猫のひたい

杏子の映画日記
☆基本ネタバレはしません☆

マスカレード・ホテル

2020-01-08 22:08:27 | 日記
2019年の日本映画「マスカレード・ホテル」。

都内で3件の殺人事件が発生した。現場にはいずれも不可解な数字の羅列が
残されていたことから、連続殺人事件として捜査が開始される。警視庁捜査
一課のエリート刑事・新田浩介(木村拓哉)は、その数字が次の犯行場所を予
告していること、そしてホテル・コルテシア東京が4件目の犯行現場になる
ことを突き止める。犯人を見つけるためホテルのフロントクラークに成りす
まして潜入捜査に乗り出した新田は、教育係である優秀なフロントクラーク
・山岸尚美(長澤まさみ)と衝突を繰り返しながら、事件の真相に近づいてい
く。

東野圭吾氏の小説の映画化。都内で3件の殺人事件が発生し、現場に残され
ていたメモから連続殺人であること、4件目の事件の場所は高級ホテルであ
るホテル・コルテシア東京であることを警察は突き止める。新田たち刑事は
ホテルのフロントクラークやベルボーイに扮して潜入捜査を始める。ホテル
に出入りする者全てが容疑者という状況の中で、人を疑うのが仕事である新
田と、客のことを信用し客を1番に考えるというフロントクラークの山岸は
衝突する。
とにかく変な客が次々に登場する。難癖をつけて何度も部屋を変えさせる男
や、ヒステリックな女や、新田を目の仇にするようにこき使う男や、盲目の
怪しい老婆や。盲目の老婆は本当は目が見えているのではないかと新田は推
測し、その根拠を山岸に説明する。結局その老婆は目が見えており、事情が
あって見えないふりをしていたのだとわかる。山岸は新田の洞察力に感心し、
2人は少しずつ心を開いていく。
変な客たちもそれぞれの事情がわかり、怪しい者が1人ずつ減っていく。事
件はなかなか起きず、ホテルの人間模様を描いた映画のような雰囲気もある。
それがこの映画のおもしろさなのだろう。結末は想像がつかなかった。ちょ
っと無理矢理な感じのするシーンもいくつかあったが、まあまあ楽しめた。
原作を読めばもっとおもしろいのかもしれない。私は海外小説が好きで、日
本の小説はあまり読まないのだが。
木村拓哉主演の映画は他に「武士の一分」と「無限の住人」しか観たことな
いのだが、それらの方がおもしろかった。




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