2001年のアメリカ・スペイン・フランス合作映画「アザーズ」。
1945年、第二次世界大戦の終わり頃のチャネル諸島のジャージー島。グレース(ニコール・キッドマン)
は、色素性乾皮症(光アレルギー)のため太陽光線を浴びることができない娘アンと息子ニコラスと共に、
広大な屋敷で閉ざされた日々を送っていた。夫は出征したまま帰ってこず、不安な日々を送る家族の
元に、3人の使用人が現れる。それを境に、屋敷で不可解な現象が次々と起き始める。
びっくりするような場面はないが、底知れない恐怖を感じるホラー映画である。この物語は、子供たちが
光アレルギーを患っているところに大きなポイントがあると思う。家に太陽の光を入れることができない
ため、常にカーテンを閉め切っていて、家の中が薄暗い。ランプの光だけである。この薄暗さが、物語の
不安や恐怖を煽っているのだと思う。私だったら、こんな薄暗い家で暮らしていたらノイローゼになり
そうだ。
また屋敷が広大なのも怖さを倍増させている。誰もいないはずの2階から足音や物音が聞こえる。ピアノを
弾く音が聞こえる。子供たちは誰かがいると言う。グレースの恐怖は日々募っていく。使用人たちも突然
現れて、なんだか不気味だ。夫が帰らない屋敷で、グレースは子供たちを守るのに必死である。
ニコール・キッドマンの表情演技がすごい。あの端正な顔から、グレースの恐怖が伝わってくる。そして、
驚愕のラスト。とてもおもしろかった。ゴシック・ホラーの傑作だと思う。
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1945年、第二次世界大戦の終わり頃のチャネル諸島のジャージー島。グレース(ニコール・キッドマン)
は、色素性乾皮症(光アレルギー)のため太陽光線を浴びることができない娘アンと息子ニコラスと共に、
広大な屋敷で閉ざされた日々を送っていた。夫は出征したまま帰ってこず、不安な日々を送る家族の
元に、3人の使用人が現れる。それを境に、屋敷で不可解な現象が次々と起き始める。
びっくりするような場面はないが、底知れない恐怖を感じるホラー映画である。この物語は、子供たちが
光アレルギーを患っているところに大きなポイントがあると思う。家に太陽の光を入れることができない
ため、常にカーテンを閉め切っていて、家の中が薄暗い。ランプの光だけである。この薄暗さが、物語の
不安や恐怖を煽っているのだと思う。私だったら、こんな薄暗い家で暮らしていたらノイローゼになり
そうだ。
また屋敷が広大なのも怖さを倍増させている。誰もいないはずの2階から足音や物音が聞こえる。ピアノを
弾く音が聞こえる。子供たちは誰かがいると言う。グレースの恐怖は日々募っていく。使用人たちも突然
現れて、なんだか不気味だ。夫が帰らない屋敷で、グレースは子供たちを守るのに必死である。
ニコール・キッドマンの表情演技がすごい。あの端正な顔から、グレースの恐怖が伝わってくる。そして、
驚愕のラスト。とてもおもしろかった。ゴシック・ホラーの傑作だと思う。
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