1956年のイタリア映画「鉄道員」。
ピエトロ・ジェルミ監督・主演。哀愁をおびたテーマ曲と、子役のかわいさが印象深い。
鉄道機関士のアンドレア(ピエトロ・ジェルミ)は50歳。妻のサラ(ルイザ・デラ・ノーチェ)、
長女ジュリア(シルヴァ・コシナ)、長男マルチェロ(レナート・スぺツィアリ)、年の離れた
次男(7〜8歳くらいだろうか)サンドロ(エドアルド・ネヴォラ)の5:人暮らし。
サンドロにとって父は誇りある大好きな存在だったが、成人しているジュリアとマルチェロは
厳格で口うるさい父を苦手にしていた。マルチェロは失業中であり、ジュリアはうまくいって
いない恋人との子供を妊娠していた。アンドレアは無理矢理ジュリアを結婚させたが、彼女は
幸せではなかった。
ある日アンドレアが運転する列車に青年が飛び込み自殺をした。ショックを受けたアンドレアは
赤信号を見落とし、前方から来る列車と正面衝突しそうになった。
幸い事故は免れたが、このことでアンドレアは同乗していた親友とともに左遷されてしまった。
事情をいくら説明しても組合に理解してもらえず、給料も下がり、アンドレアは次第に酒に
溺れるようになっていった。独り者の親友はアンドレアの良き理解者だった。
が、ストライキ中に列車を運転したアンドレアは、皆から孤立していった。町にはアンドレアの
ことを「スト破り」と書いた落書きが見られるようになり、サンドロも仲間はずれにされた。
ジュリアは流産して以来、夫と更にうまくいかなくなっており、不倫をしていた。
不倫がばれてアンドレアと大げんかになり、仲裁に入ったサラを突き飛ばし、サラは倒れた。
そこへ帰宅してきたマルチェロが「ママに手を上げるな」と言い、アンドレアはジュリアも
マルチェロも追い出してしまった。
3人だけの淋しいクリスマスを迎えることになったが、親友はアンドレアを行きつけの酒場に
連れていく。すると店主も客たちもアンドレアを暖かく迎えてくれた。
そして親友はアンドレアのアパートに皆を連れていき、アパートはパーティ会場のようになった。
マルチェロも帰ってきた。離婚して、洗濯工場で働いていたジュリアも、夫とやりなおすと
電話をかけてきた。
皆が帰った後、家族は幸せだった。こんな素晴らしいクリスマスはない、と。
が、アンドレアの体は病魔に蝕まれていた。
1956年だから、戦後11年経った頃か。その当時のイタリアの文化や生活が興味深い。
簡単に言うと、イタリアの労働者階級の生活の悲喜こもごもを描いた映画、である。
今とはだいぶ違うだろうけど。
とにかく母親のサラがいい。この人の夫や子供たちに向ける愛、いたわりが、問題の多いこの
家族の救いになっている。彼女の姿は聖母マリアを連想する。
そして末っ子のサンドロのかわいいこと。イタリア映画って子役がかわいくて泣かせる映画が
多いと思う。
ジュリア役の女優がすごくきれいだなあ、と思ってみていたのだが、シルヴァ・コシナという
人だった。美人女優として有名だったので名前だけは昔から知っていたが、顔を初めて知った。
もう亡くなっているが、本当にきれいな人だ。
名作と言われている映画だが、やはりとても良かった。
「天元突破グレンラガン」の再放送が、5日から始まったー

見たかったんだ、嬉しい~
ヨーコかわいい
ピエトロ・ジェルミ監督・主演。哀愁をおびたテーマ曲と、子役のかわいさが印象深い。
鉄道機関士のアンドレア(ピエトロ・ジェルミ)は50歳。妻のサラ(ルイザ・デラ・ノーチェ)、
長女ジュリア(シルヴァ・コシナ)、長男マルチェロ(レナート・スぺツィアリ)、年の離れた
次男(7〜8歳くらいだろうか)サンドロ(エドアルド・ネヴォラ)の5:人暮らし。
サンドロにとって父は誇りある大好きな存在だったが、成人しているジュリアとマルチェロは
厳格で口うるさい父を苦手にしていた。マルチェロは失業中であり、ジュリアはうまくいって
いない恋人との子供を妊娠していた。アンドレアは無理矢理ジュリアを結婚させたが、彼女は
幸せではなかった。
ある日アンドレアが運転する列車に青年が飛び込み自殺をした。ショックを受けたアンドレアは
赤信号を見落とし、前方から来る列車と正面衝突しそうになった。
幸い事故は免れたが、このことでアンドレアは同乗していた親友とともに左遷されてしまった。
事情をいくら説明しても組合に理解してもらえず、給料も下がり、アンドレアは次第に酒に
溺れるようになっていった。独り者の親友はアンドレアの良き理解者だった。
が、ストライキ中に列車を運転したアンドレアは、皆から孤立していった。町にはアンドレアの
ことを「スト破り」と書いた落書きが見られるようになり、サンドロも仲間はずれにされた。
ジュリアは流産して以来、夫と更にうまくいかなくなっており、不倫をしていた。
不倫がばれてアンドレアと大げんかになり、仲裁に入ったサラを突き飛ばし、サラは倒れた。
そこへ帰宅してきたマルチェロが「ママに手を上げるな」と言い、アンドレアはジュリアも
マルチェロも追い出してしまった。
3人だけの淋しいクリスマスを迎えることになったが、親友はアンドレアを行きつけの酒場に
連れていく。すると店主も客たちもアンドレアを暖かく迎えてくれた。
そして親友はアンドレアのアパートに皆を連れていき、アパートはパーティ会場のようになった。
マルチェロも帰ってきた。離婚して、洗濯工場で働いていたジュリアも、夫とやりなおすと
電話をかけてきた。
皆が帰った後、家族は幸せだった。こんな素晴らしいクリスマスはない、と。
が、アンドレアの体は病魔に蝕まれていた。
1956年だから、戦後11年経った頃か。その当時のイタリアの文化や生活が興味深い。
簡単に言うと、イタリアの労働者階級の生活の悲喜こもごもを描いた映画、である。
今とはだいぶ違うだろうけど。
とにかく母親のサラがいい。この人の夫や子供たちに向ける愛、いたわりが、問題の多いこの
家族の救いになっている。彼女の姿は聖母マリアを連想する。
そして末っ子のサンドロのかわいいこと。イタリア映画って子役がかわいくて泣かせる映画が
多いと思う。
ジュリア役の女優がすごくきれいだなあ、と思ってみていたのだが、シルヴァ・コシナという
人だった。美人女優として有名だったので名前だけは昔から知っていたが、顔を初めて知った。
もう亡くなっているが、本当にきれいな人だ。
名作と言われている映画だが、やはりとても良かった。
「天元突破グレンラガン」の再放送が、5日から始まったー


見たかったんだ、嬉しい~


