第7話
『解ける謎 新たな敵へ』
堂島から渡された次のターゲットの資料は宇喜田だった。
だから堂島は芽衣子に手詰まりだと言ったのだ。
そしてそこには溝口と会っている宇喜田の写真もあった。
芽衣子は堂島に電話をかける。
「ずっと復讐を続けていれば、
必ず向こうから仕掛けて来るって分かってた。」
これは手詰まりなんかじゃない、
これからだと伝言を残す。
真島は通り魔の持ち物を鑑識に回すよう万里に頼む。
そして三輪から電話があったことを話す。
真島は芽衣子を犯人に仕立て上げた黒幕は
警察関係者にいるのではないかと。
真島は宇喜田に直接揺さぶりをかける。
15年前の事件担当だったのに、
資料には宇喜田の名前はないと。
あの事件は冤罪だという噂があったのを知ってたかと。
事件をきっかけに異例の出世をしてることを
突きつけた真島。
芽衣子がサロンを出るとそこに芽衣子宛の封筒が・・・
三輪からだった。
真島は万里と待ち合わせ。
今後本庁ではこの話はしない方がいいと。
不審な自殺を遂げた4人全てに赤い封筒や包装紙があった。
しかも黒い羽つきのものだと万里。
その時、真島に三輪から呼び出しの電話が。
芽衣子は車に乗ってから封筒を開けた。
中には三輪名義の預金通帳と印鑑が入っていた。
預金は芽衣子が服役した頃から。
三輪からの手紙が入っていて、
芽衣子には本当に申し訳ないことをしたと書かれてあった。
宇喜田を待っていた溝口。
宇喜田は辺りを窺いアパートに入る。
溝口に盾突く奴から始末しろと言う宇喜田。
真島は三輪と会う。
三輪は自分の報告書が偽造され、
芽衣子を犯人とする証拠が捏造されたのを知りながら、
出世と引き換えに見過ごすことを
宇喜田から持ちかけられたと話す。
「俺は、彼女に代わって復讐することにした。
自殺した4人は全部自分がやった。」
「どうしてそんな嘘つくんですか!?
庇ってるんですね?」
「真島、頼む!!
俺はあの子に普通の人生を送らせてやりたいんだ!!」
真島の部屋へ万里がやって来る。
冤罪の捏造には宇喜田が絡んでたと真島。
そして宇喜田の背後にはもっと大物がいると。
自殺事件は芽衣子の犯行の可能性が高まったと万里。
「事実から目を背けないで。」
真島は芽衣子のところへアンを引き取りに行く。
芽衣子に話があると言った真島は、
自分が刑事だと告白。
「どうしても君には知っていて欲しかった。
嘘をついていたくなかった。」
「嘘をついていたのは、
私に前科があるからですか?
それとも警察が嫌いって言ったからですか?」
「違う。
捜査をしていたからだ。
今、一連の不審な自殺事件を調べている。」
調べてるうちに捜査上に芽衣子が上がり、
しかも冤罪の可能性があることも分かったと。
「申し訳なかった。
でも全てが嘘な訳じゃない。
聞かせてくれ。
一連の事件、君の仕業なのか?
刑事としてではなく、
ひとりの男として真実を知りたいんだ。
答えてくれ。」
「そんなこと・・・私は知りません。」
「分かった。
俺は君を信じる。」
真島が出て行った後、芽衣子は涙を流す。
「ここで終わらせる訳にはいかないんです。
すいません。」
真島の部屋で待っていた万里。
そこへ溝口が入って来て万里を襲う。
三輪は宇喜田に電話し埠頭の倉庫に呼び出す。
翌朝、芽衣子が宇喜田に電話。
「あんたを今いる場所から
引きずり降ろしてやる。
楽しみにしてなさい。」
宇喜田は呼び出された倉庫へ。
冤罪の捏造を公表するよう言う三輪に
銃を構える宇喜田。
その映像を陰からカメラで撮っている芽衣子。
溝口を埠頭の倉庫に呼び出す宇喜田。
倉庫に行く途中の溝口を見かけた鶴見は、
真島に電話する。
溝口は埠頭の倉庫に。
鶴見は電話で場所を教え、
真島が来るまで見張っていると電話を切る。
その途端、溝口に襲われる鶴見。
三輪と鶴見は縛られていた。
溝口に好きにやれと言い、
灯油が入ったポリタンクを置いて出て行く宇喜田。
宇喜田が車へ戻ると赤い封筒が・・・
溝口と会う宇喜田の写真を、
捜査一課に送ったとの手紙だった。
そこへ真島が到着。
灯油を被るよう真島に言う溝口。
「見たいんだよ、人が燃えてるとこ。」
灯油を被った真島。
「2人を放せ!」
「命令するのはこっちなんだよ!
マッチ拾え。火点けろ。」
真島がマッチを擦ろうとした時、パトカーが!!
「また助かっちゃうんだ。
運がいいね、真島さん。
じゃあ、お先。」
真島が追いかけようとすると、
早くしないと三輪が出血多量で死ぬよと言い
出て行く溝口。
芽衣子の犯した罪は全て自分が償うと
手紙に書いていた三輪。
大きな核心に迫った時は、
信頼出来る部下・真島を頼るといいと。
『彼なら、あなたの痛みをきっと理解し、
力になってくれるはずです。
お願いです。
あなたの人生を生きて下さい。』
真島の手を取る三輪。
「あの子を・・・頼む・・・」
そして息を引き取った。
芽衣子は堂島に電話。
「堂島さん。
とうとう宇喜田を追い詰めた。
だから、もっと情報が欲しい。
私を襲った溝口猛・・・」
なんてこった~!!
結局三輪さん死んじゃうのかよ~。
証言する人がぁ・・・
三輪さん、何か証拠を残しておいてくれてるといいんだけど・・・
ってか三輪さん!!
宇喜田に会うのに無用心すぎじゃないですか?
予想出来たでしょうに・・・(‐∀‐;)
あとさ、自殺者の現場に赤い封筒とか、
指紋調べないの?
芽衣子、素手でめっちゃ触ってますけど?
相変わらず詰めが甘いわ。
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/ 原作・天樹征丸 漫画・さとうふみや
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(上)
絶海の孤島「恋琴島」を舞台にした
宝探しの番組に参加することになった金田一少年。
謎の天才物理学者の館「錬金術館」で、惨劇の幕は上がる!
テレビクルー達が次々に殺害され、
彼らを殺した仮面姿の「錬金術師」は、
巨大な凶器とともに忽然と姿を消す!
そして疑惑の目は速水玲香に向けられる‥!
(下)
「賢者の石」が玲香を救う!?
館に潜む謎を解いた時、
冷酷残忍な殺人鬼「錬金術師」の仮面は剥がれ、
真犯人が姿を現す!
■空飛ぶ密室、旅客機で起こった殺人事件。
殺されたのは乗客の命を預かる機長だった!
明智警視も登場の傑作短編「高度1万メートルの殺人」も同時収録。
なんか物足りなかったなぁ・・・
もうちょっと何か欲しかったかも。
あ、でも最後にあの人が出て来たことにビックリ!!
すっかり存在を忘れていたからさ~(笑)
そして同時収録の明智警視にもビックリだったわ。
あんなことまで出来るなんて・・・
凄すぎるぞ!!
そんな明智警視に欠点はあるのか!?