2003年作品。今年(2010年)にパート3の「ヤツらを解放せよ!」が公開されているが、私はまったく観る気が起きなかった。なぜなら、前作であるこの映画の出来がよろしくないからだ。こんなシャシンの続編を作っても、たかが知れている。
観ている間はまあ退屈しないが、それは織田裕二扮する青島刑事をはじめとするレギュラーメンバーのキャラクターとその“お約束通り”の動かし方によるところが大きく、肝心の映画そのものはスッカラカンである(・・・・というか、すでに今はディテールさえも覚えていない)。
一度に複数の事件が起こるのはパート1の二番煎じで、メインとなる連続殺人事件は動機も手口もプロットも全てが行き当たりばったりだ。警察側の捜査もデタラメの極み。カネ取って見せている以上、署長らのおふざけはほどほどにして、少しはマトモに筋書きを追うことに腐心したらどうなのだろうか。
特にひどいのが真矢みき扮する警察キャリアで、いくら横柄な官僚が多いとはいっても、こんな馬鹿な幹部がいるわけがない。しかも女性官僚であることを強調した設定には、フェミニストではない私でも不快感を覚えた。
しかしまあ、テレビドラマに毛の生えた程度の陳腐なストーリーとスケールの小ささこそが大ヒットした要因なのだろう。普段めったに映画館に足を運ばない層にとっては、こういう“お約束”で仕切られた“ほどほどのレベル”が一番なのだと思う(注:だから悪いとは言っていない。それが興行の王道なのだから)。
なお、私の知人は封切り当時にこの映画を観たものの、開巻20分で退場したそうだ。彼曰く“高い入場料払ったのは、お台場の観光案内を見るためではない!”とのこと。まあ、それも言えなくはないな(^^;)。
観ている間はまあ退屈しないが、それは織田裕二扮する青島刑事をはじめとするレギュラーメンバーのキャラクターとその“お約束通り”の動かし方によるところが大きく、肝心の映画そのものはスッカラカンである(・・・・というか、すでに今はディテールさえも覚えていない)。
一度に複数の事件が起こるのはパート1の二番煎じで、メインとなる連続殺人事件は動機も手口もプロットも全てが行き当たりばったりだ。警察側の捜査もデタラメの極み。カネ取って見せている以上、署長らのおふざけはほどほどにして、少しはマトモに筋書きを追うことに腐心したらどうなのだろうか。
特にひどいのが真矢みき扮する警察キャリアで、いくら横柄な官僚が多いとはいっても、こんな馬鹿な幹部がいるわけがない。しかも女性官僚であることを強調した設定には、フェミニストではない私でも不快感を覚えた。
しかしまあ、テレビドラマに毛の生えた程度の陳腐なストーリーとスケールの小ささこそが大ヒットした要因なのだろう。普段めったに映画館に足を運ばない層にとっては、こういう“お約束”で仕切られた“ほどほどのレベル”が一番なのだと思う(注:だから悪いとは言っていない。それが興行の王道なのだから)。
なお、私の知人は封切り当時にこの映画を観たものの、開巻20分で退場したそうだ。彼曰く“高い入場料払ったのは、お台場の観光案内を見るためではない!”とのこと。まあ、それも言えなくはないな(^^;)。



