ただいま開催中の
第51回京都非公開文化財特別公開 。
昨日、「信行寺」に行ってまいりました。
伊藤若冲の天井画「花卉図」が見られるお寺です。
今回初公開とあって、初日は2,000人が訪れたらしい。
土日はもっと混むかな・・・って懸念はしてたけど
やっぱりすごい人出でした。
午前中、ヤボ用を済ませて、京阪電車に乗ったのが1時過ぎ。
2時過ぎに三条へ到着して、東大路通をてくてく歩きます。
あちゃ・・・遠くからでも並んでるのが見える・・・。
門の外に長蛇の列です。
最後尾に付けると、どんどん後ろにも列が伸びていきます。
結局、境内に入ることができたのは20分後でした。
そこからまた待つこと20分。
ようやく本堂へ上がります。
こじんまりとしたお寺で、広くはない本堂に100人ぐらいの人を正座でぎっしり詰め込みます。
一度座ったらもう身動きがとれないくらいです。
居場所を確保して、天井を見上げますが
曇り空だからか暗くてよく見えない。
ところが、お話上手な住職さんがレクチャーをして下さると
見えにくかった天井画もとたんにイキイキと目に飛び込んできます。
牡丹や菊、菖蒲などから
当時は珍しかったであろう、ハイビスカス、ヒマワリ、サボテンも
38cm角の中の円形にキレイに描かれています。
お話が終わって、10分くらいは自由に見て回れるので
自分のお気に入りの図を見つけたり
御本尊の阿弥陀如来様にお参りしたり。
トータル約1時間の滞在でした。
ただ今回初めて扉を開放したせいで
風や光や、幹線道路の振動が影響し
唯一無傷だった撫子の絵に、ひび割れが入ってしまったそう。
住職さん、無念の表情でした(観客からも悲鳴が上がりました)。
もしかすると天井画の状態で見られるのは最後かもしれません。
ご興味のある方はぜひ!