2017年のフランス映画「ジュリアン」。
離婚したベッソン夫妻は11歳の息子ジュリアン(トーマス・ジオリア)の親権を
巡って争っていた。妻のミリアム(レア・ドリュッケール)はDV癖のある夫のア
ントワーヌ(ドゥニ・メノーシェ)に子供を近づけたくはなかったが、裁判所がア
ントワーヌに隔週の週末ごとにジュリアンへの面会の権利を与える。アントワー
ヌはジュリアンに、共同親権を盾にミリアムの連絡先を聞き出そうとするが、ジ
ュリアンは母を守るために必死で嘘をつき続けていた。アントワーヌの不満は徐
々に蓄積されていき、やがてジュリアンの嘘を見破る。
夫のDVをテーマにしたサスペンス映画。冒頭で、裁判所でジュリアンの陳述書
が読み上げられるが、ジュリアンは父親を「あの男」と言い、会いたくないと言
っているのに、共同親権が認められてしまう。何故裁判官は夫の暴力癖を認めな
かったのだろう。電話で連絡を受けた妻は絶句していた。確かに夫の弁護士は夫
の周囲の人たちの意見として、彼は真面目で穏やかな人物であると主張していた。
でも子供本人が会いたがっていないのに。ジュリアンは会いたくない父親に隔週
末会わなければならなくなってしまった。
父親はジュリアンたちの引っ越し先や母親の電話番号を聞き出そうとするが、ジ
ュリアンは母親を守るために色々と嘘をつく。父親の威圧的な態度が怖い。父親
に会うのはジュリアンにとってとてもストレスを感じることなのだ。まだ子供だ
というのにかわいそうだと思った。父親の実家で祖父母と一緒に食事をしている
時、父親がジュリアンにしつこく聞くので父親と祖父がケンカになってしまうシ
ーンがある。祖父は「どうしてお前はいつもそうなんだ。楽しくやっていたのに
台無しじゃないか」と怒る。それぐらい嫌な男なのだ。このシーンは印象的であ
る。
ラストも一応の解決を見せているが、おそらく本当の解決にはならないだろう。
この後どうなるかを考えたら、母子はきっと不安であるに違いない。DVという
のは病気だなと思った。DVの怖さがよくわかる映画だった。おもしろかった。
9月9日はノエルの2歳の誕生日でした。月日が経つのは早いなあ~。これからも
元気でね。でももうちょっとおしとやかになってね。




ノエルはベルのことが好きなのですが、愛情表現が激しいので、嫌がられていま
す。


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離婚したベッソン夫妻は11歳の息子ジュリアン(トーマス・ジオリア)の親権を
巡って争っていた。妻のミリアム(レア・ドリュッケール)はDV癖のある夫のア
ントワーヌ(ドゥニ・メノーシェ)に子供を近づけたくはなかったが、裁判所がア
ントワーヌに隔週の週末ごとにジュリアンへの面会の権利を与える。アントワー
ヌはジュリアンに、共同親権を盾にミリアムの連絡先を聞き出そうとするが、ジ
ュリアンは母を守るために必死で嘘をつき続けていた。アントワーヌの不満は徐
々に蓄積されていき、やがてジュリアンの嘘を見破る。
夫のDVをテーマにしたサスペンス映画。冒頭で、裁判所でジュリアンの陳述書
が読み上げられるが、ジュリアンは父親を「あの男」と言い、会いたくないと言
っているのに、共同親権が認められてしまう。何故裁判官は夫の暴力癖を認めな
かったのだろう。電話で連絡を受けた妻は絶句していた。確かに夫の弁護士は夫
の周囲の人たちの意見として、彼は真面目で穏やかな人物であると主張していた。
でも子供本人が会いたがっていないのに。ジュリアンは会いたくない父親に隔週
末会わなければならなくなってしまった。
父親はジュリアンたちの引っ越し先や母親の電話番号を聞き出そうとするが、ジ
ュリアンは母親を守るために色々と嘘をつく。父親の威圧的な態度が怖い。父親
に会うのはジュリアンにとってとてもストレスを感じることなのだ。まだ子供だ
というのにかわいそうだと思った。父親の実家で祖父母と一緒に食事をしている
時、父親がジュリアンにしつこく聞くので父親と祖父がケンカになってしまうシ
ーンがある。祖父は「どうしてお前はいつもそうなんだ。楽しくやっていたのに
台無しじゃないか」と怒る。それぐらい嫌な男なのだ。このシーンは印象的であ
る。
ラストも一応の解決を見せているが、おそらく本当の解決にはならないだろう。
この後どうなるかを考えたら、母子はきっと不安であるに違いない。DVという
のは病気だなと思った。DVの怖さがよくわかる映画だった。おもしろかった。
9月9日はノエルの2歳の誕生日でした。月日が経つのは早いなあ~。これからも
元気でね。でももうちょっとおしとやかになってね。




ノエルはベルのことが好きなのですが、愛情表現が激しいので、嫌がられていま
す。


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