暦の上では秋なのに盛夏と錯覚する日が続いている。熱中症で病院へ搬送された人の数も全国で4万人を超える記録的な数字のようだ。
昨夜、パースに住む娘から電話が入った。日本の猛暑の様子がテレビで報じられ、心配してのことだった。が、電話に出た妻は、「35度を超えた位で大騒ぎするなんて、こっちの人は笑ってるわよ。パースでは40度以上の日だって珍しくないもの」と言われた。
パースの夏は、気温が高くても朝夕は涼しいし、湿度が低く、日本のように蒸し暑くはない。今は冬だが、20度前後で過ごし易いようだ。
金沢では、猛暑日こそないが最低気温が25度を下回らない熱帯夜続きで、寝苦しい。しかし、チリの落盤事故で生埋めになっている人達や、道路が陥没し陸の孤島と化した天人峡温泉の宿泊客の不安を思えば、自力で危険を回避出来る状況にあることを有難く思う。