林芙美子記念館の見学会続きです。
生活棟とアトリエ棟はすぐ隣にありますが、
直接行き来することはできない、独立した建物です。
アトリエはちょっとした展示物があり、
内部公開していない時も入れます。
そして、ここはエアコンがあった!!
生き返る思いですw
ピアノも置いてありました。
北側に開口部があり、1日中同じ明るさの中で絵が描けるようになっています。
アトリエにあるこの照明は、実際に使われていたもの。
シンプルですが、おしゃれです。
こちらは寝室として使われていたそうですが、
太宰治や川端康成なんかが遊びに来た時、
ここで歓待したそう。
このテーブルが面白いですよねー。
四分割されていて、
四角いテーブルにも、丸いテーブルにもなります。
人数によって使い分けができます。
寝室だけど押入れがないなーと思っていたら、
次の間に置き押入れが設置されていました。
寝室から、生活棟の茶の間が見えます。
ここからも出入りできるようになってますね。
書庫。
こちらの照明も、当時使用されていたもの。
こちらのたたきは、北側なので夏も涼しそうです。
アトリエ以外、エアコンは設置されていませんでしたが、
風の通りはすごく良かったです。
虫も入り放題でしょうが…。
書斎。
実際の文机は尾道にあるので、こちらはレプリカだそう。
奥に見える障子ですが、下半分が上げ下げできる造りになってました。
太宰は本当によく遊びに来ていたそうで、
この火鉢に寄りかかってお酒を飲む太宰の姿を
描いたものが残っているそうです。
なんか、そういうのが実際に残っているというのが
不思議な感じがします。
庭から建物を見たところ。
右側が生活棟、左がアトリエ棟です。
平成元年に、維持しきれないと売りに出しているというのを
新宿区が知り、いち早く取得に向けて動いたそうです。
そうでないと、取り壊してマンションが建っていたそう。
なんか、こういうの可愛いです。
でも写真がいまいちだなーw
当時の入り口を内側から見たところ。
そして、その入り口から建物へ通じる通路を見上げたところ。
段差あるし、石だし、バリアフリーには程遠いです。
通路を上がって、目の前が玄関。
京都の旅亭みたいな趣があります。
林芙美子は47歳の若さで亡くなっているのですね。
建てた時が30代後半だから、バリアフリーとか気にならないですよねぇ。
くっっそ暑かったですが、
貴重な見学会に参加できて良かったです。