戊の回(#5)
『堕天刑事』
「一体何が起こってるんだ。ここは警察だぞ。
・・・お前、何か知ってるんじゃないのか?」
「あたしは何にも知りませんよ!
ただ・・・あたしたち、
気をつけないと消されるかもしれませんなぁ~。」
一方、病院の一(ニノマエ))は、
海野のところで里中梨花の住所を入手。
瀬文はSIT時代の先輩・里中と会う。
里中はSITを退官し、現在は輸入会社に勤務してるとのこと。
色々話をし、里中が締めに親子丼を食べるかと言い、
瀬文が注文すると、もうなくなったと。
ひとりで11人前食べた人がいると言われ、
振り返るとそこには当麻が!!
がっつく当麻に「ウマいのか?」と。
そして背後から殴る瀬文。
当麻とやり取りしているところに里中が。
「知り合いか?」
「いえ、知りません。」
解散する3人。
「じゃあね、当麻ちゃん。」
「お疲れサマンサです~。」
「スイヘ~リ~ベ~ボクノフネ」と帰って行く当麻。
その姿を見ながら里中が言う。
「あの子、お似合いじゃないか。」
「だとしたら、撃ち殺して下さい。」
瀬文に結婚して普通の幸せを勧める里中。
しかし瀬文は決着つけたい事件があると・・・
「もう見舞いには行くな。」
「どうしてですか?」
「過去は過去。
前を向いて生きて行かなきゃ、お前の人生がヤバイからさ。」
翌朝、ミショウに公安の課長代理がやって来た。
潜入捜査官が5人も死んだと。
死因は病死。
肝心なことは教えず、ミショウには真相解明だけを依頼。
カルテの偽造はなし。
しかし5人が健康診断を受けていることに引っ掛かる当麻。
またミショウにやって来た課長代理とその部下たち。
瀬文にIDを使い、公安の超高度機密データベースに
ハッキングしただろと。
しかし瀬文はそのデータベースすら知らなかった。
けどそんなことはお構いなしに、
瀬文を連れて行こうとする公安連中。
「瀬文さんにそんな知能犯みたいなこと出来ませんよ。
瀬文さんは肉体バカで
ハッキングの知識はありません。」
瀬文のIDカードをコピーして情報を盗んだんだと。
コピーした奴に心当たりはと聞かれ、
知らないと答える瀬文だったが・・・
里中の自宅へ行く瀬文と当麻。
梨花がジェニファー氏病だと知らされる。
それを聞いて瀬文は涙を流す。
「幸福なんて、砂の城より儚いものですよ。
瀬文さんだって、
一瞬にして人生滅茶苦茶になったでしょう。」
「お前はどうなんだよ。」
過去を思い出す当麻。
前は可愛い格好もし、ネイルもキラキラな当麻。
そして元彼・地居からプロポーズされていた。
その後、一を逮捕。
自分の手に手錠をかけ、
もう一方を一にかけたその時、
爆発が起こり・・・
当麻が目覚めると一は消え、
婚約指輪をしたままの当麻の左手が斬られていた。
「失ってしまったものに
思いを馳せても仕方ないです。
私達警察が守るべきなのは他人の幸せです。
今回は多分、里中さんの家族の幸せです。」
「それは俺が守る。
何か少しでもいい方法があったら、
なんでもいいから教えてくれ。
頼む。この通りだ。」
頭を下げる瀬文。
「私情は禁物です。でも・・・はい。」
当麻が野々村のIDを使ってハッキング。
「僕のID使ったら、僕が捕まっちゃうんじゃないの?」
そのハッキングで驚くべき事実が。
なんと里中は現役の潜入捜査官で、
殺された5人と同じミッションだった。
おまけに冷泉のことまで調べていた。
二重スパイ?
当麻は瀬文とまた里中の家へ行き、
妻に話を聞いた。
そこで白い口髭の老人のことを聞く。
「あれ、やっとけ。」
瀬文に言われ、いつもの儀式の準備をする当麻。
「ヤダなぁ~、今回・・・」
儀式の開始。
「いただきました。・・・そろそろここも危ないか。」
まだ仮説だと瀬文と野々村に話す当麻。
病を処方することが出来るSPECを持った人物がいると。
そう考えると辻褄が合うと当麻。
5人を殺したのは里中への脅しで、
目的は里中を使って冷泉を拉致誘拐させることらしい。
当麻は冷泉が収容されていると思われる施設を特定。
里中たちが施設に侵入。
そして瀬文と里中は銃口を向け合う。
「先輩に俺が撃てますか?」
「勿論撃つ!!」
「命、捨てます。」
「捨てねぇよ!!
お前も子供を持てば分かる。
さあ、冷泉の居場所を教えろ!」
「出来ません。」
「子供の命がかかってるんだ。頼む!!」
「俺は刑事です。
あんたも刑事だろうがっ!!」
逃げる里中たちだったが、警察に囲まれ降伏。
そこに当麻と野々村も現れる。
瀬文に病を処方した奴の名前を聞かれ、
答えようとした時、里中は撃たれる。
瀬文が駆け寄り、絶叫。
そんな瀬文を見つめる当麻。
安置されている里中。
潜入捜査官の死は、家族にも知らされない。
「この亡骸に奥さんと子供を会わせるのは
残酷すぎるだろう。
残酷すぎる真実は知らない方がいい。
わたしたちがやることは他にある。」
屋上にいる瀬文。
そこに当麻がやって来る。
「死は常にそこにある。
里中先輩の死は、罪に見合った罰だ。
ただし、里中先輩の妻や娘には罪はない。
俺は、命にかけても二人の幸せは守る。
梨花ちゃんの命を必ず救う。」
「私情は禁物です。でも・・・はい。」
衝撃の事実!! ∑(゜Д゜;)
まさか左手がなかったとは・・・
さすがにあれはショックです。
ちょっと酷すぎじゃないですか?
スッパリ斬られてる感じでしたよね・・・(-_-;)
瀬文も先輩があんなことになっちゃって・・・
今回はショックなことだらけ。
そういえば当麻の小奇麗な格好には驚きでした。
なんとなく前から今みたいな格好なんだと・・・(‐∀‐;)
今回はいつにも増して
加瀬さんの魅力満載だったような?
やっぱ加瀬さん好きだわ~。
甲の回(#1) 乙の回(#2) 丙の回(#3) 丁の回(#4)
本屋の森のあかり 8巻 / 磯谷友紀
寺山がソウル支店へ異動になった!
あかりに向き合おうとし始める寺山だったが、
あかりは想いをふっきろうとしており、
二人の距離はどんどん遠くなる…。
逆に、近づいていく緑とあかりの距離。
そんな中、寺山に想いを寄せる潮見は強行手段に!?
波乱の最新刊!!
激動の第8巻!! (笑)
潮見が思いの外グイグイ押した。
頼むから3人の微妙なバランスに波風立てんでくれ・・・
と思ってしまったよ。
あんなグイグイ来られて、
あかりのことも上手く対応しきれない杜三さんは、
一体どうするんだろうか?
緑くんは緑くんで微妙な嫉妬心?
つけこんでもいいと思うけど・・・
緑くんはしないか(笑)
しかし・・・みんなじれったいな!!