メディアの関心は、民主党の造反議員の処分問題や小沢氏の動向に移ったが、政局問題が我々の生活にプラスになる筈も無く、苦々しい限りだ。
民主党政権に対する批判は当然だが、3年前の民主党のマニフェストに書かれた”バラ色政策”を鵜呑みにし、埋蔵金や特別会計の廃止等で解決出来るとした主張を疑わなかった反省も必要だ。
「増税の前にやるべきことがある」との指摘は、その通りだし、消費税が高齢者や低所得者層に重くのしかかるのも事実だ。しかし、累積したツケを若い世代にまわさないことは、過去に恩恵を受けて来た者の責任であり義務だ。
増税は、私だって嫌だし、先日、届いた介護保険料の大幅な値上げ通知書に驚いてもいるが、世話になりたくないとの思いの方が強い。外国へ逃避するなら別だが、もう少し、自分たちの国を信じる努力をしたいものだ。最後は、野垂れ死にするしかない国なら諦めもつこうというものだ。