台風4号で通行止めになった国道1号線の復旧のめどが立たないので、予定を1日繰り上げ、金沢へ帰ることにした。21日、タクシーで湯本へ向かう途中、運転手が地元の人ならではの話をしてくれた。
去年の大震災以降、箱根では、到るところで異変が生じているそうだ。土地が陥没し、お湯が噴き出したところや、土砂崩れで木が根こそぎ抜け、地勢が変化した個所等、珍しくない状況だという。
「箱根は、どんどん変わって来ていて、本当に怖いよ。そのうち観光客が来なくなるんじゃないか」と、彼は嘆いたが、実際の景色を見ただけに、大げさな話しには思えなかった。
野鳥観察を兼ねて、9月に再訪する予定でいるので、箱根異変がおさまってくれることを祈らずにはいられない。