リーディング

1週間前、先週の日曜日に
十三のシアターセブンで観てきました。

ケイシー療法の基となったエドガー・ケイシーの"リーディング"について描かれた映画です。
エドガー・ケイシーは、原因不明の失語症に陥った折
自分自身への催眠療法中に治療方法を語りだし、その治療によって声を取り戻すという
不思議な経験をしまして
以降、催眠状態に入るといつも相手がどこにいても、その肉体を透視し
病気の原因やその治療法を正確に述べるリーディングができるようになったのでした。

回想ドラマ（主演はセイン・カミュ。久しぶりに見た。）とケイシー療法で行う施術（ひまし油湿布等）
医師・実践者のインタビュー、そしてイメージ映像で構成。
観終わった後には、すっかり洗脳されていましたよ(笑。

映画を観るのに先だって
書籍「エドガー・ケイシー療法入門」も購入。（遅々としてなかなか進みませんが･･･）
ひまし油の扱いを考えて、治療所でもやっていきたいなあ･･･。

ヨギーであるＨ女史から教えていただいたのが
この映画を知ったきっかけ。
「エドガー・ケイシーって知ってます？」って聞かれて
「ああ！ケーシー高峰の元ネタ？」ってトンチンカンな返答して
キョトンとさせてしまったのは申し訳なかったです。

ちなみにケーシー高峰（Ｒ50）の元ネタはベン・ケーシーっていうアメリカのドラマです。

監督：白鳥　哲

日日是好日

公開は今週土曜日からですが
もう待ち遠しくって
先行上映(@テアトル梅田)で観てきました。

原作は森下典子（「典奴どすえ」など）の同名エッセイ。
映画化されたと聞いて、とても楽しみにしていたのでした。

お茶の先生（武田先生）役は先日亡くなられた樹木希林。
ちょっとイメージ違うかも（私の脳内では檀ふみをキャスティングしていた）って思ったんですけど
今となってはこの上ない。
やっぱり顔色は悪いし、ところどころ辛そうなんですが
存在感はものすごいです。
“一期一会”のくだりなんて･･･ずっしりです。

で、もちろん、黒木華はカワイイ。
武井咲とは違うタイプの着物美人ね。

途中、雨の音やら水のせせらぎやら
環境映像みたいなシーンが続いて、うっかりコックリしちゃったのは不覚。

監督：大森立嗣
主演：黒木華　樹木希林

カメラを止めるな！

この映画、低予算で製作され
当初は単館上映だったのが、どんどん評判を呼び
今や全国に上映拡大しているってので話題。

気にはなっていたけど、「ゾンビもの！？」という認識で
多分観ない･･･って思っていたところ
そうは見えないが超インテリＨ女史から
「おもしろかった。どこがおもしろかったかは、ネタバレになるから言えない。」
なんて感想を聞かされたもので
俄然、観てみたくなったのでした。

いやあ、おもしろかった。
どこがおもしろかったかは、ネタバレになるから言えないです。

---

前半は、ハンディカメラで撮影されていて、手ブレが多く
映像酔いをすることがあるそうなので
酔いやすい人は、あらかじめ酔い止めを飲んでおくか
手首にある「内関」ってツボに、あれば円皮鍼
無ければ米粒を絆創膏で留めておくと良いかも。

と、鍼灸師らしいことを言ってみました。

監督：上田慎一郎
出演：濱津隆之　真魚　しゅはまはるみ

この世界の片隅に

キネ旬の日本映画ベスト・テン1位というのが話題になって
興味はあるけど、アニメだしな･･･なんて思っていたら
そのセンスは絶対的なＭ嬢が
「必ず観るべき」なんて仰るもので
日曜に行ってきたのでした。

良かったなあ。
戦争中だって、日々の生活や営みがあって
本当に大切なものを失っても
やっぱり生きなくてはならなくて
それをくどくど描くんじゃなくて
行間は各々に委ねられて
途中からアニメだってことを忘れて観ていました。
残酷さや悲惨さも充分過ぎるほど伝わりました。

映画が終わっても涙がじわじわ
帰り路もじわじわ
晩、湯船に浸かりながらじわじわでした。

Ex Machina エクス・マキナ

ホーキング博士の「ＡＩの開発は人類の滅亡を意味するかもしれない」
という言葉が思い出されます。
で、このタイミングで
孫さんＡＲＭ社買収、なので震えます。

この作品、それほど話題になってなかったと思うんですけど
アカデミー視覚効果賞を取ってるし
米タイム誌の「2015年の映画トップ10」にも入ってるそうです。
あと、超カワイイＡＩ、エヴァ役のアリシア・ヴィキャンデルは
「リリーのすべて」でアカデミー助演女優賞を取った人ですね。

シネリーブル梅田で観ましたが
私が観た日(日曜日)は、ほぼ満席でした。

エクス・マキナ公式サイト

監督 : アレックス・ガーランド
主演 : ドーナル・グリーソン　アリシア・ヴィキャンデル