから、気になっちゃって・・・
あの隙間はどうにかならないかな~、と思ってしまいました。

少々辛口でしたかしら
原作も一度読んで見たいな、と思ったのでした。
Comments (2)
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