鍼灸院クラルテのスタッフ日記

院長・受付嬢・事務のおねえさん・掃除のおばさんを一人でやってるスタッフの日記です。
ゆる過ぎる頻度で更新。

タジン

2024-11-21 | 日記・エッセイ・コラム
母が亡くなって、5年半になりました。
しばらくは「間違いだったわぁ♪」とかなんとか言いながら
ひょっこり帰ってくるんじゃないか、など
あり得ないことを思っていたんですけど
時が経つにつれて、いろんな意味で母の気配が薄くなり
諦めがつきました。

そんなわけで、ようやく遺品の片づけを始めています。
ついでに自分の終活も。
(いや、気持ち的には、現役鍼灸師最高齢を目指しているんですが・・・)
で、「1日3捨」というものをやってます。
毎日、不要なものを3つ以上捨てるって断捨離です。

この「3つ」って数が絶妙でして
さほどプレッシャーにならず、かつ着実に成果を出せるって感じで
日々、実践中。
「これは本当に必要か?」って物(あるいは自己)と向き合う機会にもなっています。

先日、物置の奥から、新聞紙で厳重に包まれたコレが出てきました。
エミールアンリ製のタジン。

当時、勢いで買ったはいいものの、調理は母に丸投げ。
たしか、焼リンゴが2回ぐらい出てきて
その後、お蔵入りになっていたみたいです。
(Amazonの注文履歴を見たら、2010年2月で、なんと10年以上経ってた!)

母の焼リンゴが美味しかったことを思い出し
たまたま近所のラ〇フで紅玉が売っていたから
作ってみたらば、意外にも美味しくできて
さすがタジン!ってなりました。
お砂糖もバターも無しで、とっても甘く仕上がります。

以来、紅玉を見かけたら、すぐ買ってしまうのです。


さらなるクオリティ向上を目指し
カルバドス、高いけど奮発しちゃう?って思案中です。
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11月第1土曜 ー3ー

2024-11-11 | 
さて
来る道すがら
三丘園茶舗 が開いているのを確認していました。
ずいぶん前に、Sさんから教えて頂いたお店なんですが
日曜祝日が定休日の為、いつも閉まっていて。
ようやくチャンスが巡ってきました。

逸翁美術館を後にして、向かいます。

雨はますます激しく
傘さしてる意味がないぐらいの状態。
スニーカーにも雨水が入って、シュポシュポ鳴らしながら
必死で歩きます。
ところが、あまりにも前進することに必死で
一旦、通り過ぎるという・・・。
かなりの距離を行ったところで「あれれ?」と
引き返しました。

これはもう執念です。
壺切抹茶を入手。


お店の人に
「雨宿りしていかれたら?」
と言って頂いたけど
一刻も早く帰った方が良い、という直感が働きました。
結果、正解でした。
(阪急電車はどうにか動いていましたが、JR宝塚線は運休になりました)

三丘園から阪急池田駅までの間にも
容赦なく雨は降り続け
とうとう妖怪ぬれねずみの様相に。
すれ違う人から二度見されつつ、帰途に就きましたとさ。



三丘園のお茶は、爽やかで軽やかな味わい。
大変おいしゅうございました。

(了)
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11月第1土曜 ー2ー

2024-11-06 | アート・文化
さて、逸翁美術館の展示は、というと

漆工・三砂良哉。

武者小路千家や小林一三と繋がりのあった漆芸家。
絵画的で精妙優美な作風、とのことで
逸翁好みもたくさん出ていました。

印象に残ったのは、弘入作の黒樂茶碗「残雪」。
一三の娘が、落として割ってしまい
あまりに泣くので不憫に思って
良哉へ修繕を依頼したもの。
かなり粉々になっていたのを、漆で丁寧に接いで(継いで?)直してあります。

大事なお茶碗を割ったとなったら
普通ぶっ飛ばされそうだけど
怒られないどころか、“不憫に思って” ってまぁ!
そんなエピソード付きの一品でした。

「漆芸礼讃 -漆工・三砂良哉-」
 逸翁美術館                    
2024年9月21日(土)~11月24日(日)

(あとちょっとつづく)
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11月第1土曜 ー1ー

2024-11-05 | 
せっかく休んでいるんだから、何かしなきゃもったいない”と
むやみやたらに動き回る、第1土曜です。

逸翁美術館 へ行ってきました。


この日は IKEDA文化DAY
観覧が無料の上
大茶会(!)が催されるってことで、いそいそと。





写真ではわかりにくいんだけど
土砂降りの雨。
そのせいか、お客さんが少なくて
私の入ったお席は贅沢にも
大小庵(小間)での一客一亭、となりました。

一人だったので
半東さんといっぱいおしゃべりできました。
お道具も秋の風情の素敵なもの。
恐る恐る「お茶碗の写真撮ってもいいですか?」と尋ねたところ
ウィンクしてくださったから、ありがたく。

楽しかったー。

(つづく)
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