2016年のアメリカ映画「ジェーン・ドウの解剖」。
バージニア州の田舎町で息子のオースティン(エミール・ハーシュ)と共に遺体安置所
と火葬場を経営し、検死官も務めるトミー(ブライアン・コックス)の元にある夜、保
安官から緊急の検死依頼が入る。一家3人が惨殺された家の地下から発見された身元
不明の女性の死体、通称「ジェーン・ドウ」の検死をして欲しいというものであった。
トミーとオースティンは検死解剖を始めるが、2人は様々な怪奇現象に襲われ、やが
て遺体に隠されたある事実が判明する。
「ジェーン・ドウ」とは身元不明の女性につける名前である。男性だと「ジョン・ド
ウ」となる。そのジェーン・ドウを解剖したために恐ろしい目に遭う検死官親子の物
語である。殺人現場の家の地下から発見された女性の死体。外傷は見られず、一見し
て何故死んだのかわからない死体だった。それを保安官に頼まれてトミーとオーステ
ィンの親子が検死することになる。死体は若く美しい女性だった。だが、検死を進め
ていくうちに奇妙な点に気づく。骨格に対してウエストが細すぎるのだ。トミーは長
い間コルセットで締め上げていたからではないか、と言い、オースティンは今何世紀
だよ、と返す。そのうち2人に様々な怪奇現象が起きる。そしてそれはジェーン・ド
ウを解剖したせいだと気づく。
親子がジェーン・ドウを解剖していく過程でいろんなことがわかっていくのが興味深
くおもしろかった。にわかには信じられない話だが、その目で見てしまった以上信じ
るしかない親子。そして更なる恐怖と不幸が彼らを襲う。こういうオーソドックスな
オカルト・ホラーはやっぱりアメリカ映画はうまいな、と思った。全編ずっと緊張感
が続き、飽きさせない。大体、死体安置所が舞台という点で充分気味が悪いではない
か。時々響くラジオの音声にビクッとなった。このラジオの音声も物語の上で大きな
ポイントとなっている。
ちょっとわからないところもあったが、おもしろかった。エミール・ハーシュ、大人
になったなあ。
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バージニア州の田舎町で息子のオースティン(エミール・ハーシュ)と共に遺体安置所
と火葬場を経営し、検死官も務めるトミー(ブライアン・コックス)の元にある夜、保
安官から緊急の検死依頼が入る。一家3人が惨殺された家の地下から発見された身元
不明の女性の死体、通称「ジェーン・ドウ」の検死をして欲しいというものであった。
トミーとオースティンは検死解剖を始めるが、2人は様々な怪奇現象に襲われ、やが
て遺体に隠されたある事実が判明する。
「ジェーン・ドウ」とは身元不明の女性につける名前である。男性だと「ジョン・ド
ウ」となる。そのジェーン・ドウを解剖したために恐ろしい目に遭う検死官親子の物
語である。殺人現場の家の地下から発見された女性の死体。外傷は見られず、一見し
て何故死んだのかわからない死体だった。それを保安官に頼まれてトミーとオーステ
ィンの親子が検死することになる。死体は若く美しい女性だった。だが、検死を進め
ていくうちに奇妙な点に気づく。骨格に対してウエストが細すぎるのだ。トミーは長
い間コルセットで締め上げていたからではないか、と言い、オースティンは今何世紀
だよ、と返す。そのうち2人に様々な怪奇現象が起きる。そしてそれはジェーン・ド
ウを解剖したせいだと気づく。
親子がジェーン・ドウを解剖していく過程でいろんなことがわかっていくのが興味深
くおもしろかった。にわかには信じられない話だが、その目で見てしまった以上信じ
るしかない親子。そして更なる恐怖と不幸が彼らを襲う。こういうオーソドックスな
オカルト・ホラーはやっぱりアメリカ映画はうまいな、と思った。全編ずっと緊張感
が続き、飽きさせない。大体、死体安置所が舞台という点で充分気味が悪いではない
か。時々響くラジオの音声にビクッとなった。このラジオの音声も物語の上で大きな
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ちょっとわからないところもあったが、おもしろかった。エミール・ハーシュ、大人
になったなあ。
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