お久しぶりです

今日、3人の方に、
「毎日、ｂｌｏｇを開いているけれど、ハイハイ（前回の投稿）から変わらない！！」
と、お叱りがありました。
1ヶ月以上のご無沙汰でございました。
さて、なにから書きましょかね。

ここ1ヶ月間は　犬の介護が大変でした。
ゴールデンレトリバーの親子2匹がいたのですが、その娘リン（8歳6か月）の方が頻尿とお風呂場に行ってまで水を欲しがり、家の中で飼っているものですから、何度も何度も掃除をして、トイレをさせに夜遅くても散歩に行って。
1週間目で動物病院に行き、レントゲン・エコー・血液検査・尿検査をしましたが異常なし。
その後、2週間同じような症状で、犬エリアの廊下の板が傷みそうだったのと、おしっこ吸水シートが無くなり、この間の大雨の中、ブルーシートと給水シートを買いに行き、完璧な状態にしたとたん、飲み食い不能になってしまいました。
再び病院に行った時にはお腹の腫瘍が大きくなっていたようでした。
その後、注射器を使って、少しの給水と栄養補給をしましたが、全く動けなくなりました。
思えば不思議な事ですが、2週間海外に行っていた娘が帰ってくるのを待っていたかのように、息を引きとりました。　一昨日、娘と一緒に葬儀を行いました。
そんな中、米朝さんが　お亡くなりになりました。
落語全集は　もちろんのこと、よもやま噺など米朝さんの著書は大好きで、沢山読みました。
その米朝さん語録の中に「生きるも日常、死ぬも日常」という言葉があります。

娘を空港に迎えに行くと、開口一番「ベルとリン、元気？！」でした。
玄関の前に着くまで、リンのことは言わないでおこうと思っていたのですが、もうお別れが近いことを話すと、娘は　泣きました。　
湾岸道路を車で走りながら、生きるも日常、死ぬも日常・・・悲しまないでね。
これから一人っ子の娘は　この先、私たち両親を送らなければいけない立場。おくりびとの心得を話しました。
米朝さんの息子さん米団治さんが米朝さんが亡くなった翌日、高座で地獄八景亡者戯を演じ、噺の中での天国の劇場に「米朝　本日来演」とし、そこに自分が現れると、米朝さんは「お前が　ここにくるのは100年早い！もっと娑婆で修行してこい！」と一喝したと・・・いうふうにしはってんよ。と、娘に話しました。
ママは　大切な人が亡くなったり、大震災の後には　いつも地獄八景亡者戯を聴くのよ。ゆう（娘）も1回聴いてみてね・・・・・と。
運転しながら2人で泣いて、家に着くころには　2人とも、少し落ち着いて、玄関のドアを開きました。
その夜、家族全員そろって見送りました。
娘は　犬の散歩に行ったことがありませんでしたが、娘に先立たれた老犬ベルの散歩に行くようになりました。