鍼灸院クラルテのスタッフ日記

院長・受付嬢・事務のおねえさん・掃除のおばさんを一人でやってるスタッフの日記です。
ゆる過ぎる頻度で更新。

救い方を探る本の旅(4)

2022-08-05 | 母ロス

「ギタンジャリ」(R・タゴール著)。

1913年ノーベル文学賞受賞の詩集です。
ラビンドラナート・タゴールは、インドベンガル地方の思想家・音楽家。
ギタンジャリとは、ベンガル語で “歌のささげもの” という意味だそう。

グリーフケアを学ばなければ、出会ってなかったな。
インド。詩(!)。
私のこれまでの人生で、ほぼ関わりのなかったジャンルだから。

そして今は、インド哲学を学びたくなってる(←大いに迷走中)。

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救い方を探る本の旅(3)

2021-05-05 | 母ロス

 

このところ、死についてよく考えます。
いきなり何を言い出すのか、って感じですけど
講座の課題で、死生観を問われることがありまして。

本の購入履歴がヤバめです。

生物はなぜ死ぬのか/小林武彦著(講談社現代新書)
Newton別冊 死とは何か 増補第2版
死とは何か さて死んだのは誰なのか/池田晶子著(毎日新聞出版)

今は「生物はなぜ死ぬのか」を読んでいるところです。
単純に面白いです。
やさしい、語りかけるような文章で、読みやすく解かりやすい。
これ、副題が「死生観が一変する現代人のための生物学入門」なんですが
確かに考え方が変わりつつあるのを感じます。

知識はヒトを救う。

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救い方を探る本の旅(2)

2019-05-23 | 母ロス

永遠のおでかけ 益田 ミリ著

著者の益田ミリさんは
同世代で大阪出身、なんとなく考え方が似ている(と私が勝手に思っている)ので
好きな作家さんです。

2年ほど前に、新聞に連載中のエッセイで
お父様を亡くされたあとの心情を、さらっと書かれてまして
本当にさらっとだったんだけど、読んで泣いてしまったことを覚えてます。

その辺をもっと深く描かれているのが、この本。
つまり電車の中で読んだらアカンやつです。

ちょっとびっくりしたのは
益田ミリさんも、お父様の死後1ヶ月ぐらいに
東京都庭園美術館で開催されていたボルタンスキー展に行かれていたということ!

私は母の死から2週間経った頃に、国立国際美術館でうっかりそれを観ました。
入った早々、動悸がして吐きそうになったので、これはヤバイとすぐに出て来たんですが
ミリさんは、ちゃんと鑑賞して、色んなことを感じ取っておられた。さすがだなあ。

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救い方を探る本の旅(1)

2019-05-10 | 母ロス

母ロスの症状、相変わらずです。
未だに、母がこの世にいないということがうまく呑み込めないのです。
心のどこかで、「たーだいまー」って帰ってくるんじゃないかなって思っています。
絶対ありえないのに。

で、自分自身という患者さんを、どうにか救いたいという気持ちで
関連本を読み漁っているのです。

ネット検索して、一番最初に読んだのがコレ。
悲しみ」とのつき合い方 ―大切な人が亡くなった時に読む本ー 星川 碧著

AmazonKindle(電子書籍)のみでの販売のようです。

著者がグリーフの経験者であり
具体的な乗り越え方も書かれています。
今、真っただ中にいる人へ、個人的におすすめです。

但し、電車の中で読むと、泣いちゃうので恥ずかしいです。


次は
母ロス 悲しみからどう立ち直るか 榎本 博明著

母ロスと言えば、の一冊。
帯に書かれているコピーがキャッチーです。

母の死を自分がこんなに引きずるなんて!
間違った悲しみ方をしていると、傷はもっと深くなる
こんな症状の人は「母ロス」に陥っている!
などなど・・・。

大いに期待して読み始めましたが、なんだろ、もひとつでした。
「母ロス」への対処、というより「母ロス」とはなんぞや、ということに視点を置いた感じです。
何%の人がこういう傾向となる、とか、この場合いくつかのタイプに分かれる、とか。
なので、今悩んでいる人ではなくて、将来なる恐れのある人が読むと良いかもです。
敵を知るという意味で。


今読んでいるのは
対象喪失―悲しむということ 小此木 啓吾

こちら、なんと初版が1979年。40年前のものです。
私の手元にあるものは、2019年3月15日35版。
読み継がれる名著、というわけでしょうか。

対象喪失なので、死別のみならず、生き別れ、身体の一部の欠損等
様々な喪失感について書かれています。
事例が第二次世界大戦中のものだったりして、まあ時代を感じさせますが
人間の感情ってものは、そう変わらないんでしょう。

講義での教材に使われる感じだし、実際そうなのかもしれない。
グリーフケアの団体のHPに推薦図書として載っていたものですから。
私、教材とか教科書の類いは、普段とても苦手なんだけど
夢中で読んでいます。やはり名著。

本の内容もさることながら、Amazonのレビューがいずれも秀逸です。

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過程を検証していく

2019-04-24 | 母ロス

我が家のエースで4番だった母が
突然、この世を旅立ってしまってから
10日経ちました。

私、典型的な母ロスに陥っています。
朝、目覚めて、母が亡くなったのが夢じゃないとわかると
絶望感に襲われます。

仕事中は忘れられます。
仕事があって有難いです。
くたくたに疲れて
バタンキューで寝てしまうのです。

仕事柄、今の私と同じような状態になってしまった方と
お会いすることも多いのですが
これまでは、きちんと寄り添えてなかったなと思います。
自分が経験しないと、なかなか人の気持ちを察することはできないですね。

さて、これから、どう回復していくのか
はたまた悪化していくのか。
乗り越えるために、何が有効か。
我が身を事例1として、検証していこうと思います。

折に触れて記していきます。
カテゴリーは「母ロス」。興味のない方は読み飛ばしてくださいな。 

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