元気のたね

ヘルスフィットネススペシャリストの浅田千鶴です  

咬むチカラ

2012-02-06 15:03:19 | 健康
土曜日の朝・・・
ポロリ。。と左奥歯の詰め物が取れて、空洞状態になっていまいました。
痛みもないので、週明けの歯科受診まで、そのままにしておきました。

残っている空洞の歯が割れてはいけないので、強く咬まないでいると・・・
しっかり食べれないし、咬むチカラは弱くなるし、身体の全体の元気が失われるようで、あらためて歯の大切さ、咬む事の大切さを実感しました。

厚生労働省の施策である健康日本21では、8020(ハチマル ニーマル)運動(80歳まで20本の歯を残しましょう!)が推奨されています。
自分の歯の損失が10本以下であれば、しっかり噛んで食事が行えて、健康を維持できるとの事です。

また、咬む事は痴呆との関連もあり、 痴呆症の程度が進むにつれて口腔機能は悪化する現象が見られるそうです。咀嚼時のヒトの脳の状態を調べると、日ごろよく噛んで食べている人ほど大脳皮質の運動野(こめかみのうしろ辺りにある)が強く活性化する事からも、口腔機能と痴呆の関連性が推測できるそうです。


そして、運動と咬むことにも深い関係があるのです。
奥歯を噛み締める、しっかり噛むということは、頭部と体幹に対して、背骨とともにもう一つの支えとなり、筋力と運動能力に非常に関係があります。
咬む力と体力との関連の深さについても多くの研究結果から、わかっています。
幼児期ならば、強く咬む食事と体力との相関、スポーツ選手ならば、咬み合わせ矯正やマウスピースの使用などを考慮することは大切です。

咬む力って、どれぐらいか?
男性で約689N(約70キロ)、女性で約496N(約50キロ)だそうです。
スポーツ選手の咬合力は100キロを超えると言われていて、プロ野球選手がボールを打つ瞬間には百数十キロの咬合力が歯にかかると言われています。

ガブっ~!と咬んで、力が出せるように、歯の健康にも気をつけましょう!







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