猫のひたい

杏子の映画日記
☆基本ネタバレはしません☆

ブラッド・ワーク

2013-02-25 03:35:41 | 日記
クリント・イーストウッド監督・主演の「ブラッド・ワーク」を見た。
アメリカ映画らしいサイコ・サスペンスである。
FBI心理分析官のマッケレイブ(イーストウッド)は、いつも殺害現場に9桁の数字を書き残す
連続殺人犯を追っていた。ある時犯人らしき男を追いかけたが、心臓発作を起こして
取り逃がしてしまう。
それから2年後、マッケレイブは2カ月前に心臓移植手術を受け、FBIを退職し、クルーザーで
気ままに暮らしていた。
ある日グラシエラという女性が訪ねてきて、コンビニ強盗に射殺された自分の妹の写真を見せ、
犯人を捕まえてくれと言う。マッケレイブはもう警察官ではないと断るが、彼に移植された
心臓は妹のものだと言う。ドナーの情報は秘密にされているが、マッケレイブが心臓移植を
したという新聞記事を読み、妹が死んだ時期と照らし合わせ、そして何よりマッケレイブと
妹は非常に珍しい血液型であることがわかり、確信したのだ。
女性が殺されたために自分の命が助かったことを考え(このことが後半で重要な意味を持つことが
わかる)マッケレイブは個人的に捜査することを決める。
マッケレイブは昔の警官仲間を頼って調べていくが、まだ心臓移植から間もないので、発作との
戦いになる。主治医は捜査をやめるよう忠告する。
グラシエラの妹が殺される少し前に、ATMで男性が射殺されるという事件が起きており、防犯
カメラの映像から同一犯だと思われていた。
だがマッケレイブはその2件がただの強盗殺人ではなく、2人の被害者を狙ったものではないか、
2人には何かつながりがあるのではないか、と考えるようになった。
そして、意外な事実を掴む。

うーん、まあそこそこおもしろかった。アメリカのサイコ・サスペンスやミステリーはそんなに
ハズレは多くないと思う。それなりにおもしろい。
でもクリント・イーストウッドが監督・主演する程の映画ではないなあ、と思った。
犯人の動機もちょっと無理があるというか、そこまでやる!?という執着ぶり。
登場人物もおじさんおばさんばかり。地味というか華がないというか、せめてグラシエラ役は
若くてきれいな女優がやってたら良かったのに、と思った。
でもおもしろかった。タイトルの意味も後半にわかる。
それにしてもイーストウッドは精力的だなあ。この映画の時は70歳過ぎだったが、背が高くて
しゃんとしてて、動作がおじいさんっぽくない。さすがダーティ・ハリー。

コメント
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