春の作業 2006.3.25

春の朝日を浴び部屋の中で冬を越えた植物に水をやりながら、暖房ではない自然の温もりが建物を暖め胡蝶蘭やアンスリュームなどの寒さに弱い植物が伸び伸びと新しいつぼみや花を着け始め、北国にも春がやっと近づいてきた事を実感しています。水を吸い上げ光を放つアンスリュームのつぼみも数日の間に花開く事でしょう。南側の窓は植物に占領されています。いつもは水をやりすぎて弱らせてしまう植物も、今年は子犬のお陰で低温でも平らに暖房が効き胡蝶蘭もどの株もつぼみが出ていました。新潟県は大雪でしたが新潟市内は雪も少なく特別過しにくかった訳でもありません。これからやっと園芸を始める方はまず苗を買う前に花壇やプランターの土を替えたり堆肥や肥料を撒き準備しましょう。来週もう一度くらい最低気温がマイナスになる予報が出ています。春はゆっくり植えつけ鉢物も外に出すのはもう少し我慢しましょう。埃っぽい観葉植物は葉をぬれた布などで拭く程度にしておきます。葉上から水を掛けるのはご近所の八重桜が咲いてからにします。春の花苗も毎週色々入荷します。先回入荷した山野草の苗に花が咲き出したものがあります。庭に植えれば大きくなる野草も小さい鉢で育て草玉やコケ玉にしても良いのではと思います。ネモフィラやワスレナグサの苗も入荷しています。どうぞご来店下さい。母の日が終わるまでは休まず営業いたします。
2006.3.25

春の花苗入荷しました 2006.3.18

　三月も下旬になり日の出は少しずつ早くなって来ました。子犬のサミーが早起きなので毎日四時半にはペットの脇でゴソゴソフンフン始まり薄暗い中、朝ごはんの準備を始めます。随分長い間自分の食事も娘に用意してもらっていたので一つ朝起きたらしなければならないことが出来ました。子犬と過す時間が楽しくて長い間このページも更新しないでごめんなさい。
　鉢花市場に買い付けも昨年から私が担当を復活しました。長い間通い続けていたのですぐに慣れましたが、若い買参人さんが増えました。ホームセンターさんの担当者さんが多く、個人の花屋さんや園芸店は世代交代して若返り、私の子供のような年齢の人たちです。随分花の種類も変わり、花苗もラベル付きが多くなり海外から導入された新しい植物も多くなりました。小さな森では宿根草やギフト用の胡蝶蘭を中心に仕入れています。園芸店の仕事は好きでなければ出来ない仕事です。シーズン始めに最初に美しい花たちに出会える事、季節外れと言われる時でも合いたい花に会えたりする事が市場に通って役得と思えることです。新潟も桜の季節を前に鉢物のチューリップもそろそろ終りになり、花苗が市場の駐車場まで一杯の季節になります。玄関先に寄せ植えの一鉢を飾り春を楽しみませんか。花苗も寒さに強い植物を取り揃えてみました。ご来店をお待ちしております。
2006.3.18

展示会へ行ってきました2006.2.9

２００６年春の新潟県内業者向けの展示会に行ってきました。園芸業界も成熟期に入りびっくりする様な新商品は少ないながらも消費者の皆様に支持され続けているセンスのよい会社はさすがに使い勝手のよさそうな物を提案していました。専門店としては植物を素材として室内や庭に持ち主の個性を引き出すシンプルな鉢や、バラの支柱、ホーカルポイントになるアイアンのベンチを幾つか選びました。観葉植物も素敵な陶器の鉢に植え替えただけでも部屋の雰囲気はガラリと変わります。少し大きめな鉢も良い物がありました。庭に置く少し大きめの春の花を寄せ植えしたら良さそうな鉢も発注しました。
イギリス製の白いアイアンの東屋（ガゼボ)も店内に展示したかったのですが店の天井につっかえてしまう大きさで購入を諦めました。広い会場で見た時と、配達されてきた時の大きさは同じはずなのに全然違う物に感じます。バラのアイアン製アーチは常時展示していますがサイズも含めて数種しか展示できないのが残念です。オベリスクは海外製品より丈夫な塗装した物が欲しかったので新潟県内の会社に作ってもらっています。ねじ穴の狂いも無いので組み立ても簡単で丈夫で長持ちすると好評です。ついでにデザインの違う物も作りました。
神殿の柱をイメージして作りましたので庭に柔らかな表情が演出できます。門柱のようにも使え二本の間をロープで繋げば壁面もつるバラで飾る事が出来ます。結局デザインしたり市販されていない物は作ったりしています。　　寒さが少し和らいできました。傷んだ支柱も取替えて春を待ちましょう。
2006.2.9

バラの注文 2006.1.28

昨年入荷苗がまだ芽が出ない時期なのに今年の秋苗の予約時期になりました。イングリッシュローズは目接ぎの段階からの予約生産販売です。当店のお客様の好みに合うようにとカタログを引っ張り出し自分の記憶と照らし合わせて決めていきます。販売データーも大事ですが結局悩んで悩みぬいた結果は最新品種と好きな花になってしまいます。好きと一口で言うと独断と偏見で決めているとお思いなるかもしれませんが育ててみて病気に対しての強さや刺や葉色や、一番大切な花型や香り花持ちと気になるチェックのポイントをクリア出来るかで決めています。小さなアーチに向くとか広い壁を被う事が出来る品種とかも含めて幅広くバラ好きさんの要望に答えていけるようにと思っています。数年前に生産リストに載っていた品種でも生産中止になる物もあります。カタログとのにらめっこにリストは何重にも書き直しが加えられ最終決定の日を迎えるわけです。友人が欲しい品種を本で調べ庭の広さを考え、後植えられる数で最終決定した品種がお店に何気なく並んでいると話していました。限りある庭の広さと年々衰える体力を考えると後三本しか買えないと寂しがっていました。
幅か゛狭く花壇の内側寸法２５センチ深さ５０センチで十分１メータ以上の新シュートが元気よく出ていますので刺の少ない品種を選べば駐車場脇のような空間でも植え込み出来ます。植えています。それと冬の剪定の時に思い切って切り詰めています。切り詰め方も元気のよい品種はきつめに細い茎の品種は軽くと高低差もつけてそれぞれに日が当たるように工夫して、咲いたときに花の波になるように剪定しています。
結局どれも好きだったりしてリストとにらめっこしています。しばらく楽しい苦しい日々が続きます。
2006.1.28

ふきのとう 2006.1.22

　朝から青空が広がっています。毎日見る週間予報に新潟はいつも曇り雪マークが付いています。外れない為に表示されるのだと思いますが、気持ちは暗くなってしまいます。昨年の九月から週末晴天の日が少なく作業したくても出来ない日が多すぎました。パンジーやビオラも余程段取りが良くないと植え付けするチャンスが無かったかと思います。我が家の上空だけ雨が降っていたとも思えません。
　先日バラの剪定をしていたら冬咲きクレマチスのアンシエンシスが咲いていました。寒風で葉の縁は茶色になっていましたがうつむいてさいていました。寒いと室内にばかりいても自然開花に出会えません。ふきのとうも硬いつぼみですが沢山陽だまりになる木下で気温が上がるのを待っているようです。春一番の香りはふきのとうのパスタで楽しみます。ふきのとうも雄花と雌花があるのを子存知でしょうか。
　スーパで見かける中心が黄色い感じの花は雄花で咲き進むと白っぽくなるのは雌花です。花が咲いてからは販売されないので解らないと思います。新潟市では佐渡市で促成栽培されたものが販売されています。日陰の庭より落葉樹の足元に植えます。かわいー。と話しながらパスタと天ぷらとどっちが良いと食欲のほうに言ってしまうのも雪の中で退屈している証拠でしょうか。ふっくらと自然に咲くまで待って増えすぎてしまう場所から収穫してたのしみます。園芸店で見かける銅葉のふきもふきのとうが出ます。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　美味しい物大好きな話は雨の日にでも続きを書きます。玄関脇に置いた、市場に十二月に出荷されていたスノードロップも既に着いていた白いつぼみのままで今までの雪が無かった事のように元気です。日陰は真冬のままで少しでも日当たりが良い場所はわずかでも成長しています。
2006.1.22

雪が溶けました。2006.1.18

穏かな冬の日にバラの剪定をしました。新潟市内は雪も消え日陰に少し落雪が塊で残っているだけになりました。連日の大雪報道では新潟県全体が数メータの積雪の中暮らしているとお思いの方も多いと思います。新潟市は佐渡が島のお陰で雪が降っても一メータ以内です。地図で見ると風の吹く方向に佐渡が島があり雪は上越地区や山形県沿いに降るようです。北風は冷たいけれど゛暮らし易いと思います。
午後から風も弱まり気温も上昇してきたので又とない剪定日和になりました。長い間鉢植えにして育ててきた弱りきったマイコレクションを地植えにして二年、親指ほどの太さのシュートが伸び満足いく成長でした。通路や駐車場の脇の植え込みで大きく育てる事が出来ない場所ですが、つるバラも一年目の弱々しい茎を地際から切り取っても良いほどの茎が育って居ました。幅は三十センチ深さ五十センチの花壇です。東側には隣家と目隠しのトレリスが有り決して日当たり良好でもなく、それでも鉢植えよりずっと育ちやすい状況になったのでしょう。
落ち葉を取り除き肥料マグアンプＫ大粒と油粕系の有機肥料を撒き、ついでに残った球根を植え付けバーク堆肥と馬糞堆肥を半分づつ混ぜた物でマルチングする予定にしています。隣家が寒さで窓を開けない今が作業の適期だと思っています。園芸好きには気に成らなくともそうでないととてもいやかも知れません。異臭騒ぎになっても困るし猫が掘ってもいやだし肥料は効き目の他に配慮しなければならない問題があります。剪定や肥料やりが済んだら殺虫殺菌剤の散布をします。出来れば冬季間に二回はします。冬でも気温が高い地方では効果の程はわかりませんが気温三度だと七倍で散布しています。夏の間化学薬品使用量を少なくする為に使用しています。株自体が元気で葉が肉厚で風通しが良ければウドンコ病の発生も少ないしマルチンク゛をすることで土中水分がバラが好む環境を作る事が出来れば黒点病も発生は少ないのです。鉢植えの場合も二月下旬までに植え替えを終わっておけば病気の発生は少なくなります。雪を掘り起こしてまでは出来ないですが、雪の少ない地域の方は早急に一鉢づつで良いので作業を始めましょう。寒い季節の苦労は六月に満開の花が吹き飛ばしてくれます。
久しぶりに剪定ばさみを使ったら右手の親指の皮膚が剥けてしまいました。普段何もしていないと予めはさみが当たる場所にバンソウコを貼って置いたほうが良さそうです。毎日色々な鉢花の植え替えをしていた時代はもう少し丈夫だったのに、指も脇腹も少し筋肉痛だし確実に老化しています。外で作業する時には首の後ろにカイロを張ると少しは寒さ対策になります。
風邪を引かないように花咲く日を夢見て作業しましょう。
2006.1.18

子犬のサミー３ 2006.2.23

　早朝から子犬のサミーと遊ぶ生活に慣れてきました。朝食を挟んで二時間遊びに付き合っています。入院した頃のビニールのボールも小さな歯であっという間に穴が開いてしまいました。左手が全く使えなく成り肩をスムーズに動かす為にアンダーハンドでボールを投げる動作を繰り返し練習しました。ボールが転がるようになるまでに抜けそうな重い左腕と付き合い指が動くようになると握ったり投げたり、やがて肩の上からボールをゆっくり投げる動作が出来るまで三年という時間を使っています。辛かった頃の思い出なんかくわえて嬉しそうにボールを拾ってくる犬には関係無い事です。無心に遊ぶ姿に全て忘れてしまいそうです。
新商品が入荷し始めました。庭に咲いたバラを飾る小ぶりの花瓶や観葉植物を植え替えるおしゃれな鉢からバラの支柱として使えるアイアン製のスクリーンです。庭のホーカルポイントになるようなものを集めました。順次入荷次第ご紹介します。暖かい日に是非お店にご来店下さい。　　　　2006.2.23
　

春の花 2006.2.18

市場に入荷する花も春らしい花が増えてきました。サイネリアやプリムラ、マーガレットといった鉢花が主役です。シンビジュームも入荷量は減り、デンドロビュームガ多くなってきました。先週入荷してすぐに売れてしまったシンビジューム・スプリングウィンドはコンパクトな姿で大型種が多く、花の無い時期に葉が場所を取り人気が下火になったシンビジュームの中で　これから人気が出そうな気品があります。東京ドームの世界らん展が始まり冬の花はやはりらん類だと思います。温室を壊す時に泣く泣くあきらめたパフィオペデルムやミニカトレアも市場に出ているとつい買いたくなります。友人がらんの生産販売を目指した頃に止めたらん類の販売もギフト用に向くものだけの取り扱いに限定してしまいましたが、娘たちが幼い頃から毎年見に行っていたドームでのらん展の華やかな空間を思い出します。子犬が来たばかりで世話を夫に任せて置けないので今年は見に行くのをあきらめました。
　やっとサークルが届きました。園芸の大先輩が昨日来て、ひざの上で寝ている姿を見て忠告を頂きました。サミーを溺愛しないように気をつけます。サミーは今日サークルの中で寝ています。でもかわいいんだもの。
2006.2.18

子犬のサミー２ 2006.2.15

子犬のサミーがやって来て五日目になりました。家族全員ノックダウンです。ゲージを注文してまだ届かないので仕事になりません。昨日寝顔を見ていたら産まれた時はピンクだった鼻の頭がハート型に黒くなっています。
今日は一人（？）で箱の中で寝せようと朝から出来るだけ知らないふりをしていました。体温や人の気配がしなくとも留守番が出来るようにならなくてはいけません。親犬や兄弟犬と別れ新しい家族と暮らして、犬の赤ちゃんでも成長していかなければならないのです。生後一ヶ月位に名前を決め親元でも呼んで貰っていたのでストレスも少ないようですが、寝顔を除くと口元がおっぱいを吸う動作を繰り返し夢の中では母犬に甘えているようです。サミーと遊んでいるうちに春がやってきそうです。
三月に入ればバラも芽が出始めます。最初に付くアブラムシを退治しておきましょう。鉢の中にたまった落ち葉は拾って肥料を与えます。寒さで枯れこんだ枝は、切戻しトップジンペーストを塗っておきます。後は花が咲くまで水やりです。始めれば終ります。先端が枯れこんだ庭木に登らせようと木の足元に植えたばらがやっとニメータ程に育ちました。三年後が楽しみです。ゆっくり店にいて作業したいと思い続けています。
2006.2.15

新潟のイベント 2006.2.11

新潟の春を告げるチューリップのコンテストがトキメッセでらん展（三月三日から八日まで）と一緒に開催されます。大掛かりな装飾は今年は休みシンプルに県内の生産者の皆さんの技術を高める為の品評会となります。チューリップの切花生産数量は日本で一番です。全国的にはお隣の富山県の花と思っている方が多いと思いますが本当は新潟が一番です。
娘が習った学習塾の先生が、以前店でらんの講習に招いていたらんの生産者さんと意気投合して、今はパフィオぺデルムに恋してしまい趣味に生きています。とってもダンディな方で小学六年生の娘が算数の壁にぶつかった時に算数嫌いな人生から救ってもらいました。
どんな素敵な人に出会うかで豊かな人生を送る事が出来るのだと思っています。二月二十二日に新潟県内のテレビの番組に出演する事、と内覧会のチケットを持ってきてくれました。一年に数回しか合えませんがいつも少年のような希望に満ちた目をしています。ランの話をする時の幸せそうな顔、余りの熱の入れように趣味の世界に入るきっかけを作ってしまった私としては悪い事をしてしまったと後悔していましたが今は良かったと思います。幸せは自分が感じるものです。大人は辛い事も沢山周りで起きます。今も思い出すと涙が止まらないことも沢山有ります。思う存分泣いてもよいと思っています。花が、趣味があって良かったと思って頂ける様に提案できるように活動していきます。
2006.2.11

子犬のサミー 2006.2.10

昨年の十二月に生まれたチワワが我が家にやってきます。生まれた頃から楽しみに待っていました。赤ちゃんだから手が掛かると思います。掛けすぎに注意といわれたり、大変だよとか私の周りは人それぞれの反応とご意見を頂いています。しばらくはゆったり過させて春になるのを待つ予定です。娘は手袋サイズの犬用セーターを編んだりしています。友人がセーターの飾りの花を編んでくれました。白いセーターを花畑のように飾り娘と楽しんでいました。
講習会の仕事で店を開ける生活が長く続き、そろそろ若い人たちに代わってもらいたい気持ちになっていた所に犬がやって来るのですから今年は当然店に居続けます。前の愛犬が亡くなって寂しいし次女も親元から離れ春休みは私より犬に会いに来るようです。親としては少し複雑な気持ちです。
園芸教室の生徒さんに赤ちゃんが生まれバラの植え付けや剪定が出来ないからと頼まれ庭の手入れに行ってきました。バラは造園の担当者には剪定や誘引も品種の性質がわかっていないと難しく、私も久しぶりに作業に伺いました。寒い中防寒具に包まれた赤ちゃんはとても愛くるしく、私の指を小さな指で握り返してくれました。バラのご縁でこんなに幸福な気持ちにさせてもらえました。花も庭も手が掛かります。興味の無い人から見れば何が楽しいのと思われるかもしれません。子供の頃から草木や花が身近にある環境で育ってきたので偶然植木屋の夫と結婚して園芸店を始め、今の暮らしがあるだけです。自分の事ではなくとも窓辺にバラを飾り食事をしたり子供と絵本を読んだりする幸せを想像して幸せになれます。子供たちがまだ幼い頃一緒にチューリップの球根を植えたり、早朝の公園にサンドイッチを持って朝ごはんを食べに行ったりした思い出は今ではとても大切な物になっています。
2006.2.10

2006.1.7

大雪の中をお客様がバラを長岡から買いにご来店頂きました。雪国に暮らす人のパワーを見せ付けられます。私は普段から買い物もあんまり好きではないので（夫が買い物好き）出掛けない生活を送っています。足元のおぼつかない私は冬眠状態です。杖を頼りに恐る恐る歩いていたら私の母より年上の女性に「すべるから転ばないように。」と声を掛けられました。数年ぶりの大雪も当店の回りはまだ３０センチ位です。昭和３８年の豪雪を思い出します。二階の窓から出入りし、雪下ろしで無く雪堀で建物の崩壊を免れ、お正月の餅も雪下ろしの人たちのおやつになりました。三学期の登校日に母がかんじきを履き前を歩いて道を作りながら途中まで送ってくれたのに、学校に着く前に臨時休校で帰ってくる子供たちに会い途中で家に引き返したのを覚えています。窓も開かない生活です。
新潟市内の当店でも当然鉢の上にも雪が積もりタグも見えません。それでも前年のバラの葉はしがみついています。本当は病気を持ち越す可能性が大きいので前年のうちに切り取って剪定を終えていなければ無かったのですが、バラ苗の入荷が例年より遅れたり予定外の講習会が入ったりと、思うようには行きませんでした。後悔してもこの寒さの中で作業する訳にも行かず、無雪の地域がうらやましい。雪国でも時折青空はのぞきます。天気予報はずっと曇りと雪マークですが私としてはお日様マークを少しは混ぜてくれたらと思います。週間予報では来週から曇りマークになっています。七草が終わり、鏡開きから節分と春へ向かっています。雪下ろしは重労働です。気を付けて下さい。
2006.1.7

作るのも好きだけど食べるのはもっと好き 2006.1.4

冬休みで帰って来ていた次女が食べたいリクエスト料理を長女と次々に作り、三食しっかり食べた結果は体重計に乗るまでも無く二キロオーバー。
正当派正月料理はさておき毎年恒例のメニューはナスの辛いパスタ。材料はナスとミートソース、細切のなすをオイルで揚げミートソースに唐辛子の輪切りを好みの量加え混ぜ合わせ茹で上げたパスタに掛けるだけ。時間に余裕があればトコトンミートソースにも凝り時間が無ければ、キューピの缶詰だったりします。簡単で美味い。近所にやまやさんがあるので味に深みをだすアンチョビも色々試してみたりオリーブオイルも小瓶で買い色々変えて楽しんでいます。ただ冬になると寂しいのはフレッシュバジルが無い事。二三枚でしかないのにふんだんに使える季節には感じないけれど薫り高いバジルが今欲しい。結局夏を恋しいと話しながら食べます。
三月になったら窓辺で種を蒔こう。今はスーパのパックされた硬い茎のバジルで我慢。五月になったらプランター一杯に培養土を入れ芽が出たら間引きながら間引き菜のように使うぞ、美味しいパスタを食べるぞー。本葉二枚出ると立派なバジルの香りがします。ついでに辛い唐辛子をプランターの隅に二本植える。美味しい記憶で頭の中が一杯て゛す。我が家は夏の冷たいトマトたっぷりのパスタには青い唐辛子を輪切りにして加えます。新潟では当然魚が美味しいので白身魚の細切りも入れます。材料はフレッシュトマト、水耕栽培セロリ、玉ねぎ、青唐辛子、オリーブオイル，茹でたエビや刺身用のタイが手軽で美味しい。トマトは変形していても大きい物が美味しいのでたっぷりの量を使います。箱売りで安い時に作っています。以前は畑を借りて野菜を作っていたので、とにかく大量に収穫できる季節を知っています。旬が一番、産直も大好き。仕事に追われていた時代とは違い、お金持ちにはご縁が無くとも時間持ちと自由持ちの身です。トマトの皮なんか以前はむいているのも時間がもったいなかった。話が解からなくなりそうです。元に戻します。
トマトの皮は湯むきして横半分にして種を出し細かく切ります。玉ねぎもみじん切り、セロリは二センチのザク切り、青唐辛子はたねを抜き輪切りにし塩とオリーブオイル、黒コショウを加え冷蔵庫に入れパスタを茹で氷水で冷たくしてとまとソースで合えちぎったバジルをたっぷり飾り出来上がりです。
ハーブの人気が無くなって居ますが、暮らしの中でしっかり青ジソやミョウガのように台所に居場所を見つけたハーブも沢山有るでしょう。庭やベランダで育てたハーブを使い食卓と暮らしを豊かにする園芸やっぱり大好き。
2006.1.4

りんごジャム ２００６．１．２

バラの香りのリンゴジャムが朝食のヨーグルトに雪の朝のバラのようにのせられていた。お店のお客様に暮れに頂いた手作りの一品です。ローズゼラニュムで香り付けしリンゴの皮の色で春を感じるジャムに仕上げてありました。娘が幼い頃にアトピーがひどくほとんど食品は素材で買い手作りで食べさせていたのを思い出します。人の手を感じる品が今一番贅沢な品に違いありません。今では娘がお菓子を作るようになり一品一品の中に彼女なりの工夫を見つけ、二十五年の暮らして来た時間の長さを形として見る想いです。自分以外人の喜ぶ笑顔に出会いたい。仕事だけどもこんなにも小さな仕事で店だったら物語の中の住人になっても誰にも迷惑かけずに楽しく暮らせるかとも考えております。一日寝ては起き食事をしてビデオを見るという恒例の正月を過し、今年の目標を決めるという大切な二日間です。随分と荒れ放題になっている農場も少し手を入れなければとも思うし、その延長線上にバラ園が作れれば幸いだし。雪が雨に変わるだけで元気が出てきます。植物は今年も安らぎで庭は癒しの空間であって欲しいと願っています。
２００６．１．２

停電......。2005,12,23

新潟を停電が襲い台風並みの風は、お店のトレリスを傾け植え込み用に張ってあったテントの足も捻じ曲げました。秋からずっと週末は天候が悪く花を植えることもままならない日が続いたのに、クリスマス直前を襲った停電は昨年の中越地震以来希望が少し出て来た気持ちに寒風を吹き付けました。自然の天候には人の力は余りにも無力です。十年前は十二月どうだったかな、二十年前は次女の出産のために病院に夜中に、確か雪で道路に雪が積もり凍りつき陣痛と雪道でどきどきしながら向かいました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　寒風に揺れる木の枝も停電の中ローソクの光だけになった店内から覗けば普段の冬と変わらない景色でしかないのに、徐々に室温が下がってくると不安になってきました。そんな中でも早朝から外出し県内広範囲に停電している事さえ良く分かっていない方が普通に何事も無い様に来店され、朝から停電の中で無力な心配性の私たちは自動ドアを素早く開け閉めするしかありません。びっくりでした。新潟の昭和三十八年の豪雪もその後の地震、水害や台風に遭い学習してきたのにいつの間にか、備えは数日分の食料と水それにカセットコンロとガスボンベ位で石油ストーブは持っていないし数日続いたら大変な事になるなと考えさせられました。今だって色々な災害に遭ってもとの生活に戻れずに暮らす多くの方が新潟県内にも沢山暮らしています。娘とローソクの光の中、携帯電話で情報確認するしか電気が止まるとどうする事も出来ませんでした。そんな中でマンションの火災報知器の誤作動でベルが鳴り響き緊張しました。落ち着いて行動した娘に感謝です。緊急時はどう行動するか家族で話し合いました。店の前の信号が通常に作動し始め店内の照明が灯り暖房が点き夕方やっと通常に戻りました。テレビに懐中電灯を買いに電気店に大勢の人が押し寄せた映像が映りました。信号も止まり強風の中出掛けるよりまず落ち着く事が大事に思えました。先回の店での講習会で飾り用のローソクを実際に使うような日がくるとは思いもしませんでした。大人は普段が大事と思い、今日は何をしようか考えます。
次女が冬休みで帰ってきます。山形へ帰る友人と一緒に新幹線に乗るとの事。北海道紋別郡湧別町から今朝牡蠣が予定どうりに届きました。悪天候の中仕事といえ湧鮮館さん運送屋さん有難く思います。プロの仕事ですね。次女が牡蠣を好きな訳ではないのですが勝手に取り寄せしてささやかに楽しみたいと思います。
バラの全国販売を始めて二年目になります。お客様から丁寧な届きましたメールを送って下さると本当にうれしく思います。
2005,12,23