フランス・ベルギー合作映画「暮れ逢い」を観にいった。
1912年、ドイツ。鉄鋼業を営む裕福な実業家カール・ホフマイスター(アラン・リックマン)は
持病が悪化し、自宅療養を余儀なくされた。そこへ、彼の個人秘書として若く優秀な新入社員
フレドリック・ザイツ(リチャード・マッデン)がやってきて、屋敷に住み込みで仕事をすることに
なった。一つ屋根の下で暮らすうちに、カールの若き妻ロット(レベッカ・ホール)とフレドリック
は次第に惹かれあっていく。
パトリス・ルコントの新作である。大学を首席で卒業した身寄りのない若者が、勤め先の社長に
気に入られ、個人秘書として屋敷に住み込むように言われる。そして、そこで出会った社長の
年の離れた妻と愛し合うようになる…ロマンチックなストーリーだ。
そして夫はそれに気づいている。むしろ、初老の夫は若者を妻に「あてがった」ようにも感じる。
しかしやはり嫉妬はあり、そのため若者と妻は引き裂かれてしまう。更に第一次世界大戦が2人
の再会を阻む。美しく、悲しい映画である。
おもしろかったが、なんというか、「ルコントらしさ」があまり出ていなかったように思う。
官能や切なさ、というのだろうか、それが表現されていなかったように感じた。
俳優たちは良かったと思う。レベッカ・ホールはそれほど美人ではないが、20世紀初頭のファッ
ションが彼女を美しく見せていた。屋敷の中の調度品も良かった。
残念なのは、フランス映画で、舞台がドイツなのに、言語が英語だったこと。英語がどうもしっ
くりこない。メインの俳優たちが皆イギリス人なので仕方がないのだろうか。ドイツ語でやるか、
もしくは舞台をフランスに変えて(この映画は原作の小説がある)フランス語でやるか、どちらか
にして欲しかった。そうすれば映画の雰囲気もかなり違っていただろう。
やっぱりルコント作品はフランス語で観たい。
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1912年、ドイツ。鉄鋼業を営む裕福な実業家カール・ホフマイスター(アラン・リックマン)は
持病が悪化し、自宅療養を余儀なくされた。そこへ、彼の個人秘書として若く優秀な新入社員
フレドリック・ザイツ(リチャード・マッデン)がやってきて、屋敷に住み込みで仕事をすることに
なった。一つ屋根の下で暮らすうちに、カールの若き妻ロット(レベッカ・ホール)とフレドリック
は次第に惹かれあっていく。
パトリス・ルコントの新作である。大学を首席で卒業した身寄りのない若者が、勤め先の社長に
気に入られ、個人秘書として屋敷に住み込むように言われる。そして、そこで出会った社長の
年の離れた妻と愛し合うようになる…ロマンチックなストーリーだ。
そして夫はそれに気づいている。むしろ、初老の夫は若者を妻に「あてがった」ようにも感じる。
しかしやはり嫉妬はあり、そのため若者と妻は引き裂かれてしまう。更に第一次世界大戦が2人
の再会を阻む。美しく、悲しい映画である。
おもしろかったが、なんというか、「ルコントらしさ」があまり出ていなかったように思う。
官能や切なさ、というのだろうか、それが表現されていなかったように感じた。
俳優たちは良かったと思う。レベッカ・ホールはそれほど美人ではないが、20世紀初頭のファッ
ションが彼女を美しく見せていた。屋敷の中の調度品も良かった。
残念なのは、フランス映画で、舞台がドイツなのに、言語が英語だったこと。英語がどうもしっ
くりこない。メインの俳優たちが皆イギリス人なので仕方がないのだろうか。ドイツ語でやるか、
もしくは舞台をフランスに変えて(この映画は原作の小説がある)フランス語でやるか、どちらか
にして欲しかった。そうすれば映画の雰囲気もかなり違っていただろう。
やっぱりルコント作品はフランス語で観たい。
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