政府観光局は、今年、日本を訪れた外国からの旅行客が、11月末で1,200万人を突破したと発表した。このまま推移すれば、年間で1,300万人を超える見込みとか。
ビザ発行条件の緩和や円安が追い風になり、政府が掲げる東京オリンピックが開催される「2020年に2,000万人」達成も現実味を帯びてきた。
イスラム圏からの観光客誘致に向け、ハラール食の提供や祈りの場を設ける等、知恵を絞るのも結構だ。しかし、日本人目線のサービスが外国人にとって、すべて歓迎される訳ではない。
一例をあげると、去年、パースに住む娘夫婦が帰郷した際、電車や地下鉄の優先席に若者が平然と座っている光景にビックリ。パースでは、そういった場合、学生なら学割の特権をはく奪される。
また、箱根の温泉で、夫君のタトゥーを見た入浴客が、フロントに電話して、追い出そうとした。私が一緒に入浴した時は咎められなかったので、彼は、「ナゼ?」としょげかえっていた。
「おもてなし」と軽々に口にするが、形式に走り肝心の心の部分がなおざりになったのでは、寒々しい。
ビザ発行条件の緩和や円安が追い風になり、政府が掲げる東京オリンピックが開催される「2020年に2,000万人」達成も現実味を帯びてきた。
イスラム圏からの観光客誘致に向け、ハラール食の提供や祈りの場を設ける等、知恵を絞るのも結構だ。しかし、日本人目線のサービスが外国人にとって、すべて歓迎される訳ではない。
一例をあげると、去年、パースに住む娘夫婦が帰郷した際、電車や地下鉄の優先席に若者が平然と座っている光景にビックリ。パースでは、そういった場合、学生なら学割の特権をはく奪される。
また、箱根の温泉で、夫君のタトゥーを見た入浴客が、フロントに電話して、追い出そうとした。私が一緒に入浴した時は咎められなかったので、彼は、「ナゼ?」としょげかえっていた。
「おもてなし」と軽々に口にするが、形式に走り肝心の心の部分がなおざりになったのでは、寒々しい。