猫のひたい

杏子の映画日記
☆基本ネタバレはしません☆

ガンズ・アキンボ

2021-08-25 22:55:15 | 日記
2019年のイギリス・ドイツ・ニュージーランド合作映画「ガンズ・アキ
ンボ」。

ゲーム会社でプログラマーとして働くマイルズ(ダニエル・ラドクリフ)は、
ネットの掲示板やコメント欄に過激な書き込みをして憂さ晴らしをしてい
た。ある日、マイルズは本物の殺し合いを生配信する闇サイト「スキズム
」に攻撃的な書き込みを繰り返し、サイトを運営する闇組織のボスを怒ら
せてしまう。組織に襲撃され気を失ったマイルズが目を覚ますと、両手に
ボルトで拳銃が固定されていた。更に元恋人も人質にとられたマイルズは、
「スキズム」で最強の女殺し屋ニックス(サマラ・ウィービング)に24時
間以内に勝てば解放すると言い渡されてしまう。

両手に拳銃が固定された状態でデスゲームに参加させられた男の戦いを描
いたバイオレンス・アクション・コメディ。ゲーム・プログラマーをして
いる冴えないオタク青年・マイルズは、ネットの掲示板や動画のコメント
欄に過激なコメントを書き込むのを趣味にしていた。ある日の夜、マイル
ズはスキズムという違法なデスゲームをネット上で観戦しつつ、いつもの
ように攻撃的なコメントを書き込んでいた。スキズムを主催するボスはそ
のコメントに激怒し、マイルズの身元を特定した後、部下に命じて彼を拉
致させた。雑な手術で両手に拳銃を固定されてしまったマイルズは、戦闘
狂の女性・ニックスとのデスマッチに放り込まれた。24時間以内にニッ
クスを倒せば解放されると言われ右往左往していたマイルズだが、元カノ
が人質に取られたことを知って戦う決意をする。
まるで漫画みたいなぶっ飛んだ物語だが、なかなかおもしろかった。ダニ
エル・ラドクリフは変わった役ばかりしているが、今度は両手に拳銃を固
定されてしまう役である。こんな男は世界に1人もいないだろう。マイル
ズはつまらない毎日を送っているオタクだが、いい人である。でもネット
で違法なデスゲームを観戦していたのはどうかなーと思う。批判のコメン
トを書き込んではいたが、他のギャラリーと一緒じゃないのかな。最強の
殺し屋ニックスと戦わなければならなくなったが、マイルズは殺人などし
たくない。まず警察に連絡しようと思ったが、両手がふさがっているので
電話もかけられない。
最初の方はマイルズの奮闘がコミカルで、手が使えないというのはこんな
にも不便なものなのだと思った。ドアのノブも満足に回せない。やっと外
に出て警察官の姿を見つけて、「助けて!」と言うが、部屋着(ガウン)に
下着、靴下、トラ模様のスリッパ姿の青年が両手に拳銃を持っていたら不
審者としか思われず、撃たれそうになる。慌てて逃げるマイルズだが、今
度はニックスに命を狙われる。最強の殺し屋のはずのニックスに攻撃され
てもマイルズがなかなか死なないのが笑える。悪運の強い男だ。そうこう
しているうちにスキズムのボスに元カノが拉致され、マイルズはニックス
と本気で戦うことを余儀なくされる。
ニックスがどうして戦闘狂になったのかという理由も出てくるが、彼女は
彼女でトラウマを抱えており、それは悲惨なものだった。紆余曲折を経て
やっと警察に理解してもらえたマイルズだが、何としてでも元カノを助け
出さなければならない(実は彼女に未練タラタラである)。そして一計を案
じる。とにかく人が死にまくる映画なので、マイルドにするためにコメデ
ィ要素を強くしたのだろうなと思った。こんな冗談みたいな物語をおもし
ろく観られたのは、映画のテンポの良さもあると思うがダニエル・ラドク
リフの演技力のお陰だと思う。すっかり実力派俳優に成長したダニエル。
ラストも「え、それでいいの?」という感じで、正にノンストップ・アク
ション・コメディだった。


どうしてノエルは何でもカジカジするのだろう。子猫の時だけかと思って
いたが未だにいろんな物を噛む







ノエル、ぺろり。













11日から続いた長雨もやっと終わりそう。今、梅雨でしたっけ…?
コメント (6)
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