猫のひたい

杏子の映画日記
☆基本ネタバレはしません☆

WHO AM I?

2015-01-13 02:40:53 | 日記
1998年の香港映画「WHO AM I?」。
南アフリカで作戦中の某国特殊部隊を乗せたヘリが遭難した。やがてただ1人生き残った隊員
523号(ジャッキー・チェン)は地元の部族民に救われるが、記憶喪失になり、自分の名前も素性
も忘れてしまう。部族民たちに名前を聞かれた523号が、思わず「俺は誰だ(Who am i?)」と
言ったため、そのまま通り名が「フーアムアイ」になる。自分の素性を知るための旅に出た彼は、
近隣で開催されていたラリーの選手ユキ(山本未来)と出会い、文明社会へ戻るが、やがて彼の
前に謎の記者クリスティーンが現れる。

今度は「香港国際警察」とは違い、明るくコミカルなジャッキー映画。記憶喪失になった某国の
特殊部隊員のフーアムアイだが、彼は命を狙われていて、次第にその事実に気づく。自分が何故
命を狙われるのかわからないまま、逃げるフーアムアイ、そしてそれを手助けするユキ。ユキの
明るさや行動力もいい。
前半はカースタントも観ていて爽快だが、終盤の、オランダの高層ビルでのスタントアクションが
すごい。まさに命がけ。でも見どころはやっぱり格闘アクション。ビルから落ちそうになりながらの
格闘は本当にハラハラするし、かっこいい。私はやっぱりカンフーアクションが好きだ。
世界をまたにかけたストーリーで、かなりお金もかかってそうだ。
シリアスなジャッキー映画、コミカルなジャッキー映画、どちらも好き。



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香港国際警察

2015-01-09 02:45:09 | 日記
2004年の香港・中国合作映画「香港国際警察」。
ある日、香港で武装グループが銀行強盗をし、あえて人質に警察へ通報させ、駆けつけた警官
たちを銃撃で返り討ちにしてしまう事件が発生した。香港警察のチャン警部(ジャッキー・チェン)
は自らの部下を率いて、武装グループのアジトへ向かったが、グループの巧妙な罠にはまり、
部下を全員死なせてしまう。事件後、チャンは停職処分となり、部下を死なせた責任から酒に
溺れていた。そこにシウホン(ニコラス・ツェー)という新しい相棒が登場する。チャンを慕うシウ
ホンによって、チャンは少しずつ立ち直り、再び犯人逮捕に挑むが、その過程でチャンは、犯人
たちがチャンの上司でもある警察部長の息子・ジョー(ダニエル・ウー)を始め、政界・財界・法曹界
の息子や娘が、自分たちの享楽のために犯罪をゲームとして楽しんでいることを知る。

シリアスなジャッキー映画。初めの方はあまりにも人が死に、目をそむけたくなるような場面も
多かった。チャンの婚約者(チャーリー・ヤン)の弟も殺されてしまって、ひどい展開に胸が痛んだ。
酒に溺れるチャンを立ち直らせたのは、シウホン(1度で変換できないのでイラッとする)という
若い警官だった。
相変わらずジャッキーのアクションはすごいが、この映画ではニコラス・ツェーやダニエル・ウー、
その他犯人グループのメンバーたちも相当アクションを頑張っている。見応え充分。
卑劣な犯人たちの犯行。彼らの目的は金ではなく、犯罪をゲーム感覚で楽しむことだ。そのため
には残酷な殺人も何とも思わない。ダニエル・ウーの悪党ぶりがすごかった。しかし終盤、犯人
たちが「親にバレたらやばい」などと言っているのを見ると、あんな残酷な連中でも親にはバレたく
ないんだな、と、おかしかった。
ラストでシウホンの秘密がわかる場面は、ホロリとする。
ニコラス・ツェーやダニエル・ウーはかっこいいし、チャーリー・ヤンは美人だし、俳優陣も良かった。
シウホンがずっと青島コートみたいなのを着ていたけど、真似したのかな。



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ネバーランド

2015-01-06 04:13:30 | 日記
2004年のアメリカ・イギリス合作映画「ネバーランド」。
1903年のロンドン。劇作家のジェームズ・バリ(ジョニー・デップ)は新作「リトル・メアリー」の
評判が悪く、失意のままケンジントン公園に散歩に出かけた。そこでジェームズはデイヴィズ
家の若き未亡人シルヴィア(ケイト・ウィンスレット)と4人の息子たちに出会う。ジェームズは
一家と親しくなり、足しげくデイヴィズ家に通うようになる。三男のピーターは父親を亡くして
以来、夢を持つことを諦め、心を閉ざしていた。心の傷と戦うピーターに、ジェームズは空想で
遊ぶことと物語を書くことを教え、その中で物語の着想を得る。

「ピーター・パン」の作者ジェームズ・バリが、いかにして物語を作り上げたか、その過程を描いた
映画である。こんなエピソードがあったとは全く知らなかった。
ジェームズは子供のような人である。想像力が豊かで、子供と遊ぶのが好きだ。デイヴィズ家の
息子たちは、父親を亡くして淋しい思いをしていた。もちろん母親のシルヴィアも。それが、ジェー
ムズと知り合い、交流を続けていくうちに、明るさを取り戻していく。その様子は微笑ましい。
しかしジェームズがデイヴィズ家と親しくしていることを、妻のメアリーは良く思わない。噂が
立っているのだ。そしてシルヴィアの厳格な母親も、いい顔をしない。それぞれの家庭には
波風が立っていく。それでも、ジェームズはデイヴィズ家と付き合いを続け、その中で「ピーター・
パン」の物語の着想を得て、作り上げていく過程はとてもおもしろい。
長男のジョージが、祖母に「お母さんはもう子供じゃない。僕もだ」と反発する場面は、ジョージの
成長が頼もしく思えて、感動的だった。
ジョニー・デップやケイト・ウィンスレットも良かったが、子供たち、特にピーターの演技が印象に
残った。暖かい映画だった。



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