ポーランド映画「菖蒲」という映画を見にいった。アンジェイ・ワイダの映画。
ちょっと変わった映画だった。
クリスティナ・ヤンダというポーランドを代表する女優、この人の独白、
彼女が主演する「菖蒲」という映画、そして撮影現場の様子、という三重構成になっている。
冒頭はクリスティナ・ヤンダの独白。彼女は「菖蒲」という映画の撮影監督だった夫を亡くした
らしい。その夫との生活、闘病、愛と死について語る。薄暗いホテルの1室で。
場面が変わり、「菖蒲」の物語に入る。医師の妻マルタが主人公。マルタの夫は、マルタが
病気でもう長くないことをわかっていたが、マルタに言えないでいた。
ある日マルタは、ボグシという青年と出会い、心をときめかせる。人なつこいボグシは、
自分の恋人のことなどをマルタに話す。
マルタと夫は、第二次世界大戦中のワルシャワ蜂起で2人の息子を亡くしている。
ボグシに息子たちの姿を重ね合わせたのかもしれない。
親しくなった2人は、一緒に川で泳ぐようになる。だがある日、不幸な出来事が起きてしまう。
ホテルの中のヤンダの独白と、「菖蒲」の映画と、映画を撮影している場面(アンジェイ・ワイダも
写っている)が、交互に写され、少しわかりにくかった。
わかりにくいと言うより、私が好きじゃないと言うべきか。私はこういう暗い映画が好きなのだが、
この映画はあまりいいと思わなかった。
「生と死」について描いているのだろうか。女優ヤンダの夫の死。ヤンダが演じるマルタの
やがて訪れる死。そしてボグシの死。
ベルリン国際映画祭で賞をとっているし、ネットのレビューでも高評価なのだが、私はちょっと
…ダメだった。ヨーロッパ映画を見てこんなふうに思うのは珍しい。
アンジェイ・ワイダだから期待していたのだが、残念。
そういえば「カティンの森」を見ていないなあ。これは是非とも見たい。
今年最後の、映画館で見た映画でした。
ちょっと変わった映画だった。
クリスティナ・ヤンダというポーランドを代表する女優、この人の独白、
彼女が主演する「菖蒲」という映画、そして撮影現場の様子、という三重構成になっている。
冒頭はクリスティナ・ヤンダの独白。彼女は「菖蒲」という映画の撮影監督だった夫を亡くした
らしい。その夫との生活、闘病、愛と死について語る。薄暗いホテルの1室で。
場面が変わり、「菖蒲」の物語に入る。医師の妻マルタが主人公。マルタの夫は、マルタが
病気でもう長くないことをわかっていたが、マルタに言えないでいた。
ある日マルタは、ボグシという青年と出会い、心をときめかせる。人なつこいボグシは、
自分の恋人のことなどをマルタに話す。
マルタと夫は、第二次世界大戦中のワルシャワ蜂起で2人の息子を亡くしている。
ボグシに息子たちの姿を重ね合わせたのかもしれない。
親しくなった2人は、一緒に川で泳ぐようになる。だがある日、不幸な出来事が起きてしまう。
ホテルの中のヤンダの独白と、「菖蒲」の映画と、映画を撮影している場面(アンジェイ・ワイダも
写っている)が、交互に写され、少しわかりにくかった。
わかりにくいと言うより、私が好きじゃないと言うべきか。私はこういう暗い映画が好きなのだが、
この映画はあまりいいと思わなかった。
「生と死」について描いているのだろうか。女優ヤンダの夫の死。ヤンダが演じるマルタの
やがて訪れる死。そしてボグシの死。
ベルリン国際映画祭で賞をとっているし、ネットのレビューでも高評価なのだが、私はちょっと
…ダメだった。ヨーロッパ映画を見てこんなふうに思うのは珍しい。
アンジェイ・ワイダだから期待していたのだが、残念。
そういえば「カティンの森」を見ていないなあ。これは是非とも見たい。
今年最後の、映画館で見た映画でした。