猫のひたい

杏子の映画日記
☆基本ネタバレはしません☆

マネー・ショート 華麗なる大逆転

2020-01-23 21:48:52 | 日記
2015年のアメリカ映画「マネー・ショート 華麗なる大逆転」。

2005年、ニューヨーク。金融トレーダーのマイケル(クリスチャン・ベール)は住宅
ローンを含む金融商品が数年以内に債務不履行に陥る可能性があることに気づくが、
ウォール街の銀行家や政府の金融監督機関には全く相手にされずにいた。そこで、新
たな戦略でウォール街を出し抜こうとするマイケルの動きを察知した銀行家のジャレ
ッド(ライアン・ゴズリング)は、ヘッジファンド・マネージャーのマーク(スティー
ヴ・カレル)に連絡を取る。そして2008年、住宅ローンの破綻に端を発する市場崩
壊の兆候が表れる。

リーマン・ショックの裏側でいち早く経済破綻の危機を予見し、ウォール街を出し
抜いた4人の男たちの実話である。
私は金融業界のことは全くわからないし、専門用語もチンプンカンプンなのだが、勢
いがあって何だかよくわからないのにおもしろかった。それに登場人物たちのセリフ
がとても多く、私は会話劇が結構好きなので楽しめた。キャストもクリスチャン・ベ
ール、ブラッド・ピット、ライアン・ゴズリング、スティーヴ・カレルと豪華である。
経済破綻を予見し、自分たちが巨額の富を得るために影で動いていた人たちっていた
んだなあ。どこの世界にも先見の明を持った人というのはいるものだ。
私は住宅ローンなんて抱えていないのでさっぱりわからないのだが、リーマン・ショ
ックは本当に世界経済に大きな混乱をもたらしたんだなあ。こんなことすら私はよく
理解していないのだ。それでもおもしろく観られたのだから不思議な魅力のある映画
だ。ベン(ブラッド・ピット)の「何万人の人が家を失い、路頭に迷うかわかっている
のか」というセリフが印象に残った。それとゴツい体格のお父さんと幼い息子のエピ
ソードも良かった。爽快なだけでは終わらない、悲しみも漂っているラストも好みで
ある。とてもアメリカ映画らしい映画だった。



お腹ぽっこり!脚短っ!













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さが良かったんだけどなあ。




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