何度か海外旅行を経験すれ気づくことだが、旅行代理店やガイドブックでは教えてくれないことが沢山ある。我が家の客人の目にうつった「見ると聞くとは大違いの実例」を幾つかご紹介したい。
ガソリンスタンドで給油中に携帯電話をかけている光景は、ニュージーランドでは禁止されている。引火性のあるものは携帯電話に限らず、使用を差し控えるのが賢明だ。
駅伝やラグビー・サッカーのテレビ中継中、スポンサーのアルコール・メーカーのCMが流れた。我々には違和感がないが、NZLでは酒のコマーシャルは午後9時前は一切禁止。理由は説明するまでもなく、青少年の飲酒対策だ。
旅行者には気になる「海外旅行保険」。最近、クレジット・カード付帯の保険でも、疾病補償するところが増えてきたが、大抵は傷害補償だけのところが多いので、ご自分のカード会社の約款を一度チェックしておくことをお勧めする。NZLでは、海外旅行者でも旅行中に病気になれば公的治療機関で無料。恩恵に浴したくない話だが。
ところ違えば文化も違うのは当然で、海外へ出かけるなら、日本流が通用しないと心得て謙虚でありたいものだ。さいわい、NZLでは日本人に対する印象はすこぶる良いそうだが、彼らには中国人・韓国人との区別はつかないことも心得ておきたい。