猫のひたい

杏子の映画日記
☆基本ネタバレはしません☆

ロードキラー

2020-02-13 21:12:12 | 日記
2001年のアメリカ映画「ロードキラー」。

ボストンの大学に通うルイス(ポール・ウォーカー)は、ネブラスカへの帰省のつい
でにコロラドに住む幼馴染のヴェナ(リーリー・ソビエスキー)を拾い、大陸横断ド
ライブを楽しむことを計画する。だが母から連絡が入り、釈放された兄フラー(ス
ティーヴ・ザーン)をソルトレイクシティで先にピックアップすることになった。
強引なところのあるフラーはルイスをけしかけ、無線で1人のトラッカーをからか
い出す。しかし悪戯が過ぎた頃、ラスティ・ネイルと名乗るそのトラッカーの異常
ぶりが明らかになる。やがて2人はヴェナと落ち合うが、それは恐怖のドライブの
幕開けだった。

ちょっとくだらないけど、かなり怖いサスペンス映画。くだらないと思ったのは、
とにかく兄のフラーがバカすぎて。弟のルイスに女性の声真似をさせて、無線であ
るトラック運転手をからかったこと。普通そんなことするだろうか。ルイスも最初
は嫌がっていたけど、フラーがあまりしつこいので根負けして、ノリノリになって
きてしまって。フラーは自分のことを「俺は家族の鼻つまみ者」と言っていたけど、
ほんとそう。あんな人が家族にいたら嫌だな。大体男性の声が女性の声に聞こえる
ものだろうか。
ルイスとフラーは怒ったトラックの運転手に追い回されることになるが、その途中
でヴェナを拾い、ヴェナに事情を説明する。怯えるヴェナ。トラックは本気でルイ
スたちを殺そうと追ってきているのだから怖い。スピルバーグの「激突!」と似て
いるが(運転手の顔が映らないところも)、あちらは主人公は何も悪いことをしてい
ないのに大型のタンクローリーに追い回されるのがとても怖かったが、本作は明ら
かに主人公である兄弟が悪い。そしてからかった相手もサイコパスだったというこ
とが不運だった。
ハラハラドキドキのシーンの連続で、なかなか怖かった。トラック運転手の執念深
さと言ったら。途中で犠牲になる人も出てくる。兄弟は何というバカなことをして
しまったのだろうか。ラストもお決まりの終わり方。ゾッとした。




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コメント (2)
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