1953年のフランス映画「嘆きのテレーズ」。モノクロの映画。
生地店を営んでいるテレーズ(シモーヌ・シニョレ)は、夫カミーユ(ジャック・デュビー)と
その母親との3人暮らし。夫は病弱でマザコンで、母親もまた異常な過保護。それに夫は
気弱な割に傲慢な性格で、テレーズはうんざりしていた。
ある日夫が職場で知り合ったロラン(ラフ・ヴァローネ)を家に連れてきた。テレーズは夫とは
全くタイプの違う、たくましい運転手のロランに魅かれ、ロランもまた不幸せそうなテレーズ
を愛するようになった。2人はやがて密会するようになり、ロランは駆け落ちを口にする。
テレーズはなかなか心が決まらなかった。実は夫とはいとこ同士で、テレーズは両親を
亡くした後カミーユの母親に引き取られ、面倒をみてもらった経緯があるのだ。
学校へも行かせてくれた義母を裏切ることは出来ないと思っていたのだ。
だが2人の関係はカミーユの知るところとなり、カミーユはテレーズに行かないでくれ、
君がいないと自分は死んでしまう、とすがりつき、また母の恩を裏切る気か、と詰め寄った。
カミーユは3日間パリに旅行することを提案する。その3日間で話し合いたい、と。
テレーズはもう離婚する気になっていたが、仕方なく旅行に同意する。
が、カミーユは母に「テレーズを叔母の家に監禁するつもりだ」と話す。
パリへ向かう列車の中で、テレーズは心配して追ってきたロランと出会う。そこへカミーユが
やってきて、ロランとカミーユは口論になり、ロランは思わずカミーユを列車から突き落として
しまう。呆然とするテレーズとロランだったが、秘密を守ることに決める。
警察はカミーユの死を事故死と断定し、捜査は終了する。息子の死のショックで半身不随に
なり、口もきけなくなった母親だったが、世話をするテレーズをいつもにらみつけていた。
ロランは2人でどこかへ行こうと言うが、テレーズは夫の無惨な死体を見て以来、ロランと
一緒になる気持ちはなくなりつつあった。
そんな時、列車でテレーズたちと同室だった若い水兵が2人の元を訪れる。
ラストがとても皮肉だったなあ。フランス映画だなって感じ。
テレーズは最初にロランが駆け落ちを提案した時、従っていれば良かったのに、と思う。
私は別に不倫賛成派ではないが、テレーズはあまりにかわいそう。病弱なくせに態度が大きな
夫や、息子を溺愛して嫁には口うるさくイヤミばかり言っている義母との生活なんて、
私だったら耐えられない。ロランと一緒になっていればきっと幸せになっていただろう。
夫の死体を見たからってそんなにショックを受けなくても…と思った。まあ昔の映画だから
そういう流れになるのかな。今の人だったらそんな心情にはならないのではないだろうか。
うっとうしい夫が死んでくれたんだから、私なら幸せを選ぶけどなー。(え、私だけ?)
まさに嘆きの人生だったなあ。テレーズが、人生を諦めていて、終始無表情だったのが
印象的だった。
1952年というと、日本は昭和27年だ。それにしてはフランスの人は割といい暮らしをして
いたんだな、と思った。テレーズの家は1階が生地店で2階が住まいで、大きな家ではないんだけど、
調度品や装飾品がきれいで、こんな家に住みたいなあと思わせる家だった。
昭和27年頃の日本はとてもあんな暮らしは出来ていなかっただろう。「鉄道員」を見た時も思ったが、
ヨーロッパの家って可愛い。
「境界のRINNE」キターーー(・∀・)ーーー!!
高橋留美子先生の連載中の漫画「境界のRINNE」、1巻から14巻まで、楽オクで落札したー
連載最初の頃は時々サンデーを立ち読みしていたが、今は全く読んでなくて、ずっと
欲しかったのだ。嬉し~
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これで当分漫画には不自由しないだろう。(読むのが遅いので)
生地店を営んでいるテレーズ(シモーヌ・シニョレ)は、夫カミーユ(ジャック・デュビー)と
その母親との3人暮らし。夫は病弱でマザコンで、母親もまた異常な過保護。それに夫は
気弱な割に傲慢な性格で、テレーズはうんざりしていた。
ある日夫が職場で知り合ったロラン(ラフ・ヴァローネ)を家に連れてきた。テレーズは夫とは
全くタイプの違う、たくましい運転手のロランに魅かれ、ロランもまた不幸せそうなテレーズ
を愛するようになった。2人はやがて密会するようになり、ロランは駆け落ちを口にする。
テレーズはなかなか心が決まらなかった。実は夫とはいとこ同士で、テレーズは両親を
亡くした後カミーユの母親に引き取られ、面倒をみてもらった経緯があるのだ。
学校へも行かせてくれた義母を裏切ることは出来ないと思っていたのだ。
だが2人の関係はカミーユの知るところとなり、カミーユはテレーズに行かないでくれ、
君がいないと自分は死んでしまう、とすがりつき、また母の恩を裏切る気か、と詰め寄った。
カミーユは3日間パリに旅行することを提案する。その3日間で話し合いたい、と。
テレーズはもう離婚する気になっていたが、仕方なく旅行に同意する。
が、カミーユは母に「テレーズを叔母の家に監禁するつもりだ」と話す。
パリへ向かう列車の中で、テレーズは心配して追ってきたロランと出会う。そこへカミーユが
やってきて、ロランとカミーユは口論になり、ロランは思わずカミーユを列車から突き落として
しまう。呆然とするテレーズとロランだったが、秘密を守ることに決める。
警察はカミーユの死を事故死と断定し、捜査は終了する。息子の死のショックで半身不随に
なり、口もきけなくなった母親だったが、世話をするテレーズをいつもにらみつけていた。
ロランは2人でどこかへ行こうと言うが、テレーズは夫の無惨な死体を見て以来、ロランと
一緒になる気持ちはなくなりつつあった。
そんな時、列車でテレーズたちと同室だった若い水兵が2人の元を訪れる。
ラストがとても皮肉だったなあ。フランス映画だなって感じ。
テレーズは最初にロランが駆け落ちを提案した時、従っていれば良かったのに、と思う。
私は別に不倫賛成派ではないが、テレーズはあまりにかわいそう。病弱なくせに態度が大きな
夫や、息子を溺愛して嫁には口うるさくイヤミばかり言っている義母との生活なんて、
私だったら耐えられない。ロランと一緒になっていればきっと幸せになっていただろう。
夫の死体を見たからってそんなにショックを受けなくても…と思った。まあ昔の映画だから
そういう流れになるのかな。今の人だったらそんな心情にはならないのではないだろうか。
うっとうしい夫が死んでくれたんだから、私なら幸せを選ぶけどなー。(え、私だけ?)
まさに嘆きの人生だったなあ。テレーズが、人生を諦めていて、終始無表情だったのが
印象的だった。
1952年というと、日本は昭和27年だ。それにしてはフランスの人は割といい暮らしをして
いたんだな、と思った。テレーズの家は1階が生地店で2階が住まいで、大きな家ではないんだけど、
調度品や装飾品がきれいで、こんな家に住みたいなあと思わせる家だった。
昭和27年頃の日本はとてもあんな暮らしは出来ていなかっただろう。「鉄道員」を見た時も思ったが、
ヨーロッパの家って可愛い。
「境界のRINNE」キターーー(・∀・)ーーー!!
高橋留美子先生の連載中の漫画「境界のRINNE」、1巻から14巻まで、楽オクで落札したー
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連載最初の頃は時々サンデーを立ち読みしていたが、今は全く読んでなくて、ずっと
欲しかったのだ。嬉し~
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これで当分漫画には不自由しないだろう。(読むのが遅いので)
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