2000年のアメリカ映画「ザ・ネゴシエーター 交渉人」。
レイプ後に殺害されたと見られる女性の遺体が発見され、警察は容疑者として黒人の青年を
逮捕した。被告側の証人として法廷に呼ばれた彼の父親は、息子の無実を訴え、陪審員を
人質にとって立てこもる。そして交渉人として指名した原告側の検事補に、24時間以内に
息子の無実を証明するよう要求してくる。
なかなかおもしろかった。タイトルに交渉人とついているが、本職の交渉人は登場しない。
弁護士資格を持った検事補が交渉にあたる。初め、黒人青年が本当に殺人犯なのかわから
ないが、もしかしてこの人が真犯人?と思った人が真犯人だったことなど、ちょっと先が読める
展開ではあったが、結構良くできた映画だったと思う。
人種差別問題や貧富の差など、アメリカがずっと抱えている問題がポイントになっていて、アメ
リカの病める部分を考えさせられた。逮捕された黒人青年は、やったともやってないとも、一言
も言わない。信じてもらえないと諦めているからだ。
検事補は父親の要求を無茶だと思いつつも、事件を調べなおし、意外な事実をつかむ。この、
真相に辿り着くまでの過程が少しあっさりしすぎているというか、いきなりというか、その点が
やや不満で、もう少しじっくり描写して欲しかった感があるが、全体としては良かったと思う。
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レイプ後に殺害されたと見られる女性の遺体が発見され、警察は容疑者として黒人の青年を
逮捕した。被告側の証人として法廷に呼ばれた彼の父親は、息子の無実を訴え、陪審員を
人質にとって立てこもる。そして交渉人として指名した原告側の検事補に、24時間以内に
息子の無実を証明するよう要求してくる。
なかなかおもしろかった。タイトルに交渉人とついているが、本職の交渉人は登場しない。
弁護士資格を持った検事補が交渉にあたる。初め、黒人青年が本当に殺人犯なのかわから
ないが、もしかしてこの人が真犯人?と思った人が真犯人だったことなど、ちょっと先が読める
展開ではあったが、結構良くできた映画だったと思う。
人種差別問題や貧富の差など、アメリカがずっと抱えている問題がポイントになっていて、アメ
リカの病める部分を考えさせられた。逮捕された黒人青年は、やったともやってないとも、一言
も言わない。信じてもらえないと諦めているからだ。
検事補は父親の要求を無茶だと思いつつも、事件を調べなおし、意外な事実をつかむ。この、
真相に辿り着くまでの過程が少しあっさりしすぎているというか、いきなりというか、その点が
やや不満で、もう少しじっくり描写して欲しかった感があるが、全体としては良かったと思う。
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