23日の桜島マラソンのレース後、鹿児島市内の城山展望台近くのホテルに1泊し、ホテル自慢の露天風呂から雄大な桜島と市街地の景色を見ながら、疲れを癒した。
翌24日、九州・山陽新幹線に乗り、新山口で山陽本線に乗換え、防府へと向かった。防府市は、山口県中南部に位置する人口10万人の中都市で、数多くの観光資源を抱え、落ち着いた街並みとともに魅力が多い。
私のお目当ては、防府天満宮と毛利氏庭園だったが、他にも周防国分寺や山頭火の生家跡等の名所がある。しかし、徒歩観光に出掛けてみると、その資源がうまく活かされていないようで、萩往還の道筋にある商店街は、シャッター通りと化していた。
来春の北陸新幹線開業時に、停車駅からはずれ拠点性を欠くと、歴史的価値は不変でも、観光客が来なくなると心配する事業主の思いがだぶり、複雑な気持ちになった。