「do you have an ice?」「no,i haven't」。この寒い時に、アイスクリームが食べたいのかと訊くと、「do you have an ace?」のことだった。トランプゲームの途中、飛び込んできた二人の会話で、「エースを持っているか」と、手の内を探っていたのだ。
「so cold to die!」、ジョギングして帰ってきた客人(shaun君30才)がいうので、「あまりに寒くて死にそうだ」と言っているのかと思ったら、「so cold today」だった。彼は朝6時半頃に起き、雨が降っていても、毎日短パン姿でジョギングに出かける。約1時間汗をかき、シャワーを浴び朝食というのが滞在中の日課だ。年末から寒い日が続き、ここ2週間私は走る気にさえならないでいるのにだ。
ニュージーランドの公用語は英語だが、英国語ではない。オージー・イングリッシュとも違う独特の訛りがある。日本人が学校で教わるのは、正確にはアメリカ語だから、早口でしゃべられると全く理解できない。娘に通訳を任せて、徹底的に日本語で相手することにしたが、老夫婦にはつらい試練の日々である。