1998年のイタリア映画「人妻」。
美しい人妻・シルヴィア(モニカ・グェリトーレ)は夫と娘と共に、裕福で
幸せな生活を送っていた。しかし、1人の若い男との出会いが彼女を変え
る。彼の誘惑に身も心ものめり込み、シルヴィアは情事を重ねる。
タイトルから想像がつくように人妻の不倫の映画である。随分直接的なタ
イトルだなあ。夫と小学生の娘と暮らすシルヴィアは、ある日カフェでぶ
つかってきた若い男に自分のコーヒーをこぼされる。男は謝り、シルヴィ
アはその時男に何かを感じる。シルヴィアは翌日もそのカフェへ行き、男
と会えるのを期待して待つ。再び男は現れ、2人は恋に落ちる。それから
2人の情事の日々が始まる。
シルヴィアの夫は一見優しくて、彼女を愛しているように見えるが(愛し
てはいるのだと思うが)、何不自由ない生活の中でシルヴィアは満たされ
ないものを感じていた。シルヴィアが電話をしている最中に話しかけると
いう無神経さ、私だったらこれでもう夫を嫌になる。夫は神経質で口うる
さく、高圧的だ。シルヴィアは自分が夫を愛していないことを自覚してい
た。そんな時に優しくて素敵な男性と出会ったら、恋してしまっても仕方
ないかも、と思う。男の方も美しいシルヴィアに夢中になってしまい、2
人はお互いを激しく求めあうようになる。
画面の色合いが時々変わり、何だろう?と思うのだが、終盤でその秘密は
わかる。シルヴィアの娘は小学校1年生くらいに見えて幼いのだが、その
割にシルヴィアは老けて見える。美人だが幸せとは言い切れない生活のせ
いで老けてしまったのだろうか。そしてよくあるように男は次第に大胆な
行動を取るようになっていく。夫が出張中にシルヴィアの自宅を訪れたり
して、シルヴィアは困惑する。こうなったらダメだなーと思う。不倫にも
ルールはあるものだ。
愛し合っていたシルヴィアと男だったが、思わぬ展開になる。どんでん返
しというか、「えっ、そうだったの!?」という感じだ。予想外の出来事
にびっくりさせられる。意外でおもしろいのだが、ちょっとあっけなかっ
た気がする。その後シルヴィアがどうなるのか描かれていないのだ。あの
あっけなさはフランス映画みたいだな、と思った。突然終わるというラス
トは結構好きなのだが、何と言うかこの映画は消化不良みたいな感じが残
ってしまった。おもしろかったことはおもしろかったのだが、まあとにか
く隠しごとは良くないということで。
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美しい人妻・シルヴィア(モニカ・グェリトーレ)は夫と娘と共に、裕福で
幸せな生活を送っていた。しかし、1人の若い男との出会いが彼女を変え
る。彼の誘惑に身も心ものめり込み、シルヴィアは情事を重ねる。
タイトルから想像がつくように人妻の不倫の映画である。随分直接的なタ
イトルだなあ。夫と小学生の娘と暮らすシルヴィアは、ある日カフェでぶ
つかってきた若い男に自分のコーヒーをこぼされる。男は謝り、シルヴィ
アはその時男に何かを感じる。シルヴィアは翌日もそのカフェへ行き、男
と会えるのを期待して待つ。再び男は現れ、2人は恋に落ちる。それから
2人の情事の日々が始まる。
シルヴィアの夫は一見優しくて、彼女を愛しているように見えるが(愛し
てはいるのだと思うが)、何不自由ない生活の中でシルヴィアは満たされ
ないものを感じていた。シルヴィアが電話をしている最中に話しかけると
いう無神経さ、私だったらこれでもう夫を嫌になる。夫は神経質で口うる
さく、高圧的だ。シルヴィアは自分が夫を愛していないことを自覚してい
た。そんな時に優しくて素敵な男性と出会ったら、恋してしまっても仕方
ないかも、と思う。男の方も美しいシルヴィアに夢中になってしまい、2
人はお互いを激しく求めあうようになる。
画面の色合いが時々変わり、何だろう?と思うのだが、終盤でその秘密は
わかる。シルヴィアの娘は小学校1年生くらいに見えて幼いのだが、その
割にシルヴィアは老けて見える。美人だが幸せとは言い切れない生活のせ
いで老けてしまったのだろうか。そしてよくあるように男は次第に大胆な
行動を取るようになっていく。夫が出張中にシルヴィアの自宅を訪れたり
して、シルヴィアは困惑する。こうなったらダメだなーと思う。不倫にも
ルールはあるものだ。
愛し合っていたシルヴィアと男だったが、思わぬ展開になる。どんでん返
しというか、「えっ、そうだったの!?」という感じだ。予想外の出来事
にびっくりさせられる。意外でおもしろいのだが、ちょっとあっけなかっ
た気がする。その後シルヴィアがどうなるのか描かれていないのだ。あの
あっけなさはフランス映画みたいだな、と思った。突然終わるというラス
トは結構好きなのだが、何と言うかこの映画は消化不良みたいな感じが残
ってしまった。おもしろかったことはおもしろかったのだが、まあとにか
く隠しごとは良くないということで。
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