2018年の日本映画「夜明け」。
ある日、川辺を歩いていた初老の哲郎(小林薫)は、水際に倒れていた1人の
青年(柳楽優弥)を見つける。哲郎の自宅で介抱された青年は自らを「シンイ
チ」と名乗った。哲郎とシンイチは徐々に心を通わせ、哲郎は自身が経営す
る木工所でシンイチに技術を教え、周囲もシンイチを受け入れていった。し
かし、シンイチは本名を明かすことができないある秘密を抱えており、哲郎
もまた決して忘れることができない過去があった。
心に傷を負った初老の男と若者が心を通わせるドラマ映画だが、あまりおも
しろくなかった。誰にも言えない秘密を抱え、自暴自棄になっている青年と、
妻と息子を事故で亡くした男。青年はシンイチと名乗るが、男の死んだ息子
の名前が真一だったため、男は次第にシンイチに親子のような感情を抱き始
める。行く当てもなさそうなシンイチを男は自宅に住まわせてやり、自分が
経営する木工所で仕事を与える。
実は哲郎は子持ちの女性と結婚を控えていたが、死んだ妻子に未練たっぷり
の彼はこのまま結婚していいものか密かに悩んでいた。結婚の準備に積極的
でない哲郎に対して、相手の女性はイライラを募らせていた。何というか、
全てが中途半端で、すっきりしない。女性の6歳の娘は、母親と哲郎の関係
を敏感に感じ取って、「おじちゃん、ママのこと好きじゃないもん」とシン
イチに言う。けれども結局哲郎と女性は結婚してしまう。
シンイチは哲郎にだけ秘密を打ち明けるが、結局偽名を使って周囲と交わっ
ていることに限界を感じてしまう。ラストシーンも、シンイチがシンイチで
はなく自分として生きていく決意の表れなのだろうが、心に響くものがない。
柳楽優弥と小林薫の演技は良かったが、映画は大しておもしろくなかった。
柳楽優弥が美青年に写っていてそれも良かったが、感動するところのない映
画で残念だった。
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ある日、川辺を歩いていた初老の哲郎(小林薫)は、水際に倒れていた1人の
青年(柳楽優弥)を見つける。哲郎の自宅で介抱された青年は自らを「シンイ
チ」と名乗った。哲郎とシンイチは徐々に心を通わせ、哲郎は自身が経営す
る木工所でシンイチに技術を教え、周囲もシンイチを受け入れていった。し
かし、シンイチは本名を明かすことができないある秘密を抱えており、哲郎
もまた決して忘れることができない過去があった。
心に傷を負った初老の男と若者が心を通わせるドラマ映画だが、あまりおも
しろくなかった。誰にも言えない秘密を抱え、自暴自棄になっている青年と、
妻と息子を事故で亡くした男。青年はシンイチと名乗るが、男の死んだ息子
の名前が真一だったため、男は次第にシンイチに親子のような感情を抱き始
める。行く当てもなさそうなシンイチを男は自宅に住まわせてやり、自分が
経営する木工所で仕事を与える。
実は哲郎は子持ちの女性と結婚を控えていたが、死んだ妻子に未練たっぷり
の彼はこのまま結婚していいものか密かに悩んでいた。結婚の準備に積極的
でない哲郎に対して、相手の女性はイライラを募らせていた。何というか、
全てが中途半端で、すっきりしない。女性の6歳の娘は、母親と哲郎の関係
を敏感に感じ取って、「おじちゃん、ママのこと好きじゃないもん」とシン
イチに言う。けれども結局哲郎と女性は結婚してしまう。
シンイチは哲郎にだけ秘密を打ち明けるが、結局偽名を使って周囲と交わっ
ていることに限界を感じてしまう。ラストシーンも、シンイチがシンイチで
はなく自分として生きていく決意の表れなのだろうが、心に響くものがない。
柳楽優弥と小林薫の演技は良かったが、映画は大しておもしろくなかった。
柳楽優弥が美青年に写っていてそれも良かったが、感動するところのない映
画で残念だった。
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