chocolat et natto(チョコレートと納豆)

三十路女の「食うたら」日記

1日1枚のクリスマス気分

2008-12-18 | Weblog
今年は例年以上にクリスマスムードがないワタクシですが、
それではあまりにも可哀相になりましたので買ってあげることにしました。
「シュトーレン」です。
ドイツのクリスマス菓子。
実家にいた子供の頃に父からもらったことがあるのですが
それは確か、すでにスライスされていた記憶があります。
本当はこうやってかたまりを買って1日一枚ずつ自分でスライスして
クリスマスを待つのだそうですね。
このシュトーレンは近所のおいしいパン屋さん「ココペライ」のもの。
さっそく帰ってきて食べてみました。
思わず、1枚で足らず2枚、いってしまいました…
その直後、ハッ!としました。

ドイツ中の老若男女、子供たちもきちんと守っている、
ドイツ人が培った「1日1枚」という文化。
これさえもワタクシはいとも簡単に破ってしまった!食欲にかまけて…
繰り返しますが、ドイツ人の老若男女はきっちり守ってきたであろうに、
いきなり異分子のワタクシがアッサリ破ってしまった…
それくらいの破壊力をワタクシの食欲がもっている恐ろしさよ…オヨヨ

かなり凹みました。
でも助かりました。
ドイツ人が「1日5枚ずつ」、とか
はたまた「1回に必ず食べきる」などとというきまりを
作っていたら、ワタクシはホイホイとしたがってしまします。
セーブを促す習慣で良かったーホッ。
ワタクシのような意思のよわーい人間にはもってこいです。
にしても、
少しずつ食べながら、クリスマスを待つ…なんていうのは
ワタクシの中でのドイツ人のイメージにぴったりです。
ラテンな国では無さそうな文化!

やはり待つとご褒美があるらしく、
表面のお砂糖がしっかりと生地にしみこみ、
きょうはサクサクとした食感だったのですが
これが段々としっとり、あまーくなるんだそうです。

一気に食べない。
毎日1枚ずついただく醍醐味はやはりあるのですね。
コメント
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