1963年のアメリカ映画「鳥」。
メラニー(ティッピ・ヘドレン)はサンフランシスコの小鳥屋で弁護士のミッチ(ロット・
テイラー)と出会う。ミッチは11歳になる妹キャシーの誕生日プレゼントに、つがいの
ラブバードを探していた。彼はメラニーが店員だと勘違いをした振りをして、彼女を
怒らせる。彼は以前彼女に会ったと言うが、彼女は覚えていない。
ミッチの興味を持ったメラニーはカリフォルニア州ボデガ・ベイの彼の住所を割り出し、
彼の家の中に手紙とともにラブバードをこっそりと置いてきた。
その帰り、突然1羽のカモメがメラニーの額をつつき、飛び去った。ミッチは異様な
鳥の大群を見て、ただならぬ予感に襲われる。
アルフレッド・ヒッチコック監督の、動物パニック映画の元祖である。鳥は普通、人を
襲わない。その鳥が大群を成して人間たちに襲いかかり、食いちぎり、殺していまうと
いう恐ろしい映画だ。カモメ、カラス、スズメ、いろんな種類の鳥たちが襲いかかり、
小さな町はパニックになる。そしてその理由もわからないのだ。
子供の頃観てすごく怖いと思った覚えがある。今時のホラー映画のような怖さではなく、
ゾッとする不気味さなのだ。主人公がベンチに座ってタバコを吸っているシーンがある。
後ろのジャングルジムに2~3羽の鳥がとまっている。そしてシーンが変わるごとに、
鳥の数が増えていくのだ。やがてジャングルジムは鳥で覆い尽くされる。この演出が
怖い。さすがサスペンスの神様・ヒッチコックだ。
ティッピ・ヘドレンは「マーニー」でもそうだったが、高飛車で粘着質なヒロインがよく
似合う。
ただ、少し余計な時間が多い気もした。ヒロインがカモメにつつかれてケガをして、その
後も鳥の異常行動が見られるのだが、鳥たちが大群で人間に襲いかかるまでが少し長いと
思った。2時間の映画だが、もう少し短い方が迫力があったのではないか、と思う。
いずれにせよ、ものすごく久し振りに観たこの映画、やっぱり怖かった。
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メラニー(ティッピ・ヘドレン)はサンフランシスコの小鳥屋で弁護士のミッチ(ロット・
テイラー)と出会う。ミッチは11歳になる妹キャシーの誕生日プレゼントに、つがいの
ラブバードを探していた。彼はメラニーが店員だと勘違いをした振りをして、彼女を
怒らせる。彼は以前彼女に会ったと言うが、彼女は覚えていない。
ミッチの興味を持ったメラニーはカリフォルニア州ボデガ・ベイの彼の住所を割り出し、
彼の家の中に手紙とともにラブバードをこっそりと置いてきた。
その帰り、突然1羽のカモメがメラニーの額をつつき、飛び去った。ミッチは異様な
鳥の大群を見て、ただならぬ予感に襲われる。
アルフレッド・ヒッチコック監督の、動物パニック映画の元祖である。鳥は普通、人を
襲わない。その鳥が大群を成して人間たちに襲いかかり、食いちぎり、殺していまうと
いう恐ろしい映画だ。カモメ、カラス、スズメ、いろんな種類の鳥たちが襲いかかり、
小さな町はパニックになる。そしてその理由もわからないのだ。
子供の頃観てすごく怖いと思った覚えがある。今時のホラー映画のような怖さではなく、
ゾッとする不気味さなのだ。主人公がベンチに座ってタバコを吸っているシーンがある。
後ろのジャングルジムに2~3羽の鳥がとまっている。そしてシーンが変わるごとに、
鳥の数が増えていくのだ。やがてジャングルジムは鳥で覆い尽くされる。この演出が
怖い。さすがサスペンスの神様・ヒッチコックだ。
ティッピ・ヘドレンは「マーニー」でもそうだったが、高飛車で粘着質なヒロインがよく
似合う。
ただ、少し余計な時間が多い気もした。ヒロインがカモメにつつかれてケガをして、その
後も鳥の異常行動が見られるのだが、鳥たちが大群で人間に襲いかかるまでが少し長いと
思った。2時間の映画だが、もう少し短い方が迫力があったのではないか、と思う。
いずれにせよ、ものすごく久し振りに観たこの映画、やっぱり怖かった。
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